こしょう足湯でむくみが解消、脳の血行も促進

こしょうの香りには体が喜ぶ作用がたっぷり

お湯にこしょうを入れて足浴する「こしょう足湯」は、体をあたためて血行促進するだけでなく、さまざまな効能を期待することができます。その鍵は、足元から立ち込める香りにあります。

こしょうの独特の香りは、主に6つの香りの成分からなっていますが、どの香りにも共通した効能があります。それは、むくみの解消。こしょうの香りをかぐだけで、血行が促進され、新陳代謝が活発になり、余分な水分が排出されるので、むくみを解消するばかりか、むくみにくい体質にしてくれるのです。
また、こしょうの香り成分の10 は、リモネンという、みかんにも含まれる成分によるものです。リモネンの香りは、脳の血行をよくして、働きを活性化します。具体的には、決断力や意欲を高め、落ち込んだ気持ちを高揚させる働きがあります。記憶力を向上させる作用もあるといわれているので、ボケ防止にもいいでしょう。
さらに、リモネンをかぐだけで気分転換をすることもできます。ストレスでこり固まった心をほぐしたいときにもってこいです。

ほかの香りの成分では、フェランドレンは、せきを止めて痍を切りやすくしたり、βカリオフィレンは、体にたまった老廃物の排出を促す毒出し効果があるなど、こしょうの香りの効能は、枚挙にいとまがないのです。

中国では、実際にこしょう足湯が病気の治療に使われているようです。そのやり方を見てみると、こしょうを細分煎じたり、すり鉢ですりつぶしたりと大仕事。そこで今回は、両足が入る容器に、お湯を張って、こしょうを入れるだけです。
やり方は、
両足が入る洗面器などに40度に温めたお湯をくるぶしが隠れるぐらいの水位まで入れます。このしょうの香りが立ちこめるように、こしょうをお湯の張った洗面器に振り入れます。量は5~10グラム。20分ほど足浴し、途中がお湯がぬるいと感じたら熱めのお湯を足します。お湯の中で足の指をグーチョキパーと動かしたり足首を回すとより効果的です。

ゴマ油こしょうで肌の新陳代謝がアップ老化防止にも

相性抜群のゴマ油とこしょう

冬場は寒さや乾燥などが負担となって、肌荒れが起きやすい時期。どんなに外からクリームなどで保湿をして栄養を与えても、一時的なもので、肌荒れの根本的解決にはなりません。

そんなときは、継続的にお肌いいものを食べて、体の内側からきれいにしてあげることが、効果的です。

そこで、私がおすすめする食材は「こしょう」です。美肌にこしょうが効くいうと意外に思われるかもしれませんが、こしょうには、きれいなお肌をつくる成分がたくさん含まれているのです。

スパイスのひとつであるこしょうには、胃腸の働きをよくして「消化を助ける」、血行を促進して「体をあたためる」作用があります。これは食べたものの栄養分を消化吸収し、体から悪いものを排出する力を強め、肌を元気にしてくれるということです。

こしょうには、免疫力を向上させてカゼを治す薬として、ヨーロッパで親しまれている「ピペリン」という成分が含まれています。ピペリンには、免疫力のアップに加え、血管が酸化(サビ)するのを防ぐ抗酸化力があり、老化を防止し、肌を若返らせてくれます。

このようなこしょうの美肌成分を、最大限に引き出すために、こしょうの油に溶ける性質を生かして、油と合わせるのがいいでしょう。油のなかでも、血液をサラサラにし、ミネラルが豊富なゴマ油がいいでしょう。

栄養面だけでなく、おいしい組み合わせともいえます。ふだんの食事にこしょうとゴマ油を積極的に使ってみてください。また、ゴマ油にこしょうを漬けた「ゴマ油こしょう」を入れた瓶を食卓に常備するのもいいでしょう。

美肌効果を期待するなら、1日の目安に、大さじ1杯を妙め物やスープなどに入れてとりましょう。ゴマ油こしょうは、カロリーが高いので1日の目安を守るようにします。

どんな料理にも合う

美肌に効果抜群のゴマ油こしょうは、ゴマ油の香りとこしょうのビリリとした辛味がきいて、おいしさも抜群。そのままサラダやラーメンなどにかければ、いつもと違った風味を楽しめます。
また、ゴマ油こしょうは、熟しても成分が変わらないので、妙め物やチャーハン、スープ、煮物などにも合います 。
ただし、熟するとこしょうの辛味が引き立つので、こまめに味見をして調節しながら入れるようにしましょう。
ゴマ油こしょうに使うこしょうの種類は、あらびきや粉末などどんなこしょうでも成分的には変わらないので、食感や香りなどお好みで選ぶといいでしょう。

ごま油こしょうの作り方

材料、ごま油小さじ2~3、こしょう小さじ5分の1、タマネギ半分、さとい芋中2個、だし汁600ml、塩小さじ4分の3、パセリ少々

  1. 玉ねぎは繊維に対して直角にスライスし、里いもはひとくち大に切る
  2. 鍋にコマ油とこしょうを入れて火にかけ、コマ油の香りが立ったら玉ねぎを炒める。玉ねぎに油がまわったら里いもも加えてさっと炒める
  3. だし汁と塩を加える。煮立ったら火を弱め、ふたをして4~ 5分煮る。空いもがやわらかくなったら火からおろし器によそう。好みでさらにこしょうとコマ油を加え、刻みパセリを散らす

重症の肩こりが原因の不眠症も「こしょうのツボ貼り」で改善

しっこい不眠の私が貼ったその日から熟睡

仕事で1日中パソコンのモニターと向き合っているので、いつの問にか肩のこりがたまって、岩のようにガチガチになっていました。ここ3ヶ月間、寝つきも寝起きも悪く、やっと起きられたときには、朝だというのに心身ともに疲れているという状態でした。

さらに、毎晩のように、低周波が出る治療器で肩のこりをほぐすものの、その場しのぎにすぎませんでした。そんなとき、ある治療院で、寝る前にこしょうの粒を足の三里のツボに貼ると健康法と教えてもらいました。
なんで、こしょうで体が元気になるのかと、半信半疑でしたが、「このつらい状況が少しでもよくなるのなら」とすがる思いで試してみました。

こしょうの粒をバンソウコウで粘ってみると、足の三里のツボから疲れがじんわりと吸収されて、とれていく感じがしました。そのまま、いつの問にか寝てしまっていたようで、気づいたときには朝だつたんです。朝まで日が覚めないことが久しぶりだつたので、いまでも昨日のように感動したのを覚えています。
それからというもの、いい眠りのために、毎晩のこしょうのツボ貼りは欠かせません。