メタボ 運動 間違い に早く付いてほしいと思います。メタボだから運動という考え方は間違っています。
なぜ間違っているのでしょうか。メタボなら運動をして痩せるのが基本だと思ってしまいます。多忙を極める人は、太っている、やせているにかかわらず、仕事の量を減らし、諸悪の根源であるストレスからの解放を手に入れることが一番大切なのです。
メタボ 運動 間違い に早く気づかないといけない ストレスによる過食が原因

現在、あなたのウェストサイズはどのくらいありますか? 男性なら85センチ以上、女性ならば90センチ以上ある方、これはもう立派なメタポリック症候群予備軍と考えていいでしょう。
さて、このメタポリック症候群。最近よく耳にする言葉ですが、それがはたしてどのようなものかをご存知でしょうか。まずはそこから説明しましょう。
中高年の方がかかりやすい生活習慣病に糖尿病、高血圧、高脂血症があります。これらは、それぞれが独立した別々の病気ではなく、肥満していること、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が一連の原因であるといわれています。このように内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気を引き起こしやすくなった状態をメタポリック症候群といいます。
この肥満には、女性に多く見られる皮→ 脂肪型と、中年男性に多く見られる内臓脂肪型の2つのタイプがあります。
近年、後者の内臓脂肪の肥満について、脂肪細胞が分裂を行なわず、インスリンの働きを悪くする悪玉アディポサイトカインという内分泌物質を分泌してお腹まわりに脂肪を蓄積することがわかってきました。
そしてこの延長線上にあるものが動脈硬化による心筋梗塞や狭心症、脳梗塞といった循環器系の病気です。
この動脈硬化という病気は、ある程度症状が進行しないと自覚できません。しかもタチの悪いことに、動脈硬化による循環器系の病気は働き盛りの人に発症するケースが多く、命に係わる場合も少なくありません。
では、このメタポリック症候群を引き起こす原因は何かというと、ひとえにストレスにともなう食事の摂りすぎです。
働き盛りのビジネスマンは、夜遅くまで働いて、気持ちの上では「明日にまわせる仕事は明日にしよう」と分かっていながらも、それができない。
ようやく仕事を終えて深夜の食事を摂るとなると、これがもう止まらない。ストレスが脳を刺激しているから、食べても食べても満足できないということになるわけです。
こうした現象を見て多くの医者は何と言うかというと、「食事を減らしてダイエットしなさい」なのです。私は、こうしたアドバイスはまったく見当違いだと思うのです。
なぜなら、食べてしまう原因はストレスなのだから、そこを解決できるようなアドバイスをしなくては意味がありません。ハードな仕事をしている人が猛烈な勢いで食べるというのは、食べることで我が身を守っているということなのです。食べることでしか、気持ちと身体のバランスを保てなくなっているのです。そういう人に、いくら「食事を控えろ」と言っても、その効果のほどは、はなはだ疑問です。
「仕事を早く切り上げる」一番の解決策
だからこそ私は、「毎日9時、10時までやる仕事を、1時間、できれば2時間短かくして早く家に帰りなさい」というアドバイスをしています。
忙しさに原因があって太っているのなら、時間にゆとりが持てれば必ずやせることができます。ストレスが軽くなるわけだから、必要以上に「食べたい」と思わなくなるからです。
もっとも肝心なことは、生き方と働き方のバランスなのです。そのバランスがくずれているのに、いくら「減量しろ、運動をしろ」と言われても、できるはずがありません。メタポリック症候群の人はまず、抱えている仕事を減らすことを最初にしなくてはなりません。
そうすれば、おのずとダイエットは成功します。では一方で、本来的な体型がやせていればいいのかというと、それも違います。とても忙しいのに非常にやせている人がたまにいますが、むしろそういう人の方が危険であると考えた方がいいでしょう。
やせていようが、太っていようが、忙しく働いているときにストレスを感じて小ることに変わりはありません。
そうした中で太っている人というのは、偏りはあるものの、食べることでバランスを取ろうという自律神経が働いているわけです。
また心臓にも余力があり、肉体的にも耐える力を持っています。ところがストレスを抱えることで、かえって食欲が減退し、今まで以上にやせていく人というのは、そのストレスのやり場がなく、ただひたすらに神経細胞と肉体が蝕まれていくため、非常に危険です。
だからこそ、多忙を極める人は、太っている、やせているにかかわらず、仕事の量を減らし、諸悪の根源であるストレスからの解放を手に入れることが一番大切なのです。
メタボリックシンドローム対策として、運動の「常識の間違い」を正し、効率をアップするための3つの秘訣は、検索結果に基づくと以下のようにまとめられます。
効率アップする3つの秘訣
秘訣1:脂肪を燃やしやすい「運動強度」を選ぶ
- 間違いがちな常識:激しい運動でないと脂肪は落ちない
- 正しい方法:脂肪を効率よく燃焼させるには、「楽だけどちょっとキツいと感じる程度」の中強度の有酸素運動が効果的です。激しい運動は糖質の消費割合が高くなります。
- 具体的な運動の例:速歩き、軽いジョギング、水泳など
秘訣2:「筋力トレーニング」と「有酸素運動」を組み合わせる
- 間違いがちな常識:とにかく有酸素運動(ウォーキングなど)だけすればいい
- 正しい方法:有酸素運動だけでは筋肉が落ち、痩せにくい体になる可能性があります。筋力トレーニングで基礎代謝を上げ、その後に有酸素運動を行うことで脂肪をより効率的に減らせます。
- 具体的な筋トレの例:スクワット、プランクなど、特に大きな筋肉が集まる下半身の強化がおすすめです
秘訣3:「連続時間」にこだわらず「トータルの活動量」を増やす
- 間違いがちな常識:20分以上続けて運動しないと脂肪は燃焼しない
- 正しい方法:運動時間を分割して行っても減量効果に差がありません。1日の中で10分間の運動を3回行うなど、合計の運動量を増やすことが重要です。
- 日常生活での工夫:エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使う、一駅手前で降りて歩くなど、まとまった時間が取れなくても日常の活動量を増やすことが効果的です
その他、効率を高めるポイント
- 運動のタイミング:運動能力が高まり、熟睡しやすくなる効果もあるため、夕方がベストタイミングとされています
- 運動後の食事:運動直後に炭水化物や脂肪の多い食品を摂ると脂肪に変わりやすいため、まずは野菜を食べてから炭水化物などを摂ると脂肪がつきにくくなります
- 継続の工夫:記録をつけて成果を見える化したり、家族や友人と一緒に取り組んだり、小さな達成感を大切にするなど、無理なく続けられる環境作りが成功の鍵です