ココアで集中力が増して受験に成功。夫は中性脂肪とコレステロールが下がりました

子供の中学受験を支えたココア

我が家とココアの付き合いは、いま高校2年の長女が小学6年の秋からでした。当時、中学受験を控えて毎晩0時頃まで勉強していましたが、励ます意味もあって毎日10時頃ココアをいれてあげました。始めはジュースや清涼飲料水をあげていたんですが、なぜか落ち着かず、途中で何度もおかわりに来て、まるで勉強に身が入りません。そのうち塾のお友だちから、あったかいココアだとヤル気がでる、と聞いてきて、「私にもきょうからココアをいれて」というのが、最初でした。

それまで家には買い置きのココアなんてありませんでしたから、あわてて近所のスーパーへ走りましたよ。その頃、ココアの効き目とか、効用などはほとんど知らず、ただ、集中力が増したことだけは確実で、一応、希望の中学に入学できましたし、2年後には長男がやはり中学受験でしたが、この子も夜食の時の飲み物は、ずっとココアで通し、無事に目的校に合格させることができました。私の個人的な意見ですが、ジュースや清涼飲料水よりはココアを飲みながら勉強していたほうが、イライラ、カリカリせず気持ち良さそうに机に向かっていました。

朝、晩1杯ずつのココアはコレステロールをさげる

主人は子どもたちの受験以前は、毎朝必ずコーヒーを飲んでから出勤していました。そのうちすっかりココア党になった子どもたちが、毎朝ココアを飲むようになり、主人も「俺もココアでいいや」というようになり、ここ4年くらいは自然とココア党になりました。そうしたら毎年の定期検診で必ずひつかかっていたコレステロールと中性脂肪が、ここ3年「異常ありません」になったんです。確かにこの数年は主人もダイエットを心掛けてはいましたが、減った体重は75キロが72詔キロで、たったの3 キロだけです。最近、ココアが体に良いと聞き、その記事を読むとステアリン酸という成分が体に良いことを知りました。何も知らずに飲み始めたとはいえ、どうもココアが良かったとわかってからは、現金なもので、朝はもちろんですが、夜、寝る前も飲みはじめています。主人は、「夜のココアは気持ちと体がリラックスしてストレス解消にはもってこいだ」と言っています。

ココアの効能はこちらです。

ココアを毎日飲んでいたら高い血圧が下がり数ヶ月で正常値に

私は、歯のみがき過ぎで歯医者に通ったことぐらいしかないほど健康で、自分の体を過信していました。自分2人の娘がそれぞれ自立して、さあこれからは夫婦2人でなかよく第2の人生のスタートという3年前のこと。区の定期健康診断の血圧測定で、最大血圧が180mmhgもあるのです。当時の私はいたって元気で、血圧が高いなどという自覚症状もまったくありませんでした。

健康の有り難みを知り高血圧克服を決意

どこに行くにもミニバイクを運転して出かけるので、ちょつと運動不足だわとは思っていました。それでも、これまで大病にもかからずにすんだ自分の健康を大切に考え、高血圧を克服する決心をしました。

早速、大学病院に通い、処方された血圧降下剤を飲みはじめるとともに、運動不足解消のため、朝夕の散歩を日課にしました。
その頃、娘が友人からプレゼントされたシベリアンハスキーの子犬を抱えて「私のアパートでは飼えないから、お母さんお願い」と、やってきました。それからは、子犬のサリーが散歩のパートナーです。自分が高血圧とわかってからは、何だか遠くに出かけるのが怖くなり、脳出血になったらどうしようと、臆病な暮らしをしていました。高血圧じゃなかったらいろいろなところへ主人と旅行にいけるのに、とイライラしていました。

ココアのおかげでたちまち血圧も正常に

そんなグチを友人にこぼしていたところ、友人からココアを飲むと血圧が安定するという話を聞いたのです。あの子どもが飲む甘いココアがなぜ? と半信半疑でしたが、飲みはじめてみると意外に甘くなくさっぱりしています。
飲むのは朝起きてまず1杯。コーヒーカップで、ゆっくり味わいます。昼間は日本茶を飲むかわりにココアを飲み、寝る前にも飲んで、1 日に3~4杯飲むようにしました。わたしがおいしそうに飲むので、主人も「俺も一緒に飲むよ」と夫婦そろってココア三昧。そんな風に、毎日ココアを飲み続けていると、高かった血圧がみるみる下がってきました。ココアを飲みはじめて1ヶ月後の検診で血圧を計ると、200ミリもあった最大血圧が140ミリに下がり正常になったのです。
血圧降下剤はココアを飲みはじめてからとりあえずやめていましたので、これはココアの威力に他ならないと確信しました。高血圧が怖くて行けなかった念願のフルムーン旅行も北海道、四国、大島とココア持参で行ってきました。今年中には、海外旅行にも挑戦してみようと思います。こんなに元気になれたのは、本当にココアのおかげと感謝しています。

知人はライオンのトマト酢生活が効果絶大だと教えてくれましたが、ココア信者になってしまった私にはとてもココアを手放すことができません。
どんなモノでも自分に合う、合わないがあると思うのでとりあえずココアを前向きに続けていきたいと思っています。

毎朝、60年ココアを飲んで元気に100歳

不老不死の妙薬 試すつもりで、飲み続けて40年

昭和30年代からもう60年近く、毎日、朝食にココアを飲んでいるんですよ。もぅずっと、朝の食事はパンに果物、チーズとココアというメニュー。これを始めたきっかけというのは、戦後、アメリカからチョコレートの起源について書かれた小さな本を輸入してもらいましてね。この本に、カカオの豆は人間の健康のための必需品だということが善かれていたんです。16 世紀のアステカの王様、モンテスマといったかな、この人は、カカオを不老不死の妙薬として、臼でひいて水で溶いた飲み物を飲んでいたというんですよ。

私はこの不老不死ということに、非常に関心を持った。ちょうど当社でココアの粉も試験的に作り始めた時期で、粉は自分の所で手に入るんだから、ひとつ試してみようと思ったんです。きちんとした試験というのではないから、何年間と決めて始めたわけでもない、ただ朝食にココアという簡単李」とだつたから続けられて、結局、今日まできているんですよ。

健康体で健康診断でも異常なし

この6月で満百歳になります。60年間飲み続けたココアのおかげもあってか、今でもとても元気に毎日を過ごしていますよ。60歳くらいの頃からは毎年、人間ドックに入って検査してもらっていたんですよ。15年間くらいは年1回、行っていました。ところがどこも悪い所がをいもんで、担当の先生が「ドックは、3年に1 回くらいでいいですよ」と。ですから、今は月々の簡単な健康診断だけしか受けていません。血が少し薄い、といっても普通の女性並みの数字らしいんだけどね。それ以外、特にどこも悪いところはないんですよ。

カカオとのつきあいは大正時代から

私がそもそも、ココアの原料であるカカオというものとつき合うようになったのは、大正時代のことで、私は20代の半ばでした。それまで菓子の卸問屋をやっていたんだが、卸をやっているよりも自分で菓子を作りたい、と思うようになってね。大正の初めに森永さんが国産チョコレートを出されて、ちょうど少しずつ庶民のロにも入るようになってきた時代で、これから手がけるならチョコレートが先々、一番おもしろいんじゃないか、と考えた。
で、大正10年頃からチョコレート製造の事業を計画していたんです。大正12年の2月に森永さん、今の森永製菓の初代に当たる森永さんにお目にかかる機会があって、いろいろご教示いただいてね。そして大震災のあと、外国から機械を入れたりして、本格的にチョコレートを作るようになったわけです。

テオブロミンの効能は戦時中から浸透していた

当時は、カカオの栄養的に優れた面にっいては、特に知りもしなかったし、あまり関心もありませんでしたよ。それが戦時中に国の厚生省から、「カカオを扱設備を持っているのだから研究に協力してほしい」と言われましてね。カカオに含まれるテオブロミンという成分を抽出する研究でした。
戦争による経済封鎖でテオブロミンが入手できなくなって、国産のものが必要になったというわけです。テオブロミンは今、ココアのブームの中で注目を浴びている成分のひとつで、集中力を高めたり、血圧を安定させたり、という効果が認められています。戦争当時、すでにその薬効がわかっていたんでしょう。航空食といって、パイロットのための携帯用食糧や普通の薬としても使われていたようです。厚生省の技官と一緒に研究しましてね。結局、そのための工場が稼働し始めたのは終戦の翌年でしたが、それから13年間、大東製薬という別会社でテオブロミンを生産しました。

かれこれ70年以上、カカオにかかわってきて、最近のココアブームは、嬉しいことですね。長い間には苦労もあったけれど、努力が実って、おかげさまで当社も今は多忙でね。私も生涯の目的の半ばは達したかな、という心境です。商売でやってきたこととはいえ、やはりチョコレートやココアが好きだったんですよね。カカオの魅力に惹かれ続けてきたという感じですね。

私の飲んでいるココアは、ごく普通の配合のものですよ。ただ、深めの鍋を使って、よく練ったココアを牛乳に俗かして、泡立つまでしっかりと沸かしています。こうしてていねいにいれたココアは、泡が口当たり良くて、おいしいのはもちろんですが、ココアの体にいい成分も、よく溶けて吸収されやすくなるそうですよ。