自分で胃の不快感を感じる、膨満感や重圧感があったりして、上腹部に異常がある場合には、胃の病気を考える必要があります。
胃ガンは、さまざまなガンの中でも日本人には特に多いガンで、死亡率も増えています。性別では女性よりも男性のほうが多いそうです。ガンは年老いた人がかかるものと思われがちですが、30歳以下の若年層でも増えてきています。若い人だと転移や再発をすることが多く、ガンが進行するのが早くて、予後もあまり良くないといわれています。
気をつけたい胃ガンの症状
次のような症状がある人は、注意が必要です。
まずは食欲不振です。今までとは違って食欲が無くなり、好きだったはずのものさえあまり食べたくなくなります。そして、便通が悪くなります。次に、げっぷ。胃に溜まったガスが音と一緒に口から出ます。口臭も強くなります。これらの症状は、胃ガンだけでなく胃の病気全般にみられることです。
そしてさらに進むと、吐き気や嘔吐といった症状があらわれます。これは、幽門(ゆうもん)という胃の出口の部分にガン症状があらわれた時に起こります。幽門部の狭い出口に腫瘍ができて、胃の内容物の通り道がさらに狭くなって、上のほうへ逆戻りするためです。胃の入り口の噴門(ふんもん)部の場合には、食道に食べものがつかえる感じがあります。
胃ガンは、初期のうちにはあまり痛みを感じません。しかし、末期になるとお腹や背中に激しい痛みが出て、さらには全身に痛みを感じるようになるといいます。体重が減り、疲労感や貧血症状もあらわれます。
胃ガンとの関係があるという胃潰瘍やピロリ菌の感染による慢性胃炎などのうちから、どくだみを煎じたどくだみ茶を飲みましょう。胃ガンの予防対策として、胃潰瘍や胃炎をまず治していくことから始めましょう。