(体験談)うつ病で半年間も休職後、職場に復帰できた

昨今、学校の教師をとりまく環境も厳しさを増す一方。知人の息子のKさんは、有名大学卒業後、高い倍率をかいくぐつて、小学校の教員採用試験に合格。熱意あふれる若き教師として、仕事に励んでいた。
プライベートでも、学生時代から交際していた女性と結婚。一女にも恵まれて、周囲からは前途洋々に見えたものだ。

だから、そんなKさんが、勤めている学校をうつ病で休職していると聞いても、にわかには信じられなかった。
私も一度会ったことがあるが、生真面目そうには見えたものの、明るい笑顔が印象的な好青年だったのだ。しかし、彼の母親である知人によると、転勤したばかりの学校で、いわゆるモンスターペアレントに、度重なる無茶な要求を突きつけられ、心身ともにすっかり参ってしまったらしい。

病院に通い、投薬を続けているが、症状は一進一退で、復職のめども立っていないという。思いあまった母親が、私のところに相談に見えたのだ。

私は精神科の専門医ではないが、うつ病などの精神的な不調は、漢方医学では「冷え」が招くと考える。体を温めることは不調改善に効果的なので、とにかく生姜をたくさん食べることをすすめた。「気を開く」といわれる「シソの葉」にも、うつを改善する作用がある。

しょうがとうシソの葉を入れた「シソ入り生姜湯」を1日3杯以上飲むことと、すりおろした生姜や刻んだシソの葉をお茶パックなどに入れて湯船に浮かべる「生姜風呂」や「シソの葉風呂」に毎日入ることなどをアドバイスした。

また、アルコールが飲めるかどうか聞いたところ、強くはないものの、たしなむ程度。しょうがなら大丈夫とのこと。それならば、奥さんに「生美酒」の作り方を教えて、Kさんに寝る前に熱いお湯で割って飲ませるようすすめた。

私の説明を全部メモして帰った知人は、息子夫婦にそれを伝えたのだろう。しばらくして、彼女から「先生に敢えていただいたことは全部、実行しているようです。就寝前に生妾酒を飲むようにしたところ、おかげさまで、ぐつすり眠れるようになったと喜んでいました」と、お手紙をいただいた。Kさんは何よりも不眠に苦しめられていたとのことなので、それが解消したという

ことは、これからはきっとよいほうに向かうと確信した。案の定、眠れるようになって、次第に元気をとり戻していったKさんは、半年間学校を休職した後、無事に復職できた。

母親と一緒に私のクリニックにやってきたK さんは、以前より少しヤセてはいたものの、顔色もよく、笑顔が戻っていた。「先生の教えを守って、生姜やシソをたくさん食べたのがよかったのだと思います。
どんなに食欲がなくても、落ち込んでいても、眠れなくても、生姜やしその香りを喚ぐと、わけもなく気持ちがバッと晴れていく気がするのが不思議でした」と話してくれたが、これこそが、生妻やシソの〝気を開く〞パワーなのだ。ストレスがかかると血管が収縮して血行が悪くなり、体が冷える。今後は、上手にリラックスする方法を身につけてほしい。もちろん、就寝前の生姜酒も味方にして。
蒸し生姜を実際に使ってみた使用感と効果

(体験談)ひどかった吹き出物が消えて、肌がつるつるに

結婚して1年半経つというYさんは、独身時代から大変な冷え性で、またホルモンバランスが悪かったのか、顔のフェイスラインと首に吹き出物がひどかったという。
結婚前にたまたま書店で「体を温めることこそが究極の健康法だ」と悟ったYさんは、毎日、半身浴と腹巻き、5本指ソックスを欠かさない生活に変えたところ、汗をかきやすくなり、症状も少し改善した。
とはいえ、まだ「きれいな肌になった」とはいえず、心を痛めていたようだ。結婚後、会社をやめ、今度は私が書いた別の本を買って読んでみたところ、生姜の効能のすばらしさに感激。すぐに、生姜紅茶を毎日4~6杯飲み、料理にもセッセと生婁を使い、お風呂にはお茶パックに入れたおろし生萎を毎日浮かべるようにした。すると、どうだろう。2週間も経たないうちに、あんなにひどかった吹き出物は跡形もなく消え、肌がつるつるになつて、何人もの友人から立て続けに「いったい、どうやってそんなにきれいになったの? 」と不思議がられたという。

むくみもとれたせいか、顔がキュツと小さく引き締まったのもうれしい驚きだった。生姜を摂り続けると肌がきれいになったり、むくみがとれたりするのは、皮膚の代謝がよくなるからだ。生妻で体が温まり、皮膚の血行がよくなると、排泄作用も高まり、余分な水分や毒素なども排出される。そして、皮膚への栄養や酸素の供給が増え、肌が美しくなるのである。生姜の中に多く含まれている亜鉛にも、皮膚の代謝をよくする作用がある。

結婚後は、ビジネスマナーのインストラクターとして働き始めていたYさんは、人前で話す機会が増え、女性として美しくなければ恥ずかしいという思いが強くなっていたので、とてもうれしかったという。

さらに、うれしい驚きはそれだけではなかった。Yさんと一緒に生姜紅茶を飲み、生美風呂に入っていたご主人も、体調がぐんぐんよくなったのだ。

1か月も続けるうちに、もともと青白い顔をしていたのが、次第に血色がよくなり、肌に赤みがさしてきた。それと同時に、朝起きるのが、以前ほどつらくなくなってきたという。疲れやすくてため息ばかりついていたのが、何をするにも意欲的になり、エネルギッシュになっていったのだから、夫婦で驚いたのはいうまでもない。

「これはすごい! 」と感激した2人は、体調の悪い友人たちに、私の本と生姜をセットにしてプレゼントしたという。うらやましいことに、Yさん夫婦が住むマンションのすぐ近くには、定期的に朝市があり、そこではザルにいっぱい入った生姜が何と、100円で買えるというのだ。さっそく実行した友人たちからは「体がポカポカと温かくなって、とても気持ちいい」と感謝された。
中には、「しばらく生理不順で、基礎体温を計って医者に見せると、排卵していないと言われたのに、生姜紅茶を飲むようになってから体温が安定し、先日、産婦人科できちんと排卵があるといわれた」と喜んで知らせてくれた人もいるという。Yさん自身も、生姜づくしの生活を始める前の基礎体温は35度台の日もあったのに、今は36度を下回る日はないとのことだ。これからも夫婦で「生姜親善大使」を自認し、生妾のパワーをどんどん周囲に広めてほしい。

(体験談)90日で体重がマイナス6kgウェストもマイナス5cm

身長157cmで体重が55.3kgあったSさんは、中学時代から太り始め、さまざまなダイエットに挑戦しては挫折するということを繰り返してきた。
「10代の頃から、毎日ダイエットのばかり考えてきた」と笑うSさんは、これまでの経験から、「こんなダイエットは長続きしない」という自分なりのポイントがわかってきたという。

  • 運動が大嫌いなので、体を動かしてヤセる方法は続かない
  • ご飯や麺類はガマンできても、大好物の甘い物を全く食べられないのは耐えられない
  • 毎日の食事はほとんど外食やコンビニ食なので、自分でローカロリー料理を作ったりする方法は無理

苦手な運動や料理をしなくてよく、大好きな甘い物も食べられて、面倒なことは何もなし。そんなダイエット法をいつも探していたS さんが、やっとめぐりあえたのがしょうが「生姜ダイエット」だった。

きっかけは、同じ会社の友人と出かけた1泊2日の冬の温泉旅行。冷え性で代謝が悪いSさんは、温泉に長時間入っていても全然汗をかかず、寝るときも浴衣の下は長袖Tシャツとスパッツ、靴下は欠かせない。
一方、友人のほうは、ちょっと温泉に入っただけで大量に汗をかき、出てからも「足がずっとポカポカしている」と気持ちよさそうだった。
もちろん、浴衣1枚で、朝までぐっすりと眠れたという。しかもこの友人は、とてもスリムなのに、驚くほどよく食べる。ずらりと並んだ宿の夕食も残さずたいらげ、朝から「温泉に入ると、お腹が空くね」と、バクバクおいしそうに食べるのだ。それでいて、身長はSさんとほぼ同じなのに、体重は10kg近くも少ない。その友人との会話で、Sさんの心に引っかかったのが「生姜」だった。
聞けば、彼女は子どもの頃から生姜が大好きで、料理にはもちろん、みそ汁やそば、うどん、紅茶にも生姜」を入れているという。「生妻は代謝がよくなるから、絶対におすすめ! 」とすすめられ、さっそく生姜紅茶を飲むことにした。

すりおろすのは面倒なので、チューブ入り生姜を購入。
朝食は黒糖入りの生姜紅茶1杯にして、昼食はそばやうどんなどに持参したチューブ入り生姜を入れる。
夜はこれまでと変わらない食事を続けた。空腹を感じたときは、黒糖を多めに入れた生姜紅茶を飲むようにしたところ、ストレスもなく、するすると体重が落ちていったという。
それと同時に、いつも手足がポカポカと温かくなり、湯船に入っているとすぐに汗をかくようになつた。3か月後には、体重は49.1kgに。ウェストは5cmも減って、太もももはっそりし、パンツがゆるゆるになった。バストは小さくならず、気になる下半身が細くなったことがうれしいという。
実は、生姜ダイエットが全然つらくないので、生姜紅茶に入れる黒糖をやめたらもっとヤセられるのでは? と思ったというSさん。
黒糖抜きの生妻紅茶を1週間飲んでみたが、体重は変わらず、かえってい物が食べたくなって挫折しそうになったという。ミネラルたっぷりの黒糖は、決してダイエットの敵ではなく、ストレスをためないためにもむしろ入れてはしい。また、生姜紅茶のダイエット効果を高めるには、ひとつまみの「塩」を加えるのがおすすめ。