肌で注意した3つのトラブル(日焼け)

日焼け

ケア対策が完壁なら、色白肌はもちろん小麦色肌もOK

夏になると気になるのは日焼け。小麦色の肌も魅力だけど秋からのことを考えるやっぱり焼きたくないという人。そして夏は絶対に焼く。きれいな小麦色ってすてきという人。どちらにしてもケアは完璧に丁寧に行う必要があります。
どうしても手のかかる頑固なシミやそばかすに苦労しないようにケアが重要です。

日焼けのメカニズム

皮膚のメカニズムを知って、効果的な対処法を考える

紫外線を浴びると肌は自己防衛本能の働きでメラニン色素をふやす機能があります。これは肌に有害な紫外線を表皮で吸収し、真皮への浸入を防ぐためですが、同時にシミやソバカスの原因にもなるのです。

肌の新陳代謝が活発であれば、紫外線を防御するためにふえたメラニン色素は老化角質(アカ)となって外へ排出され、また元の肌にもどるはずところが、日焼けした肌は乾燥気味で、表皮の細胞は水分を失って元気がなく、新陳代謝がスムーズに働かないのです。

肌のターンオーバー(角化)が行われないと、古い角質が角質層にとどまり、色の濃くなったメラニン色素が外に排泄されず表皮から真皮に落ちてしまいます。これがいわゆるシミとなって肌に残っていくわけです。

つまり紫外線によってダメージを受けた肌には、早めのケアがなによりも大切というわけです。ほてり、乾燥、くすみの段階で手入れすれば、シミ、ソバカスに悩まされることもありません。

絶対に焼かないビフォーケア

前日までの予防 古い角質をとってスベスベの肌に

肌を紫外線からガードするためにファンデーションは絶対に欠かせません。ファンデーションのノリが悪いと日焼けの原因になります。

ファンデーションのノリをよくするには、古い角質をとり、キメを整えることが必要です。肌の凹凸がなくなり、なめらかになって、ファンデーションのノリがよくなります。

当日のガードテクニック

下地クリームとフアンデーションのダブルガードで紫外線を完全にカット

顔は体に比べて角質層が薄いため、ダメージを受けやすくシミやシワができやすい部位。すぐにダメージが出なくても、40代で差が出てきます。完全に紫外線をカットする対策を。最も有効な方法は、UVカットの下地クリームとファンデを併用すること。

  1. 化粧水をたっぶり含ませたコットンで軽くパッティング。肌が冷たくなるまで行い、十分に水分を補給。
  2. 乳液。カサつきやすいほおはたっぶり、脂浮きするTソーンは薄くつける。括が吸いつく程度の量が目安。

ファンデのつき、もちをよくする必需品

  • 下地は顔全体であずき1粒分が適量。多くつければ効果が高いと思うのは間違い。かえってファンデがムラになる。
  • UVカット効果の高い下地用のローションやミルクをムラなく均一に塗る。塗り残しのないように注意。

ファンデーションでガードする

使いやすさなら2WAYカバー力ナンバーワンはスティック
  • スティックファンデ…顔、両ほお、鼻、あこなど壌の5 ~6個所につけ、スポンジで均一にのばす。
  • 2Wayタイプ…ほおや額などから、内側から外側につける。スティックよりベトつかない。
鼻やほおがすぐ赤くなる人は2Wayタイプのフアンデを併用してガード
  • 赤くなりやすい鼻、ほおにスティックフアンデをつける。
  • 指の腹でファンデをたたきのばす。塗らないところとの境めを目立たなくさせる。
  • パウターフファンデ、もしくは2Wayフアンデを顔全体にのばす。スティックと同じ色を選ぶことがポイント。

目もと唇も十分にケア

サンケア同様、注意したいのが、目のまわりと唇の保護。よく唇の荒れを防ぐために「口紅は欠かさない」という人がいますが、口紅にふくまれているエオシンが唇の粘膜を刺激し、逆に光に過敏になることも。日差しの強い海辺では、保湿リップ+ トリートメント口紅が常識。頻繁に塗り直すことも大切です。

  • メラニンの少ない唇には紫外線が入りやすい。リップは頻繁につけ直すべき。
  • 手の汚れた砂浜では、目元への保湿補給はスティックタイプが使いやすい。

ヘアケアも大切

  • 見落としがちな髪の分け目にもUV効果のあるクリームでスカルプケアを。
  • 髪を束ねれば、耳の後ろも紫外線の標的に。塗り忘れないように。

綺麗に美しく焼く

日焼け2~3日前「紫外線に対する抵抗力をつけるため、ウォーミングアップ」

日光を浴びると、メラニン色素が表面に浮上してきます。つまり、メラニン色素は紫外線によるトラブルから肌を守ってくれる重要な存在。本格的に日焼けをする前に、このメラニン色素の増加をうながし、活性化させるローションを塗っておけば、ヒリヒリ赤く日焼けすることはありません。肌を日差しに慣らす準備期間です。

日焼け1日~2日目「状況に応じて最低2種類のサンケア用品を使い分ける

紫外線が最も多い10~14時は肌を焼かないのが1 ~2 日目の鉄則。朝と夕方の日差しが弱い時間帯を選び、パーカーなど上着も必ず着用しましょう。日焼けどめは、まず1 日目はSPF の高いものを選び、2日目で少し日光に慣れたらSPFの数値を少し下げたものを使います。

日焼け3日~5日目「日に憤れたらいよいよ本番。サンタン用品で本格的に焼く」

1~2 日目で日焼けの下地がある程度できたら、今度は自分の好みの渡さに焼く方法を実行。SPF2~6 は濃いブロンズ、8~10 はヘルシーな小麦色というのが目安。
製品には、オイル、ミルク、ローションタイプなどがありますが、効果はほとんど同じ。ただ、ドライ肌の人は、保湿性のあるミルクタイプを選ぶのがベターです。

焼いてしまったときのアフターケア

第1段階・サンバーン対策

肌がヒリヒリしたり火照ってきたらサンバーン

目に焼けた肌の初期段階におこるのがサンバーンです。これは軽度のヤケドと同じ状態で、肌が冷たくなるまで、水で根気よく冷やすのが先決。

この時期、肌に負担をかけるようなケアはマイナスになるので要注意です。炎症もすぐにおさまる軽度のほてりから、長時間かけてしずめないと成果が得られないものまでさまざま。ほてり加減をよく自己判断したうえで、効率よく消炎する方法を見つけましょう。化粧水は冷蔵庫で冷やしておくと効果的。

すみやかにほてりをしずめるケアを開始

ひと口に消炎といってとU、ほてりをしずめる方法はさまざまです。粉末入りの一.層式化粧水なら、手で直接パッティング。普通の鎮静ローションなら、肌のほてりぐあいに応じて、コットンパッティングとシートマスク使用を使い分けるのがポイントです。

  • 軽度のほてりは、二枚重ねにしたコットンに、たっぷり化粧水を浸して気長にパッティング。
  • ポカポカするほどの肌なら、消炎効果のある化粧水を浸したシートマスクでクイック鎮静。

第2段階・日焼けによる体温上昇と紫外線のダメージで、肌は水分不足。保湿で水分の蒸発を防ぐ

水分不足で肌がカサつくトラブルには、たっぶり水分を補給し、なおかつ潤いのベールでフタをして。水分補給のみで保湿を怠ると、水分が蒸発しやすいばかりか、角質層の水分まで奪われる原因にも。

自分の肌質に応じて、さっぱり、しっとり、リッチなつけ心地のよい保湿剤を選んでください。自覚症状を感じたらすぐケアを。

乳液をたっぷり使って、確実なケアを!

手軽で、かつ確実な保湿の方法は、乳液をたっぶり使うのがコツ。少量を顔全体にのばすより、たっぶりつけた乳液の余りを、ティッシュオフするほうがベター。乳液の肌への浸透度が高まり、皮膚表面のカバー力もアップし水分の蒸発を確実に防いでくれます。

第3段階・角質の肥厚対策

肌色のくすみを危険信号としてとらえる

角質が厚くなるのは、皮膚の防衛本能。問題はその状態をいつまでも放置しておくこと。紫外線を浴びた肌は肌本来の機能を果たせなくなっているため、肥厚した角質はなかなか正常には戻れません。

すると肌はさらに乾燥し、ケバ立ったようなカサカサに。これを解消するには古い角質の除去しかありません。

透明肌をとりもどす

洗顔は重要なポイント。汚れを落とすだけでなく、美白や老化角質をとり除く効果を持つ洗顔料でていねいに。ぬるま湯で顔料をよく泡立てて、マッサージするように洗うのがコツ。肌を活性化させ、潤いを補給するのに有効なパックは、気になる部分だけにポイント使用。
Tゾーンや紫外線の影響が出やすいほおがチェックポイントです。また美容摘もくすみ肌の解消には効果大。肌への浸透率を高めるためには毛穴を開かせて。

  1. 洗顔料はたっぶりめを手にとり水分を少しずつ加えながらよく泡立てる。ぬるま湯を使うと毛穴が開き汚れか落ちやすい。
  2. 皮脂分泌が多く汚れが付着しやすいTゾーンからまず洗い始める。内から外へ、らせんを措きながら軽いタッチで。
  3. 顔全体をよくマッサージしたらやはりぬるま湯で洗い流す。顔に軽くかけるようにし、絶対にゴシゴシこすらない。
  4. 洗顔料をきれいに洗い流したら、タオルを顔にポンポンと軽くおし当ててタオルドライ。このときもこすらないように。

ダメージスキンの場合、パックはくすみや角質が肥厚しやすい部分にのみ。部分使用なら時間も短縮。美容液を使うときは浸透度をアップさせるため、スチームで毛穴を聞かせておく。洗面器に湯を張り、3~5 分の簡単スチームを。

第4段階・シミ/そばかす対策

多めのビタミンCの補給とマッサージが効果的

日焼けで炎症をおこした肌が、乾燥やくすみでおさまらず、それより一歩進んだ状態になると、シミやソパカスとして表面に現れてきます。
いったんシミ、ソバカスができるとなおすには早くても1、2ヶ月かかります。シミは、普通、表皮の新陳代謝で外に排泄されるメラニンが、排泄されずに真皮に落ちて色素沈着した状態。第1段階のほてりや炎症がひどいと第2・第3段階をとびこして一気にシミになることもあります。とくにシミのできやすい乾燥肌の人は、肌がほてっているなと感じたらすぐにシミ対策を。一方、ソバカスは遺伝による色素沈着で紫外線を受ければ受けるほど濃くなります。ビタミンCの補給とマッサージでこまめにケアをします。

パウダーによる集中ケアも

シミ、ソバカスを薄くし、肌をホワイトニングする集中トリートメントとしていちばん効果を発揮するのがパウダー。1回分ずつ個分けされた使い切りのため、衛生面ですぐれ、手軽に使えて便利です。パウダーには液状タイプの化粧品では配合しにくいビタミンC がたっぶり使われているのも特徴。
つまり即効性が期待できるということ。このパウダー、肌質によって混ぜる溶液をかえたり混ぜる分量をかえることが使う上でのポイント。オイリーっぽい肌質の人には化粧水、乾燥っぼい肌質の人には美容液か乳液と混ぜ合わせて使います。シミ、ソパカスの濃い人は、1回分のパウダーを多めに、薄い人は少なめに。こうした使い分けができるのも、パウダーならではのメリットです。

日焼けを防ぐ成分としてはパントテン酸が効果、中からもしっかりケアする

細胞内に糖質が燃焼してエネルギーになる際、その最初の化学反応にはコエンザイムA(CoA)という補酵素が必要です。CoAは脂肪やたんぱく質の代謝にも関わっていますが、パントテン酸はそのCoAの構成成分として生命活動に必須の多彩な作用を担っています。

薬理作用

やけどの治療にパンテノールを含む軟膏が用いられてきましたが、最近では紫外線による皮膚の炎症を防ぐパンテノール軟膏の効果が注目を集めています。パンテノールで髪の毛がツヤがでることにも人気があります。
栄養状態が悪くならない限りは、欠乏症の心配は無用ですが、日焼けを防ぐ場合には多めに摂取したほうがいいでしょう。
摂取量の100倍を摂取しても安全です。

パントテン酸の働きと作用

普段のケアにプラスしたい4アイテム

アイテムその1 マッサージ

毎日約3分間のマッサージで、肌の栄養状態はみちがえるほどよくなる

マッサージの最大の効果は、新陳代謝を高めて血行を改善すること。
夏の強い紫外線や、外気と冷暖房の温度差によって生理機能が低下したくすんだ肌、乾燥した肌には、有効なケア法です。同時に化粧品のなじみをよくするためにも、マッサージは効果的です。
メーカーによっては「マッサージはシワのもと」と、すすめないところもありますが、これはがんばりすぎによってかかる肌への負担を恐れるため。毛穴が開いて皮膚がやわらかくなっているバスタイムを利用して、3~5 分以内を目安に、リラックスしながら行えば、肌に負担もかけずマッサージすることができます。ひじはできるだけピンと張り、手を真横から持ってくるようにするのがコツ。
指先に無理な力が入らず、手を横向きに動かすことになるので、おのずとシワ防止もできます。指の動作は、下から上、内側から外側に向けて軽いタッチで時計と逆回りの方向でらせんを描いて。また手のひら全体で、皮膚をプッシュするのも効果的です。深部に圧力が加わって、血管の流れがよくなります。いずれにせよ必ずマッサージ用に作られた、のびのよいクリームをたっぶりと使うように。クリームをおしむと、肌へのタッチが強まり傷めてしまうこともあるので要注意です。
ただ、シミ、ソバカス、二キビ肌の人は過度な刺激をあたえると、症状が悪化することもあるので、専門医のアドバイスを受けてください。

肌をよりいきいきさせるマッサージテクニック

  1. さくらんぼ2個の大きさが適量。少なすぎると肌に負担がかかるのでたっぷり使う。
  2. クリームは手のひらで温めてからのほうが肌になじみやすい。額、両ほお、鼻、あごの5ヶ所にすばやくのせる。
  3. 中指と薬指を使い、両手であこからほおに向けて、らせんを描く。ほおは面積が広いので2 段階に分ける。
  4. 額の中央からこめかみへ左右にらせんを描く。指は左石の中指と薬指を使うのが基本。
  5. 小鼻は小さな円を描くように、少し強めにマッサージ。凹凸のある細かい部分は、中指だけを使う。
  6. あこ先から左右、口のまわりを通って鼻の下の中央まで。唇の輪郭にそって動かす。
  7. 左右の手を交互に使って、鼻すじを上から下になでおろす。鼻のサイドも同様に行う。指は中指と薬指で。
  8. 上まぶたは目頭からこめかみまで、下は目頭から目尻まで。目頭とこめかみはツボなので、軽くおさえるといい。

アイテムその2 パック

「保湿」と「汚れとり」2つのパックで肌をリフレッシュ

パックは「包む」という意味をもつことからもわかるように、美容成分を即効的に浸透させ、皮膚を一時的に密閉することで効果を高める特別なケアアイテムです。不足しがちな潤いをあたえる保湿タイプと、過剰な皮脂分泌をおさえ、毛穴の奥の汚れや老化角質をとり去るタイプと大きく2つの役割に分けられます。
ともに肌を健康な状態に保つのが主な目的のステップですが、デイリーケアには不向き。汚れとりパックは、オイリースキンで週3回が限度です。
ノーマルなら遇1回を目安に。また、乾燥しがちな季節は、オイリースキンといえども、「潤い」確保が、重要課題。皮脂分泌の盛んなTゾーンやあこなどだけの部分使用してください。
保湿パックはドライスキンで最高週3回が目安です。どちらにしてもとりすぎ、あたえすぎは肌にとって適切なケアとはいえません。あくまでも、肌の状態ガトラブルに傾きかけたとき、理想の状態に戻すためのケアだということを忘れないでください。

保湿パック

ファンデーションを塗ったら肌がつっぱる。そんなときは即効性のある保湿パックでケア

肌を包むことで皮膚温度を上げて、短時間で肌の活力を回復させてくれるのがパック。即効性があるので、緊急時やスペシャルケアとして活躍します。カサつく肌には保湿成分が配合されたモイスチユアパックがおすすめ。
肌に水分を補給するので、しっとりとした感触が実感できます。ただし、即効性があるだけに肌への刺激も強いのが難点。週にl~2回を目安にしましょう。

  1. 約3gが顔全体につける分量の目安。パック剤は厚みをもたせて塗るため、少し多めにとるほうがべター。
  2. パック剤は皮膚温の低い部分から塗り始め順に皮膚音の高い個所へ塗り進めるのがコツ。渇き上がりにに差がでず、タイムロスが防げる。
  3. 両ほおを塗り終えたら、次に皮膚温が低い∪ソーン(あこの部分)につなげて塗る。約2ミリくらいの厚さで、均一にムラなく塗る。
  4. 額からこめかみにつなげて塗り、最後に皮膚温が高く、乾きが早いTソーンを塗る。敏感な目のまわり、口のまわりはさけ、塗り残しやすい小鼻のわきなどはていねいに。

ピールオフタイプ

古い角質をとり除く目的なら、1週間に1度、ピールオフタイプで

角質肥厚による肌のくすみは、洗顔とパックでとり除くことができます。どちらも古い角質をとり除くことが目的ですが、パックの場合はピールオフタイプが適しています。
肌への刺激を少しでもやわらげるため、パックの前に乳液をつけて肌の負担をやわらげます。それでも、ピールオフをしすぎると古い角質ばかりか肌に必要な角質までとり去って、肌荒れを起こす危険が。パックは1週間に1回が限度です。

  1. ピールオフタイプのパックは、皮膚温度が低く乾きにくいほおの上から塗り始める。幅広く一気にのばすのがコツ。
  2. 凹凸のある鼻のまわりは、ていねいに塗る。少量で1 回塗りをするとムラになりにくい。
  3. 口のまわりは乾きが比較的早いので、幅広く一気にのばす。口元を動かすとシワになるので要注意。
  4. 額は頭の中で皮膚温度が古同いので最後に浅エる。ほおと額の部分をしっかりとつなげることを忘れずに。
  5. 薄い部分、厚い部分がないようできるだけ均一につけるのがポイント。乾いたらすぐはがす。
  6. パックは外側から内側に向けてゆっくりとはがすと、うぶ毛がひつぱられて痛いということはない。

洗い流しパック

手軽で刺激の少ない洗い流すタイプは、まず水にひたしたコットンでふきとる

汚れとりが目的なら、洗い流せるウォッシャブルタイプより、ピールオフのほうがより効果的のようですが、皮膚にあたえる刺激を考えると、オールマイティにはおすすめできません。
もしピールオフを使用するなら、皮脂分泌の激しいTゾーンや小鼻のまわりだけに。顔全体に使う場合は、より刺激が少ないウォッシャブルタイプがベター。パック剤はケチらずたっぶりとり、手早く均一に塗るのがコツ。洗い流す前にまずふきとっておくと、洗い流すときのヌルッとした感じもなく、洗い残す心配もありません。ティッシュオフだと肌を傷める可能性があるので、水でひたしたコットンで、顔中央から外側へ軽くふきとるひと手間をプラスしましょう。如実のはえぎわは、特に念入りに。

  1. 目と口のまわりを除く顔全体にパックを均等に塗り、パック剤が毛穴の奥の汚れを吸着させるまで約2~3分放置。リラックスして待つ。
  2. 2~3分たったら、水分を含ませたコットンで軽くふきとる。このとき、むやみにパック剤を落とすのは禁物。マッサージの要領で内から外へ、皮膚を引っ張らないようやさしくふきとるのがコツ。
  3. 水かぬるま湯でていねいに洗い流す。週に2回は、行いたいもの。

アイテムその3 アイケア

20才から始めるアイケア。とくに目尻、目の下側を集中的に

体の中で一番薄く敏感で繊細なのが目のまわりの皮膚。厚さは約0.06 ミリ、タバコの巻き紙を5~6枚重ねたほどしかありません。にもかかわらず、まばたきや表情の変化により酷使され、しかも皮脂分泌や汗腺が少ないため乾燥しがちで、シワやたるみなど肌の老化が最も早く現れてしまいます。だからこそアイケアが重要なのですが、普通の美容液では兼用できないのかという疑問も生じます。
アイケア専用の美容液は通常の美容液より有効成分の濃度が高く、いわば美容液のコンク(濃縮タイプ。皮膚の中でダメージを受けやすく、しかも復元能力の乏しい部分なので、より効果の高い専用のケア剤が必要になるというわけです。
そこで注目したいのがジェルタイプのアイケア製品。ジェルには皮膜をつくり、肌を刺激から守る作用があるほか、皮膚への浸透率が高く、ハリをもたせる効果があるので、アイケアに最も適した形状といえます。また、目のまわりの表皮の下には粘膜があり、油性の物質に触れるとむくみの原因になるため、非油性のものがベスト。鎮静作用をもつ植物成分配合のタイプなら、疲れ目の回復も。

皮脂分泌が少なく、デリケートな目元は専用ケア剤で

皮膚が薄く、皮脂腺も少ない臼のまわりは顔の中で最も乾燥しやすい部分。そのうえ、まばたきや表情の変化で筋肉が活発に動くため、シワやたるみなど肌の老化が最も早く現れます。
睡眠不足など不規則な生活の影響を敏感に察知してむくみやくまができるのもこの部分です。それだけに目のまわりはふだんから念入りにケアしたいもの。通常の美容液よりも有効成分の濃度が高い専用の美容液で毎日ケアしてあげることが大切です。

  1. 片目につき米粒1つ分が、多すぎず、少なすぎない適量。
  2. 米粒大が片目につける分量の目安。上まぶたは特によれの原因になるのでつけすぎはNG。
  3. クリームタイプは上まぶたのフレームラインから眉の方向へたてにスーッとなじませるようにつける。

アイテムその4 美容液

過保護は厳禁だけど、そろそろ始めたい美容液

カサついた肌に必要な水分を即効的に、しかもたっぷりと補い、同時に保湿剤で皮膚に保護膜をつくる役割を果たすのが美容液。
洗顔後すぐに、あるいは化粧水をつけたあとにと、スキンケアのどのプロセスに組みこんでも効力を失うことがない手軽な使用方法が最大の魅力といえます。
モイスチユアパックをする前に使用すると肌がなめらかになり、パック効果が高まるという応用範囲の広さや、油分がひかえめなので不快なべ夕つき感が残らないつけ心地のよさなども、オールスキンタイプから支持され、美容液人気を確実にしたポイントでもあるわけで…とはいえ、その保湿効果の高さや、ほんの数滴で肌の質感が理想に近づく即効性から、一時はまるで万能化粧品のようにもてはやされた美容液ですが、それは大きな誤解。あくまでも潤い成分の濃縮液で、肌を乾燥から守るのが主目的です。
皮膚細胞の活性や弾力繊維の強化など、シワやたるみの老化に効力を発揮する作用はプラスαと考えてください。美容液にはさまざまなタイプがあります。肌環境に応じて、使用感の好みで使い分けを。また、タイプに応じて使用適量が異なることがあるのです。

トラブルや肌の状態に合わせて、若い肌に合ったものを選ぶ

保湿や潤い補給だけが目的と思われがちな美容液には、皮脂分泌をコントロールするオイル・オフタイプがあり、冬でもテカリが気になるオイリースキンのTゾーンケアにぜひ活用を。オイル・オフ用はリキッド、保湿用はリキッドとジェルの2タイプがあり、リキッドはさらに、濃縮型からミルタタイプ、ウォータータイプとあります。

基本プロセス
  • 保湿を目的とした美容液は、ジェル、リキッドとも、顔全体にのばすのが基本。手のひらにとった美容液を指に少量ずつとりながら、ほお、額、ゾーンに。
  • 皮膚のオイリーバランスを整えるタイプは、指先でTゾーンに。鼻のまわりや小鼻のわきは、指でそっとおしあてながら塗り残しのないように。

スペシャル・美容液テクニックも!

  • せっかくの美容液を効率よく肌に吸収させるために洗環後ホットタオルで肌の毛穴を開いておくというテクニックもあります。なお、老化予防のための美容液の中には、リッチなタイプもあるので、肌質に合うものを選ぶことが大切です。
  • せっかく高価な美容液を使うのだから、ぜひとも効率よく使いたいもの。それには、美容液を肌に塗ったあと上からラップフィルムで密閉してしばらくおくと、肌への浸透率がクッとよくなります。目との部分に穴をあけて顔全体にパックしてもよいし、ほおとか唇などかさつきやすい部分に部分的にパックしてもよいでしよう。
  • エアコンデイションされた室内に長くいると、ふとしたときに、目尻や唇に乾燥を感じるものです。そんなときに、メイクアップの上に、美容液をそつとのせておくと、小ジウの予防に役立ちます。油分の多いタイプだと、化粧くずれの心配がありますが、油分の少ないタイプなら、メイクの上からでも大丈夫。

クレンジングは継続が大切

クレンジンダによるメイク落としは、1日に1回は必ず行うもの。メイクアップはもちろん、日中の汗や皮脂の分泌物を取り除きにさらに付皮膚に着した大気中の汚れを取り去る重要なトリートメントです。クレンジング剤はメイクのタイプで選びます。

ポイントメイクのクレンジング

メイクは濃い部分から落としていく

クレンジンクはメイクの濃い部分、つまり目元と唇から落としていくことが基本です。この部分を最後に落とそうとすれば、せっかくきれいにした顔全体にまたメイクがにじんで二度手間になりかねません。
ただ、目元や唇の皮膚は非常にデリケートなので、肌への刺激がおだやかで、しかもクレンジンク効果の高い専用のリムーバーを使うことが常識です。敏感な部分はトリートメントをしながらクレンジンクする気持ちで行います。

  1. コットンに専用のリムーバーをたたっぷりと含ませる。裏側までしみ通るくらいが適量。
  2. リムーバーを含ませたコットンを片目に1枚の割合で両目の上にのせ、リムーバーとメイクをよくなじませる。
  3. 目にあてたコットンをはがし源中指ではさんで軽くまぶたにあてる。
  4. 眉毛の生えぎわからアイフレームに向かって、まぶたの上から下ヘコットンをなでおろす。3 回繰り返す。
マスカラ

リムーバーを含ませたコットンを2つ折りにして上まつ毛をはさみそのまま5 秒くらいおく。さらにコットンをそっと生え際から毛先にずらしながらマスカラを落とす。
下まつ毛のマスカラはコットンを2 つ折りにした角で落とす。まず、コットンの角を下まつ毛の下においたまま5秒くらいおき、コットンを目頭から目尻に向けて動かす。

アイライン

綿棒にリムーバーを含ませてアイラインを落とす。上まぶたは綿棒を寝かせるようにして、まつ毛の生えぎわを掃除する気持ちで目頭から目尻へ。
下まぶたたは綿棒をタテに持ち、綿棒の頂点でなでるように落とす。細かな汚れも綿棒を使うとスムーズにとれる。

リップ

唇もアイメイク用のリムーバーを使います。ただし、口紅のほうが油分が多いので、あらかじめティッシュなどで余分な口紅をふきとって。ダーク系の色みの強い口紅は唇のシワに色素が残りやすいので薬用リップなどで色素を浮かび上がらせます。
ティッシュペーパーを3本の指に巻き、ウォータースプレーを吹きかける。これで唇への接触面がソフトになる。
ウォータースプレー したティッシュで余分な口紅をあらかじめとり除いてからクレンジンクを。
コットンを唇の口角から中央へ向かってなでるようにクレンジング。一方の手で軽く唇をひっぱってシウをのばすようにすると落ちやすい。
コットンにたっぶりリムーバーを含ませ、口紅がよれてたまりやすい口角にしばらくあてる。

メイクタイプ別クレンジング

ライトメイク

軽いメイクはジェルや口-ションでスピーディーに落とす
素肌のままでは肌がくすんで見えるし、紫外線も気になる。でも、ファンデーションは塗りたくない。で、下地クリームの上に直接パウダーをはたくだけ、またはオイルフリータイブのさっばりしたファンデーションを使っている人も多いようです。
そんな軽いメイクのクレンジングに効果的なのが、水性ベースのジェルやローションタイプです。ジェルタイプは手のひらで肌になじませたあと、水で洗い流すだけ。ローションタイプはコットンに含ませてふきとるだけでメイクの汚れをとり除くことができます。
どちらのタイプも油性ベースのクレンジング剤と違い、メイク落とし後の肌に油膜が残ることがありませんから、もし時間がなければ、あとの洗顔をはぶくことも可能です。スピーディーなクレンジングができるから、外出時の化粧直しに部分的に使ったり、オフィスの昼休みに洗顔したい人にも強い味方です。

せっかくのライトメイクなのだからクレンジングに時間をかけたくない

なによりもさっぱりとした使用感が心地よいジェルタイプ。ウォーターベースなので、のびがよく、ベトつきがまったく肌に残りません。オイルフリータイブのライトなファンデなら水で洗い流すだけでクレンジング完了。

クールな感覚がオイリー肌向き

さっぱり、すっきりと汚れを洗い流したいという人は、ジェルタイプを。肌にハリをもたせる効果やソフトニンク効果など、プラスαの効果のある成分が含まれているものが多いのも特徴。特にオイリースキンの人におすすめ。

手早くクレンジングが完了する

さっぱり洗い流せて、洗い上がりにつっぱり感か残らないシェルタイプ。まず顔を軽くしめらせておくと、メイクや汚れとのなじみがよくなる。顔全体に手のひらでマッサージするようにのばしたあと、洗い流す。

  1. ジェルの適量はティースプーン1杯程度。顔はあらかじめぬらしておくと汚れとのなじみがよい
  2. 冷たいジェルをいきなり肌にのせると毛穴がキュツと縮むので、あらかじめ手のひらで温めてから。
  3. 指の腹を使い、マッサージの要領でジェルと汚れをなじませる。力を入れずに軽くコツ。
  4. 皮脂分泌が盛んで汚れがつきやすいTゾーンや小鼻のまわりは特に念入りにマッサージして。
  5. 汚れがなじんだら水で洗い流す。ヌルヌルしたジェルの感触がなくなるまで十分にすすぐことが大切。

水を使わずふきとるだけでメイクオフできるローションタイプは、外出時にも活用したい
化粧水と同様のサラッとした感触のローションタイプはコットンに含ませてふきとるだけでメイクオフ完了。水を使わずにすみ、しかも時間がかからないので外出時のメイク直しや旅行中のクレンジングにも便利です。

化粧直しに最適。手軽な口- ション

ファンデーションは、塗って5時間もたつと、皮脂や汗と混じり合って変質し、肌を刺激します。化粧直しのとき、この上にさらにファンデを重ねると肌の負担は増す一万。ローションでサツとふきとってからが正解。

洗浄力の弱さはW洗顔で補う

使い勝手のよい口- ションですが、洗浄力の弱いのがウィークポイント。強いメイクを落とそうとゴシゴシこすれば肌に負担がかかるので、あくまでも軽いメイク用と心得て。さらにとりきれなかった汚れを落とすためにW洗顔を。

  1. コットンを3枚重ね、いちばん下のコットンの集まで口- ションがしみるくらいが適量。
  2. コットン3 枚を重ねたまま、皮脂分泌の盛んなTゾーンからふきとり、汚れた1枚めを捨てる。
  3. 次に、2 枚めのコットンで面積の広いほおの部分をふきとる。顔の中心から外側に向けて動かす。
  4. コットンの最後の1枚で、細かい部分をオフ。小鼻のまわりなどは、特にていねいに。
  5. 見落としがちなあこの下や首なども。ファンデーションを塗った部分はすべてふきとる。

ミディアムメイク

普段のメイクは、適度の油分を含んだ乳液や乳化ジェルタイプで落とす
使用率がもっとも高いファンデはリキッドとパウダーとの組み合わせや2WAYタイプ。どちらもピッタリ肌にフィットするのが特徴ですから、ナチュラルな仕上がり感のメイクといってもクレンジングの手は抜けません。油分を含んだクレンジング剤で落とすことがポイントです。
ただクリームやオイルはクレンジングに時間がかかるのが難点。そこですすめたいのが、適度の油分を含みながら肌への感触がライトな乳液と乳化するジェルタイブです。
乳液タイプはローションの軽い感触をもち、しかも油性メイクを落とすクリームの効果を、乳化ジェルはオイルの特性とジェル特有の使い勝手のよさをもちあわせています。どちらも洗浄効果が高いうえ、水で洗い流すだけでメイクオフできます。
ぜひ1本は持っていたいアイテムです。ただ、どちらのタイプも油分を含んでいるのでクレンジング後は洗顔を忘れずに。

オイルインウオーターだから肌へののびがよく、肌に刺激を与えずにメイクオフできる乳液タイプ

洗浄剤の油分を水分でおおい、油性のメイクアップ料へなじみのいいタイプが孔摘。肌へ負担をかけずにメイクアップの汚れを落とします。配合された油分の量や成分で肌質別に選べるのもこのタイプの特徴です。

肌のかたい人やくすんでいる人に

しっとりとした乳液には肌を柔軟にしてくれる効果があり、のびのよさはマッサージにも適しているので、新陳代謝を高める効果があります。角質肥厚でくすんだ肌が気になる人はこのタイプがおすすめです。

好みで選べる両用タイプが便利

乳液タイプには、ふきとり用、洗い流し用、両用の3タイプがあります。使い勝手で選んでかまいませんが、肌の状態などでどちらにも使える両用タイプがおすすめ。ふきとる場合はしめらせたティッシュで肌への刺激をやわらげて。

  1. 手のひらにクレンジンク剤をとる。1回の適量は大さじ1杯程度。たっぶりめに使うこと。
  2. 両手のひらで人肌くらいまで温めてから肌へ。冷たいまま使うと肌へのなじみが悪い。
  3. 乳液をつけるときの要領で両ほお、額、鼻、あごにのせてから、顔全体にのばしていく。
  4. 指の腹を使い面積の広い部分から、らせんを描くようにマッサージ。Tソーンは特に念入りに
  5. ティッシュペーパーを軽く顔にあて、余分なクレンジンク剤をあらかじめティッシュオフ。
  6. 残った乳液はぬるま湯で洗い流す。髪の生えぎわやあごなどもすすぎ残しがないようにていねいに

「油性の汚れを油性で落とす」この原則を守りながらさっぱり洗い流せる理想的なクレンジンク剤

ハードメイクもしっかり落とすオイルの長所と、洗い流すだけでOKのジェルの手軽さをあわせもった乳化するジェル。肌にピタッとフ人ツ卜するファンデーションの汚れも毛穴の深部からとり除くことができるので、ミディアムメイクのクレンジングは、これで十分。

オイルの洗浄力が得られるジェル

乳化するジェルは、それ自体がオイルでありながら、のびのよさをもち、すっきり洗い流すことができる長所があります。水性のジェルよりややのびが悪いので、量は多め(3cmくらい)に使用し、肌への刺激をやわらげて。

使用法を誤ると効果はゼロに

乳化ジェルで注意したいのは2つ。1つは、油分がメイクの汚れを溶かす力を失わないために必ず手や顔が乾いた状態で使うこと。もう1 つは、必ず洗い流すこと。ふきとると汚れが再び毛穴におしこまれます。

  1. 1回の適量は約3cmが目安。気持ち多めに使って肌のすべりをよくするのがコツ。
  2. ジェルを顔全体にのばし、マッサージ要領でメイクとなじませる。Tゾーン小鼻のまわりは念入りに。
  3. マッサージ中にジェルの感触カがフワッと軽くなる瞬間力\ある。そうしたら水を1回かけて乳化させる。
  4. ジェルが乳化して白くなったらぬるまで洗い流す。すすぎは念入りに。

ハードメイク

カバー力の強いファンデは、クリームやオイルでメイクオフ
肌の乾燥を気にしてクリームファンデにかえたとき、スポーツ用にウォータープルーフタイプを使ったとき、パーティーでかなり凝ったメイクにチャレンジしたとき… 。そんないつもよりハードにメイク( 油分の多いメイクアップ料を使用)した日は、オイルやクリームタイプのクレンジング剤でメイクオフを。
どちらもオイルを主成分としているため、カバーカにすぐれたファンデも確実に落とすことができます。油性の汚れは油で落とすと心得ましょう。
いくらすすいでも特有のベタつき感がとれないといわれたオイルや、ティッシュでのふきとりに時間がかかるといわれたクリームですが、最近はそのデメリットをクリアした商品がたくさん登場しています。
どちらも水で洗い流せて、しかも肌にべタつきが残らないタイプが主流になりつつあります。しつとりした洗い上がりなのでドライ肌の人はメイクの潰さに関係なく使ってもOKです。

油性の汚れをしっかり落とし、なおかつ使用感はさっばり。しかも洗い流せる便利なオイルタイプ

リキッド状のオイルタイプはほぼ100%油分でできています。油性のメイクとよくなじみ洗浄力も強いのですが、オイル特有のベタつきがオイリー肌には垂すぎるという声も。ドライ~ノーマル肌におすすめ。

さっぱり流せるタイプが主流に

どうしてもべ夕つくというイ- ジがありましたが、最近は水溶性タイプのオイルが増え、さっぱりと洗い流せることが特徴です。すすぎの前に水を加え、肌の上で白く乳化させることがポイント。液状成分のオイルのよさは、肌を無理にこすらなくても汚れとなじみやすいということ。手のひらにたっぶりとって、顔の内から外へ、下から上ヘマッサージするようにして汚れをしっかり浮き上がらせるのがポイントです。

  • 乾いた手のひらにプッシュボトルで2回おした量が1回分。すべりが悪ければ追加。
  • まず、オイルを顔全体にのばし、ファンデーションとなじませるようやさしくマッサージ。
  • メイクの汚れが残りがちな小鼻のまわりも、オイルになじませるような気持ちでていねいに。
  • 汚れが全体に浮き上がったら、手のひらにとった少量の水を加えてなじませ、白く乳化させる。
  • 汚れを含んだオイル分が乳化し、水となじみやすくなったらぬるま湯ですすぎを。最低10回は必要。

メイク落としの力はやっばりいちばん、と定評あるクリーム。洗い流せるタイプが人気

保湿剤など肌への有効成分を配合したものが多くあるクリーム。洗浄力はオイルタイプと同程度ですが、肌への感触がなめらかで、乳液のような使用感が得られます。オイルと違い粘りがあるのでマッサージ効果も大きいのも特徴です。

乾燥から肌を守る効果が大きい

クリームタイプにはコラーゲンやヒアルロン酸、乳酸菌などのモイスチャー成分を配合したものが多く、クレンジンク後の肌に潤いをあたえる配慮がされています。ドライ肌は年間を通して、ノーマル肌は乾燥する季節に使いたい。

両用タイプが主流になる

洗い流しでも、ふきとりでもどちらでも使える便利な両用タイプが、たくさん発売されています。浴室で使うときは、一度顔全体にのばしてからバスタブに入り、毛穴が開いてから洗い流すとより効果が上がります。

  1. 1回の適量はピンポン玉大くらい。頬にのばして白さが残るくらいにたっぶりと使う。
  2. 手のひらで温めて十分にやわらかくして、ほおや鼻など5ヶ所くらいにおき、のばす。
  3. 肌にすりこむのではなく、力を入れずにメイクとなじませるように指先をクルクルと動かして。
  4. 汚れが十分なじんだらティッシュペーパーを顔全体にあてて余分なクリームを吸いとらせる。
  5. 4のティッシュを3 本の指に巻き、クリームをふきとっていく。あらかじめティッシュにクリームを吸わせることでやわらかくなり肌への刺激が軽くなる。