ココア独特の甘い香りで心身の緊張が和らぐ

アロマ効果もあるココアの甘い香り

小さい頃から大のココア好きで、コーヒーや紅茶より、ココアを飲む機会が多かった私ですが、毎日のバスタイムで「ココア風呂」を楽しむようになったのは、半年前からです。ココアの魅力は、なんといってもその香り。
ココア独特の甘い香りを嘆いでいると、なんとなくホッとして、リラックスした気分になりますよね。「ココアをお風呂のお湯に入れて、この香りを楽しんでみたらどうかしら?」ココア風呂を始めたきっかけは、そんな単純な思いつきなんです。
もともと私は、アロマテラピー(芳香療法) に関心があり、ストレス解消にいろいろな香りを利用しているのですが、ココアの香りには、アロマテラピーとしての効果が十分にあると思います。
翌日、仕事で大きな仕事を抱えたりしていて寝付けないときにはアロマオイルを入浴の時に使ったりして体の緊張をときほぐし、就寝前にココアを飲むとぐっすり眠れます。

眠れない | アロマテラピーの効能・効果

ココア風呂につかりながら1日のストレスを解消

声優という仕事柄、精神的な緊張を強いられることが多く、ストレスが溜まりやすいんです。そんなとき、湯船の中に少量のココアパウダーを垂らし、お風呂につかりながら、甘くて優しいココアの香りを喚いでいると、心も体もリラックスして、1日の疲れが癒されていくのがわかります。飲むだけでなくバスタイムにココアの香りをかぐととてもいい安らぎます。ココア風呂に入るようになってからは、寝付きもよくなり、しっかりと熟睡できるようになりました。
今では、ココア風呂に入らないと一日が終わらない、そんな感じです。

アトピーにも効果抜群スベスベの肌を実感

最近、ココアのさまざまな効用が話題になっています。ココア愛飲歴の長い私の体験からいわせてもらうと、ココアには香りによるリラクゼーションのほかに、肌の調子を整える効果があると思います。私は軽いアトピー性皮膚炎で、以前は肌のかさつきやかゆみなどの症状に悩まされていました。でも3年前、帰宅後に1杯のココアを飲むことを習慣にしてからは、症状がグンと軽くなりました。

効果が実感できたのは、ひと月ほど経った頃から。カサカサしていた肌は潤いを増してスベスベになり、かゆみもしだいに気にならなくなりました。
最近では、心なしか皮膚が強くなってきたような気がします。

連日、深夜までの収録で寝不足が続いても、ココアを飲んでいれば、肌が荒れることもありません。心身ともにリラックスさせて、安らぎを与えてくれると同時に、肌の調子も整えてくれるココア。改めて、ココアの意外な効用に驚くと同時に、大満足している私です。これからもずっと、ココアとの素敵なつきあいを続けていこうと思っています。

イギリスでも人気のココア

虫歯予防にココア

イギリスといえばすぐに紅茶をイメージされるかもしれませんが、12歳以下の子どもたちは、ほとんど紅茶もコーヒーも飲ませてもらえません。赤ちゃんや幼児はミルクを、それ以上の子どもにはココアか麦芽飲料の場合がほとんどです。

紅茶は、子どもたちにとって、少し刺激が強すぎますし、香りを楽しむにはまだ早いからです。ココアには、日本と同様にまったく甘味料の入っていないものと、甘味料のたっぷり入ったココアの2種類があります。今年4歳になる長女には、甘味料の全く入っていないココアを熱湯で溶き、そこに温めたミルクを加えて飲ませています。けれども、2歳になる長男は、甘味料入りの甘いココアでなければ飲まないので、これからは、お姉ちゃんを見習って慣れさせていくつもりです。

虫歯のない強い歯

日本でもイギリスでも、甘いお菓子が大好きな子どもたちの天敵は虫歯です。我が家ではいつもおやつにチョコレートやケーキを食べさせているわけではありませんが、子供たちはやはり甘いものが大好き。「OK」といえば、いつまでも食べていたいようです。

虫歯はなってからでは遅いので、その予防にも、私は子どもたちにココアを飲ませるようにしています。ココアが虫歯予防の効果をもっていると教えてくれたのは、近所に住んでいたイギリス人の友人です。

最近の研究で虫歯の原因となる成分をココアが阻止するということがわかったというのです。もちろん、甘いココアではダメとのことです。子どもたちには、虫歯にならないよう歯磨きのブラッシングも教えていますが、歯磨きの途中で遊びだしたり、なかなか歯の間や奥歯までをきれいにすることは難しいのです。幸い朝食やおやつのときに、いつもココアだった子どもたちは、虫歯が1本もなく、これまで歯科医院には検診でしか行ったことがありません。

成長期にかかせない

それにココアは食欲を増進させ、成長を促すともいわれています。12歳の息子がいる友人の家では、「身長を伸ばすために、毎日ココアに1リットルのミルクを入れたココアミルクが彼の胃袋に消えてゆくんだ」と、苦笑いしていますⅦ成長する子供たちにとって、これからもココアは欠かすことのできないパートナーになってくれそうです。

朝晩のココアで冷え症、低血圧が改善

年々ひどくなる冷え

ここ数年来、冷え性がひどくなって因っていました。夏でも足が冷えて、冬になると足先が冷たくて布団に入っても眠れないんです。ソックスを履いてもなかなか温まらないので、電気毛布なしにはとても夜を過ごせませんでした。

ですから毎年冬が近づくと憂鬱で、なんとか冷え性を直せないものかと、薬用酒を飲んだり、血行をよくする運動をしたり、いろいろと試みてみましたが、どれもそれほど効果が見られませんでした。おまけに低血圧なので、朝起きるのがつらくてたまらないのです。

朝、晩のココアで食欲アップ

そんなときに、テレビで知ったのがココアでした。ココアにいろいろな効き目があるというのはとても意外でしたが、ダメでもともとだと思って、あまり期待しないで試してみることにしました。

飲み方は、テレビで紹介されていた、ミルクココアに卵黄を加えたココアシェイク。低血圧で、朝全く食欲のない私も、これならなんとか飲めるので、毎日欠かさず飲むようにしました。それに、夜寝る前にもココアを飲むようにしました。ココアを飲むと体が温まるし、気分も落ちつき、よく眠れるんです。

すると、不思議なことに1ヶ月ほどすると、朝、食欲がでてきたんです。ココアシェイクだけではなんだかものたりなくなって、トーストを1枚を一緒に食べるようになりました。食欲が出てくると、朝の目覚めもだんだんよくなってきました。
目覚めがいいのは、夜ぐっすり眠っているからで、考えてみるといつの間にか足の先の冷たい感覚が、薄らいできているのです。電気毛布がなくても、ソックスだけで眠れるようになりました。今年は1月、2月と厳しい寒さが続きましたが、いつもの年と比べてそれほど辛いと感じることがなかったのも、ココアのおかげだと確信しています。

また、私が夜寝る前にココアを飲んでいるのを見て、主人も一緒に飲むようになりました。今では夜のココアタイムが、ふたりの大切な会話の時間になっています。辛党の主人はココアにちょぴりウィスキーを入れて飲みます。
これがなかなかいけるそうで、寝酒代わりに楽しんでいます。これからは、ココアの飲み方も工夫しをていろいろなバリエーションに挑戟してみたいと思っています。ココアを使ったお菓子づくりも楽しそうですよね。ココアと出会ったおかげで、冷え性がよくなったばかりか、新たな楽しみもできて夫婦共々とても喜んでいます。