大豆 胆石症 激しい腹痛を起こす胆石症にも効きます。日本人の3~5パーセントは胆石をもっているといわれています。
多めに見れば600万人ぐらいいるとされる胆石保有者のうち、20~50パーセントの人は激しい痛みをともなう胆石発作に苦しんでいます。
胆石についてはこちら。
大豆 胆石症 にも効く
胆石という病気は、胆石があっても痛みを感じなければ、胆石の存在にほとんど気がつくことなく過ごしてしまいます。ちょっとやっかいな病気といえます。
胆石とは、胆のうや胆道に石状の固まりができることを指しますが、大きく分けて2つの結石があります。ビリルビン(赤血球が壊される際作られる胆汁の合成成分)結石とコレステロール結石がそれです。
最近の胆石保有者は後者のコレステロール結石が圧倒的に多く、改めて、コレステロールが問題になっています。胆石の原因はまだ不明な点が多いのですが、一応、胆石のできやすい人として、
- 脂肪分の多い食事が好きな人
- 肥満
- 精神的・肉体的ストレスに弱い
などがあげられます。
また、胆石の多い女性にあってはこれに加えて、さらに妊娠による胆道圧迫が胆汁の流れを滞らせて胆石をつくるといわれています。胆石の発作は右上腹部に痛みをともなうことで知られていますが、ときには吐き気、嘔吐を起こすこともあります。
痛さのあまり冷汗をかいてしゃがみこむほどに苦しむ胆石の発作から逃れるためには、食生活に細心の注意をはらわなければなりません。
まず、脂肪の多い食品はひかえ目に取るようにすることです。脂肪分の多い食事はぜったいに取ってはいけないというわけではないのですが、一度に大量に摂取したり、ひんばんに取っりしないようにすることが必要です。
つぎに、脂肪の多いたんばく質食品を取り過ぎないことです。胆石の場合、たんばく質はふつうに取ってもいいのですが、たんばく質食品には脂肪を多く含む食品も多いので注意しなければいけないのです。
3番目には、糖質は比較的多く取ることです。脂肪や脂肪分の多いたんばく質の摂取を少なくした分だけ、ご飯などの主食は十分にとってエネルギー不足をきたさないようにするのです。
胆石が心配な人の食事の3つの基本方針に当てはまる食品はいろいろありますが、それらのうちでも大豆とその加工食品はすぐれた胆石予防食品です。
胆石は自覚症状が始めはあまりないだけに、検査でもしなければなかなか見つかりません。傾向的にみて胆石のおそれのある人は、常日頃から大豆食品を食べておきたいものです。