狭心症、心筋梗塞を生姜の効果、効能で解消する

心臓の筋肉に栄養を運ぶ血管(冠動脈) が動脈硬化を起こして狭く細くなり、心臓への栄養や酸素が十分に補給されないときに起きる胸痛が狭心症。細くなった冠動脈に血栓が詰まり、血流が完全に途絶えると心筋梗塞になる。

動脈硬化や血栓を防ぐには、日頃から体を温め、血行をよくしておくことが大切。また、血液をサラサラにして、血栓ができないようにすること。
狭心症と心筋梗塞の異なる点

生姜は、血小板の粘り気をおさえてサラサラにし、血栓ができないようにする作用が知られている。さらに、強心作用もある。心臓の筋肉を刺激して収縮力を高め、脈拍をゆっくりと低下させ、血圧を下げるのだ。動脈硬化性の狭心症や心筋梗塞を防ぐには、生姜を積極的に摂取しよう。
血液をサラサラにする効果が高い魚介類や玉ネギ、ラッキョウなどと一緒に食べると、より効果的。

  • 生姜紅茶や生姜湯、生姜酒などを毎日飲む。
  • 魚介類( エビ・カニ・イカ・タコ・貝) に含まれるEPA( エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、タウリンは、動脈硬化や血栓を予防する。タウリンを多く含み、心筋の力を高めるカキもおすすめ。生姜を薬味や料理の材料に使って、組み合わせて食べるとさらにいい。
    EPA・DHAの血液さらさら作用についてはこちら
  • 卵鞘(らんしょう)を飲む。茶碗に卵( できれば有精卵) の黄身1個分を入れ、黄身の1/4~1/2のしょうゆを加えて、かき混ぜて飲む。心不全や心臓機能の低下に効果的。いうなれば強心剤である。ただし、毎日は飲まないこと。2日に1回が適量。
  • 心臓病の予防、改善には、下半身を鍛えることも効果がある。週3~4回、ゆっくり(1分間に40mくらい)のウォーキングを30分間行うのもいい。