ココア 効果 現代人にココアが必要な理由

ココア 効果 現代人にココアが必要な理由を紹介します。ココアの栄養素がどのように体に作用するかがとても大事なポイントです。特に現代人に必要な理由があります。

ココア 効果 単独の栄養だけ「いい、悪い」は判断できない

ココア 効果
ココア 効果

ココアに成人病~ガンまで有効な成分が含まれることは最近になったわかったことです。なぜ、ココアが現代の日本人に有効であるか?を考えるにあたっては私たち日本人の生活と食事の歴史を振り返る必要があります。

日本人はもともとご飯、味噌汁、野菜の煮付け、そしえて時々魚を食べ、一方で農作業のような非常に過酷な労働をするという生活を続けてきました。百年と言わず50年ぐらい前までは現代の十倍以上、体を動かし、しかも低栄養の食事をするのが一般的でした。

こういうった環境の中では体力が消耗したときに特定の栄養素をとることで劇的な効果が期待できました。

  • うなぎを食べると精がつく
  • 朝鮮人参が効く
  • にんにくは元気がでる

などはこうした時代の体験であって必ずしも現代にそのまま通用するわけではないのです。

また、体を使って農作業などをしたため多くの塩分を必要としました。よく、塩分摂取と脳卒中の関係を指摘されますが、脳卒中は過剰な労働の結果おきたことで必ずしも「塩分だけが原因」ではないのです。
つまり栄養というのは単独で「善し悪し」が判断できるものではなく環境との関わりの中で考えていかなければならないといことです。

ストレスの多い現代社会でココアは最適のバランス食品

現代社会では肉体労働が減ったかわりに過剰な脳労働が求められるストレス社会となりました。また、加工食品が増えて清潔な食べ物が手軽に手に入るようになった一方で食品添加物も急増しました。

人間の体は長い時間をかけて低栄養、重労働に適応したきたわけですが、わずかの間に環境はまったく変わってしまいました。どういった食事が健康でよい老後を暮らせのか?」を模索しているのが現代なのです。
こうした理由から従来では栄養とみなされていなかった成分も生活の上では欠かせないものになってきています。その代表的なものにカフェインなどの神経に作用する成分やアロマなどの香り成分です。

仕事の前にコーヒーを飲まないと集中できない人や逆に仕事の後のバスタイムにはアロマなどの香りがないとリラックスできない人が増えているのはこういった理由からなのです。

精神を安定させリラックスさせるココア

ココアはかつて低栄養だった時代には即効性のある栄養価の高い食物とされていました。「神々の食べ物」として理解されていたカカオですが、もともとは「神々に捧げる穿刺の食べ物」に由来しています。
アステカ王国の時代に戦士たちの体力増強と疲労回復剤として用いられていたのです。

現代では、速効の疲労効果を期待することはできませんが、別の意味でココアは現代社会にマッチした成分を含んでいるといえるでしょう。古くから食用に利用されて害のある成分も含んでいないことを考えると添加物を含んでいる加工食品に比べてもココアのほうが安心できます。

ココアには、テオブロミンというカフェインと同じアルカロイド類が含まれています。しかし、目覚まし効果の高い化フェンと違ってテオブロミンはむしろ神経を安定させる方向に作用します。また、香りもほんとする神経の休まるにおいで落ち着きます。

バランスのとれたミネラル

ミネラルバランスがとれている点においても現代人には合っているといえます。なかでも鉄分とカリウム。この2つは日本人に不足しているミネラルです。幼児の10%、20~30代の主婦のおよそ30%が貧血だというデータがあります。

鉄分は、小魚や動物の内臓に多く含まれています。昔のように小魚をたくさん食べていた時代には自然と鉄分摂取もできていたいのですが、内臓をとりさってキレイになった魚を食べる現代では鉄分は不足してしまいます。

カリウムには過剰なナトリウムを排泄する作用があり、カリウムとナトリウムをバランスよく摂ることはとても大切なのです。しかし、こちらの摂取量も減っています。当然、野菜にも含まれる栄養素ですが、昔に比べて減少しています。

ガンや胃がんの予防、コレステロールを抑制する

ココアの注目すべき栄養素にリグニンがあります。リグニンは繊維のような役割を果たし、水によく溶け少量で効果を発揮します。リグニンは吸着性がよく細かい突起のすみずみなで洗浄するようにして腸壁に付着している老廃物を取り去ります。

また、ココアには多用なタンニンが含まれていますがそのひとつであるポリフェノールには潰瘍やがんを予防する作用が確認されています。

ポリフェノールはワインがとても有名ですが、ココアのポリフェノールはマウスを使った実験ではワインのポリフェノールも効果的という報告もあります。
ワインにはアルコールが含まれ飲み過ぎは肝臓に負担になりますがココアなら心配ありません。

ココアは、現代人が不足しがちな成分を補い、安全性が確立されているのです。

●有機ココア(カカオ)パウダー100%

<有機JAS認定オーガニック>
ペルーの有機認定された農園で有機栽培されたカカオの実のみを使用しております。農園だけでなく加工工場においても有機認定を受けています。

原料の100%が有機カカオであることは嬉しいポイントです。
なぜならば、一般的にカカオは綿と同様に栽培には多くの農薬が必要だと言われているからです。
有機に認定された農園では農薬(一部農薬の使用が認められる場合があります)・化学由来の除草剤・化学肥料の使用が認められていません。

有機農園では、農園だけでなく収穫後から工場での加工に至るまで、有機栽培された収穫物と、一般的な収穫物(有機栽培では無い)が混同される事がないように隔てられた異なる場所で保管や加工をするように厳しく運営されています。

●非アルカリ化処理

この有機ナチュラルココアパウダーはアルカリ処理を行っておりません。
非アルカリ処理でも、本来のカカオ豆を楽しんでいただくために、上質なカカオ豆だけを使用してカカオ豆が持つフルーティーな風味を引き出す工夫を発酵から焙煎までの工程で丁寧に行っております。

アルカリ処理を避けることでより多くのカカオ豆の成分が残ることから、スーパーフードとしての価値が高まり、毎日お召し上がりいただきたい製品へと仕上がっています。

<アルカリ化とは?>
一般的にはペースト状のココアリカーの状態でアルカリを加えてアルカリ化処理をします。

カカオ豆は発酵した後に酸性が強くなりますので味に刺激を強く感じる場合があります。
アルカリ化によりこの強い酸性が中性に近づくので、まろやかで柔らかい味に変化すると共に、より水に溶けやすくなります。さらにそれだけでなく、本来は薄い茶色のパウダーの色がアルカリ化により濃い茶色に変化しますので見た目にも高級感が増します。
これらの理由により、世界中で一般的に市販されているココアの多くがアルカリ化されています。

しかし一方で、アルカリ化はカカオ豆本来の風味や成分が失われるというデメリットもあります。

●スーパーフードやサプリメントとしてお召し上がり下さい

昔は、チョコレートを健康や美容のために食べたり飲んだりしています。
最近では、チョコレートはスーパーフードやサプリメントとして見直されてきました。
なぜならば、チョコレートの主原料であるカカオにはポリフェノール・テオブロミン・植物繊維・ミネラルといった栄養素が多く含まれているからです。
スーパーフードとして健康や美容のために食べたり飲んだりしてご利用下さい。

ココア

ココアは精神安定剤

集中力が必須の受験勉強中のリラックスにココア

高校生の頃、受験勉強をしている合間によくココアで一息ついた思い出があります。ひたすら勉強だけするより、適度に休憩を入れた方が能率がいいんです。体を動かしていなくても、頭脳労働をしていると疲れを感じて、甘いものがほしくなります。

ココアには集中力を高めるという効果もあるんですよね。子どもの頃は、珠算の最年少チャンピオンになったこともあります。その当時は珍しくもあったのか、テレビ出演を依頼されて、あるテレビ番組に出演しました。緊張のためか、番組の中で出題された暗算問題を間違えてしまったんです。その時のアナウンサーの方が親切に私を慰めてくださったのが、今でも忘れられません。私がいろいろと悩んだすえに、アナウンサーという職業を選んだのも、あの時のアナウンサーの方の優しさが忘れられないからかもしれません。

疲れと緊張の体を癒やす

私の仕事は、中継やロケが主なので、暑い夏も寒い冬も外に飛び出していって、さまざまな情報を視聴者の方々にお届けします。現在はフジテレビ系列の「目覚ましテレビ」という番組で、北海道から全国に生中継を行っています。週に1度、列島村決というコーナーで北海道からのナマの情報を届けているのですが、冬は氷点下まで気温が下がり、体が冷えきって立っているだけで疲れてしまいます。生放送ということもあり、緊張感も一層高まる瞬間でもあります。
朝の5時5分と7時頃の2回、生中継に出演しますが、1回目と2回目の間にココアを飲むようにしています。ココアを飲むと、体が温まり、不思議と精神的にも落ちついてきます。また、深夜番組のロケで一日中外を飛び回って、会社に戻った後ココアを飲むと、ホッと一息つくことができます。ココアを小さい頃から飲んできましたが、精神的にも肉体的にもハードな現在の仕事の合間にココアを飲む機会がかえって多くなっているような気がします。
甘い物に目がない私は、油断をするとすぐ太ってしまうので、食べ物には気を付けています。体力が必要な仕事なので、食べないわけにはいかないし、食べ過ぎるわけにもいかないというジレンマに悩むこともあります。

しかし、ココアを飲むと、忙しい時はおなかの足しになり、甘い物を食べたいと思った時はお菓子の代用品になります。ココアは、コレステロールを下げる効果もあると聞いたので、これからも安心して健康と美容のために飲み続けていくと思います。

カカオの様々な効能

社内でもチョコレート担当は元気いっぱい

チョコレートとの出会いは、学生時代。私は陸上の400メートルの選手だったのですが、試合前日に、当時はまだ高価だったチョコレートをよく食べていました。そういうときは、成績がよかったですね。その後、明治製菓に入社して約40年、チョコレートやココアの生産、研究、商品企画に携わってきました。プロとしてチョコレートを食べ、ココアを飲んだりしてきたわけです。平均すると、普通の板チョコ1枚ぐらいに相当するカカオを、毎日食べ続けてきているのではないでしようか。

25年ほど前から出張で原産国に足を運ぶようになってから、今度は、カカオの歴史に強く引かれるようになりました。もともとマヤ文明に興味を持っていたことや学生時代にスペイン語を勉強していたことも影響したのでしょう。出張のたびに仕事の合間をぬって、カカオの歴史を訪ね歩きました。紀元前1100年ごろの地層から、すでにカカオの殻(カカオポット) の繊維が見つかっています。カカオはそれぐらい古い歴史を持っているのです。

リラックスタイムに欠かせないカカオ

カカオには、晴好品としては珍しく食物繊椎が豊富に含まれていることは、実は、20年ほど前から指摘されていたことです。4年ほど前、明治製菓の食料総合研究所の所長に就任してから、本格的にカカオの成分についての研究を始めました。きっかけになったのが、ココアバター。人間の体温に近い温度でさっと溶け、まるで、人間のためにつくられたかのような組成を持っていること、また酸化しにくい安定した油脂であることは、経験的に知っていました。

これらが研究の鍵になると考えたのです。大学の研究所の協力も得て、半年後ぐらいからさまざまなデータが出てきました。
この結果、ココアバターがコレステロールを下げる効果があることや、カカオにはアルコール性の潰瘍を防止する成分が含まれていること、ミネラルのバランスが非常にいいことなどがわかってきました。
古代メキシコでは、不老長寿の薬として珍重されたり、「神々の食べ物」と呼ばれたりしていたカカオですが、歴史が古く、それだけ長く食べ続けられている食物は人間に合うようにできているのだということを実感します。オフィスではコーヒーを飲みますが、自宅ではココア。冬は電子レンジで温めた牛乳でココアをつくります。夏は、冷たい牛乳でも溶ける冷用ココアをお勧めします。私が開発担当の責任者だったときに開発した製品ですから(笑)。とくに、仕事を終えて帰宅して、ほっと一息、というときには、やはりココアがピッタリだと思います。