体を温める陽食材を組み合わせて考案
あらゆる病気を防ぐ万能食品の「生姜」。これを毎日手軽に続けられて、効果的にとり入れることができるように私が考案したのが、「生姜紅茶」。熱い紅茶にすりおろした生姜を適量入れ、黒糖(黒砂糖) で甘みをつける。
「緑茶やお湯ではだめですか」とよく質問されるのだが、やはり紅茶がベスト。紅茶は緑茶を発酵させたものだが、緑茶とは体に対する影響が大きく違う。
緑色の緑茶もお湯(水)も、体を冷やす「陰性食品」。
一方、赤(黒)色の紅茶は、体を温める「陽性食品」だからだ。また、紅茶に入っている「カフェイン」は、利尿作用を発揮して「水毒」を防いでくれる。さらに、紅茶の赤い色素「テアフラビン」には、強力な抗酸化伸用があり、体内で発生した過剰な活性酸素の除去に役立つはか、風邪やインフルエンザウイルスの殺菌効果があることでも知られている。
生姜と相性がよく、生姜の冷えとり効果をさらに増進させる紅茶を組み合わせた「生姜紅茶」は、手軽で最強の「温め」健康食品といえる。その生姜紅茶に黒糖を入れると、効果はもっと高まる。白砂糖は「陰性食品」だが、黒糖は「陽性食品」。これにも体を温める作用があるのだ。しかも、ビタミンやミネラルを皇宮に含んでいて、カルシウムの含有圭は、白砂糖の150倍近くもある。
トリプルの温め効果が強力に効く
生姜+紅茶+黒糖を組み合わせた「生姜紅茶」。材料のどれもが陽性食品なのだから、体は強力に温まるのは当然だ。生姜紅茶を飲むとすぐに、体がポカポカと温かくなるのを感じるはず。代謝のいい人なら、飲みながら汗をかくかもしれない。毎日飲み続けていると、なかなか風邪をひかなくなる。
ひいたとしても、生姜紅茶を1日3~4杯飲んでいると、ひどくならずにすむ。冷え性やむくみ、便秘や下痢、こりや痛みなども、知らず知らずのうちに解消する。
1日中、体が温かく、毎日心身ともに気持ちよく過ごせることに驚くだろう。さまざまな不調から解放されるはず。
むくみが解消されやせる
体が芯から温まって体温が上がると、代謝がよくなるので、体に蓄積された脂肪もどんどん燃え出す。代謝がいいと、食べたものもすぐにエネルギーに変換されるので、脂肪がつきにくい、太りにくい体になるということでもある。全身の臓器が活発に活動し、腎臓の血流もよくなって、排尿が増えてむくみも解消する。
もちろん、胃腸の運動も活発になるので、便秘も解消する。「そんなに食べていないのに、どうしてもやせない」という人の多くは、体が冷えている。
冷えのせいで代謝が悪いので、脂肪が燃えにくく、また体内に余分な水分や老廃物をため込んだまま排出できない。それが、生妻紅茶を飲んで体を温めることで、一気に解消できるのだっ極端な食事制限やハードな運動の必要もなく、無理なくダイエットに成功する。
肌も見違えるほどキレイになる
生姜紅茶で手に入るのは、健康と理想の体型だけではない。肌もつやつやと美しくなる。アンチエイジング効果を期待して高額な化粧品を使っている人は、まずそれよりも生姜紅茶を続けてみてほしい。
お風呂上がりの肌が美しいのは、血行がよくなっているから。
生姜紅茶を飲み続けることで冷えがとれて血行がよくなると、毛細血管のすみずみまで血液が行き渡るので、新陳代謝が活発になって、肌は見違えるほどきれいになる。顔色が悪かった人やくすんでいた人は頼に赤みがさし、シミが気になっていた人は薄くなってくる。何より、顔全体がイキイキと輝いてくるはず。