大豆 動脈硬化 に効くのはリノール酸とレシチンが働くから

大豆 動脈硬化 に効くのはリノール酸とレシチンが働くからです。動脈硬化症の治療と予防に、大豆食品が非常に有効な成果をあげることが分かっています。

大豆 動脈硬化 効果 動脈硬化は放置すると死につながる

大豆 動脈硬化
大豆 動脈硬化

動脈硬化は、

  1. 血管に弾力性がなくなって硬くなる
  2. 質がもろくなる
  3. 内腔が細くなって血液が流れにくくなる

以上のような病的な変化を指していいます。

動脈硬化のまま放置しておくと

  1. 狭心症
  2. 心筋梗塞
  3. 腎硬化症・腎不全・尿毒症
  4. 大動脈瘤

といった病気にかかります。脳卒中、心筋梗塞は日本人の死亡原因の2位と3位を占める病気です。
動脈の老化はふつう人間が年を取るにしたがって進行していくように思われますが、実際には非常に個人差のあるもので、80歳になっても若々しい血管を維持している人もいますし、30代でボロボロになりかけている人もいます。動脈の硬化は20歳ぐらいで始まるものといわれていますし、必ずしも中高年者専門の病気ではないのです。
そうはいっても、中高年者に圧倒的にいのも事実です。

高血圧・肥満・糖尿病などが主因

この動脈硬化症の治療と予防に、大豆食品が非常に有効な成果をあげることが分かっているのです。
動脈硬化は、

  1. 高血圧
  2. 高脂血症
  3. 肥満
  4. 糖尿病
  5. ストレス

などを発症因子としています。大豆食品は、これらの症状のいずれにも栄養的にも成分的にも効き目があるのです。

第一に、大豆は高たんばく食品としては抜群の数値をもっています。(1000グラム中、35.3%)。血液中にコレステロールなど脂肪が必要以上たまり過ぎる脂肪過多もまた、動脈硬化の一因です。
こういった際に、良質のたんばく質を補給していれば、血液成分にもよい結果を与えるはずです。

つぎに大豆に多く含まれている繊維です。(100グラム中4~5グラム)。

大豆の繊維はセルロース、ミセルロース、リグニン、ペクチンから成っています。繊維質は食物の味のうえではあまり意味がありませんでしたので、除去するように努められてきました。

しかしここにきて食生活のうえで繊維が再評価されてきています。
食品の脂肪部分は消化液である胆汁といっしょに混ぜられて体内に吸収されるのですが、その際、食品の脂肪とともに繊維も取っておきますと、余分な脂肪を対外に出す働きがあるのです。

また繊維が多ければ比較的早く満腹感が味わえますし、したがって脂肪分の摂取も少なくてすむというわけです。

大豆のリノール酸は多価不飽和脂肪酸と呼ばれる大豆の脂質の1つで、リノレイン酸、アラキドン酸などを含めて100グラム中19グラム含まれています。

リノール酸を始めとする多価不飽和脂肪酸には、人間の体内にある余計なコレステロールを溶解する働きがあり、コレステロールの除去作用をもっています。

リノール酸などの多価不飽和脂肪酸には、このほかやはり動脈硬化の因子であるストレスを取り去る働きもあるのです。リノール酸が副腎皮質ホルモンの分泌を高めてストレスに対抗する力を強めてくれるのです。

大豆の中のリン脂質であるレシチンも動脈硬化にはすぐれた効能があります。レシチンは脂肪を細かくしてしまう、いわば乳化作用があります。このレシチンの乳化作用がコレステロールが固まったり、集結したりするのを防ぎ動脈の中也9の血液の通り具合いをよくするのです。
大豆はコレステロールを下げる作用も強力です。

大豆

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大豆効果 心筋梗塞 突然の心筋梗塞にも大豆パワー

大豆効果 心筋梗塞 突然の心筋梗塞にも大豆パワーが力を発揮します。大豆を始めとした植物油は、血栓をつくる原因ともなっているコレステロール値を下げる作用のある不飽和脂肪酸を大量に含有しています。

大豆効果 心筋梗塞 にも効く アメリカは心臓病大国

大豆効果 心筋梗塞
大豆効果 心筋梗塞

発病後24四時間以内での死亡率が25~35%、すばやい手当で生命を取り止めても当分の間危険が去らないという、おそろしい病気があります。
成人病のなかでもっともおそろしい病気の1つ心筋梗塞です心筋梗塞は狭心症とともに代表的な心臓病とされていますが、食糧事情の悪かった昭和30年以前には比較的死亡例の少ない病気でした。心臓病で死亡する人の多い国はアメリカで、心臓病王国とさえいわれています。

何ごとも、アメリカのまねをしたがっている日本は、アメリカの国民病といわれている心臓病すらも、食生活の洋風化とともに輸入してしまい、今では日本人の死亡原因の中で上位を占めるに至っています。

心筋梗塞とは

心臓は心筋という筋肉で構成されている臓器ですが、この心筋は人間が生きているかぎり、絶え間なく収縮と弛緩を繰り返して、ポンプ作用を営んでいます。

この絶え間ないポンプ作用を繰り返していくためには、エネルギーとしての酸素と栄養を血液から供給してもらうことが必要です。
そのために心臓の表面を取り巻いたかっこうで酸素と栄養の供給動脈(冠状動脈)があります。
この大事な冠状動脈の内部が、脂肪などのせいで完全に詰まってしまうか、90%以上ふさがれた状態になると、血液がほとんど心筋へ流れなくなります。そうなると心筋は酸素不足によってポンプ作用を停止してしまい、その結果、心筋は広い範囲にわたって腐敗してしまいます。

この状況を心筋梗塞というのです。心筋梗塞を起こした人の冠状動脈は血小板が血管をふさいだ状態になってしまうのです。血小板はコレステロール値が高いとくっつきやすくなり、血栓をつくりやすいことが知られています。

また、血小板どうしを囲まらせたり、ボロボロにしたりするのに大きな関係をもっている物質として、プロスタグランディンという物質も、近頃、知られています。

不飽和脂肪酸を大量に含む

大豆を始めとした植物油は、血栓をつくる原因ともなっているコレステロール値を下げる作用のある不飽和脂肪酸を大量に含有しています。

そのうえ、このリノール酸は常にコレステロール値を低下させるだけでなく、血小板を凝固しにくくする働きをもつほうのプロスタグランディンを増殖させる作用もあわせもっているのです。

大豆油は植物性たんばく質の宝庫といわれますが、動物性たんばく質に多いとされるリジンやアルギニンといったアミノ酸も多いのです。これら大豆たんばくは、近年、コレステロール低下作用のあることでも、大きくクローズアップされてきています。

不意に襲ってくるおそろしい病気、心筋梗塞を予防しておきたいのであるならば、まず血栓に気をつけなければいけません。血栓の原因となるコレステロール低下に大きな働きをもつ、リノール酸や大豆たんばくを大量に含んだ大豆加工食品は、これからの食卓に毎日取りいれたい食物です。

大豆

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大豆 ストレス 高血圧の原因ストレスも軽減する効果がある

大豆 ストレス 高血圧の原因ストレスも軽減する効果があります。ビタミンCとともに、最近では、大豆を中心とした植物油も、抗ストレスの働きがあるものとして注目されています。副腎皮質を丈夫にする働きのあることが知られてきたからです。

大豆 ストレス 効果 万病の原因の多くがストレスの時代

大豆 ストレス
大豆 ストレス

高血圧の発症因子のうち大きなものとして、ストレスがあります。ストレスという言葉は、今や完全に一般化した言葉ですが、ふつうの人がストレスと言っている時は精神的な緊張程度の高まりや精神的なショックのことを指しています。
過度のストレスは交感神経を刺激して血圧を上昇させる

しかし本当め意味は、もうすこし広義に解釈されていて、寒冷ショックや、からだの傷、各種の中毒症状なども含めた意味で使っている言葉なのです。
ストレスという考えを最初に提唱したのは、有名なカナダのセリエ博士で、「あらゆる病気はストレスによって起こる」というセンセーショナルな学説を発表しました。

それ以来、ストレスは病気に対する非常な危険因子として絶えず注目を浴びています。ストレスはホルモンを通じて心臓や血管、人間のあらゆる臓器に障害を与えています。従ってストレスは高血圧、心臓病、糖尿病、胃潰瘍、歯槽膿漏など、たいていの成人病にかかわって病気を誘発する原因となっています。

しかし、人間はストレスを完全に避けて生きていくことはできません。人間生活を続けていく以上、公私にわたる人間関係を始めとしたさまざまな悩み、金銭的な苦労、仕事を円満に処理できないつらさなど、大げさに言えば、人間はストレスの海の中を泳いでいるようなものです。

人間の体には防衛機能が備わっている

しかし、人間はまた、うまくできているもので、ストレスから自分自身を防衛する機能も合わせ持っているのです。左右の腎臓のうえに位置している副腎がそれです。
副腎の外側を取り巻いている副腎皮質から分泌されるホルモン、いわゆる副腎皮質ホルモンがストレスをがっちり受け止めて、その悪い影響を軟化させ、人体を守る働きをもっているのです。

ということは、ストレスから生体を自衛する手段としては副腎皮質の働きを強化し、ホルモン分泌を旺盛にしてやればいいということになってきます。副腎皮質ホルモンの分泌を活発にする作用を引もつ物質はいくつかあり、よく知られているのがビタミンC です。ビタミンCは抗ストレスビタミンと呼ばれているくらいです。
ストレスがかかっている人に必要なビタミン

大豆とビタミンCが抗ストレスに働く

ビタミンCとともに、最近では、大豆を中心とした植物油も、抗ストレスの働きがあるものとして注目されています。副腎皮質を丈夫にする働きのあることが知られてきたからです。
大豆を始めとした植物油が血圧を下げる作用をもっていることは、今や周知の事実となっています。

リノール酸の働き

大豆などの植物油に血圧降下に作用があるのは、主として植物油の中に多く含まれているリノール酸の働きによります。リノール酸が血液の中の余計なコレステロールを除去し、その結果、動脈硬化を防ぐとともに、血管も強化してくれるのです。

また、植物油のリノール酸は肥満をも防ぐ働きをもちます。肥満は高血圧を引き起こす要因の中で、大きなウェイトを占めるものの1つです。体重が1キロ増えるごとに、血圧が3mm/Hg上がるといわれるぐらいです。

以上のように大豆などの植物油には血圧を降下させる大切な働きがいくつもあります。しかし、これらはいずれも血圧降下をさせる関接的な理由でしかありません。

大豆油など植物油の血圧降下作用について直接的な働きをする物質は何でしょうか。それはプロスタグランディンという物質です。プロスタグランディンは人間の生命の神秘をつかさどる複雑多岐な作用をもつ物質で、現在、二十数種類のものが発見され解明されています。血管を拡げたり、血圧を降下させるプロスタグランディンは二十数種類の中でプロスタグランディンE と呼ばれるものです。

プロスタグランディンEには生体内では腎臓や肺臓で合成され、きわめて微量でも、血管をゆるめたり、血圧を下げる強い働きをもっているのです。

このプロスタグランディンEの化学的内意を調べてみると、リノール酸がその始めの基となっていることがわかってきます。要するに、大豆をはじめとした植物油を常日頃からなるべく摂取するように心がけていれば、体中のリノール酸は豊かになり、したがってプロスタグランディンEも十分に合成されるようになるということです。

その結果、これらの物質の働きによって高血圧症が防げるということになるわけです。リノール酸と大豆油を少し強調し過ぎましたが、油っこいものがきらいな人は、大豆加工食品のビーフン、大豆の煮豆、納豆、油揚げ、厚揚げなどを取ってもいいのです。ちなみに、大豆のリノール配含有量をあげておきますと、100グラム中18グラム含有されている脂肪のうち、リノール酸は57~63七パーセントと半分以上を占めています。

大豆

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