脱、敏感肌 2週間の集中ケア こすりすぎはNG、洗顔後はすぐヒアルロン酸で保湿

普段は、そうでもないのにある日突然、肌が敏感になっている…と感じることは多々あります。それは肌のバリア機能が低下し、皮膚に過敏になっている状態です。

うるおいを守る3大要素

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り、表皮は上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層になっています。

なかでも皮膚の表面を覆っている角質層は、肌のうるいおいやバリア機能を支えています。

このため角質層には水分を保持するいくつもの仕組みがありその代表的な3大要素が水分を抱え込む働きをする「NMF(天然保湿因子)」、角質細胞の隙間にあり、水分を保持している「角質細胞間脂質」、皮膚表面を覆うことによって水分の蒸発を防いでる「皮脂膜」です。

角質脂肪間脂質は、角質層の細胞と細胞の間を満たす脂質で、いくつかの成分からなっていますが、その約半分を占めているのが「セラミド」です。この「角質細胞間脂質」が十分にあることが肌のうるおいを保つカギとなります。

セラミドは年齢と共に減少していくほか、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の人は生まれつきセラミドなどの量が少ない傾向にあります。保湿剤などを使ってセラミドを補う必要があります。

こすりすぎはNGです。

バリア機能を低下させて肌を敏感にさせてしまう原因のひとつに「こすりすぎ」によって角質層を傷つけてしまうことがあります。スキンケアの基本は「こすらない」ことが鉄則ですが、知らず知らずのうちにこすってしまう人が多いようです。

肌の角質層は非常に薄く少しの刺激でもめくれあがってしまいます。自分ではそっとやさしくスキンケアしているつもりでも無意識のうちにこすっていることが多く、肌トラブルが解消しない人は見直してみる必要があるでしょう。
スキンケアだけでなく、髪の毛や洋服の襟などが顔や首のまわりに常にあたっていたり、紫外線などの刺激でも角質層が傷つく原因になるので敏感肌の人見直してみるといいでしょう。

  • クレンジング
    どうしてもメイクをしっかり落としたいがゆえについ手にチカラが入ってしまいがちです。クレンジング剤でメイクを浮き上がらせるように行うのがポイントです。
  • 洗顔
    洗顔料をしっかり泡立ててやさしくなでるように洗います。泡のように表面が広い範囲の球状になっていたほうが肌につく免責が広がるので、洗う際にも効率がよくすみずみまで洗うことができます。タオルで拭き取る際もこすらずにやさしくおさえるようにして水分をぬぐいます。
  • 保湿
    洗顔後は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分配合化粧水や乳液ですぐに保湿を行います。セラミドは、植物性セラミドやバイオセラミドなどがありますが天然セラミドは人の肌に馴染みやすく高い保湿効果が期待できます。
  • ヒアルロン酸で潤いのある美肌に

洗顔料や化粧品を使用した際にしみたり、赤くなったらすぐに使用を中止します。炎症がひどい場合は、皮膚科を受診します。

自分の肌のタイプを知る

ぁなたの肌は、ほんとうにあなた自身が考えている通りの肌質なのでしようか。自己流の判断が間違っているケースが案外多いもの。肌黄をきちんとわかっていなければ、効果的なケアはできませんよ。

「オイリー肌」「ドライ肌」ということばだけで肌質を表現するのは間違い

「あなたの肌質は? 」と聞かれたらどう答えますか。たいていの人は「私はオイリー」とか「ドライ肌なの」と答えることでしょう。
しかし、よく考えてみると、オイリーとは皮脂の分泌が活発なこと。皮脂の分泌は、その人の肌の生理で決まる問題です。
一方、乾燥とは、そのときの肌表面の水分の保有状態をさすことば。つまり、オイリーという「肌の形態」をあらわすことばと、ドライという「肌の状態」をあらわすことばを、肌質のタイプ分けに使ってしまうと厳密にいえば、矛盾が生じてしまうのです。たとえば、肌を器械で測定してみると、オイリー肌でもドライ肌の人がいるし、オイリー肌で肌の水分量も多いという人がいるのです。
肌質を正しくいうためには、肌の皮脂の分泌状態と、水分の保有状態のをチェックする必要があります。「脂分は多いけど、水分は不足ぎみ」とか「脂分も不足ぎみ」というのが、肌質の正し表現方法です。
オイリー肌、ドライ肌というだけでは、肌質を完全に表現できず、正しいスキンケアを行うには、情報不足なわけです。
肌質をTソーンだけで判断しないことせっけん洗顔したあと15分くらいそのままにしておきます。つっぱり感がすぐなくなる人は十分脂分がある人、なにもつけないとつっぱったままの人は脂分不足。その他、ファンデーションをつけたときに、化粧くずれの早い人は脂分過剰、粉をふいたようになるのは水分不足ということがわかります。鏡でじっくり自分の肌の状態を見たり、じかに手で顔をさわってみることもチェックの方法のひとつ。
肌のそのときどきの状態をこまめに正しくチェックすることにより、どうお手入れをすればよいかわかります。さらに、よくチェックすると気づくことですが、肌のそれぞれの部位によってずい分状態か違うはずです。
たとえば、目のまわりはカサついているけど、Tゾーンは脂っばいといったぐあい。これは、肌の構造の違いによるもの。なんでも「乾燥」のひと言ですませてしまいがちですが、肌の部位によって現れる症状が違います。ほおは弾力がありますが、水分量が少ないため肌がカサつきやすく、
一方、月のまわりは角質層が蒔く、肌の表面の水分が失われやすいため乾燥しがちです。同時に、目元は肌の弾力がないため小ジワになりやすくなっています。このように肌は、その部位によって角質層の厚さ、皮脂の分泌量が違うので、ひとつの肌質でこうだと思いこんでしまうのは危険なのです。

水分と脂分のバランスで肌質は決まる

自分の肌質チェックに自信がないという人は一度、左の表の水分と脂分のバランスチェックをしてみると、客観的に判断できるかもしれません。
自分の肌質を正しく知ることができたら、その肌質に合った手入れが大切です。間違った手入れをしていると、5年後、10年後にメイクではカバーできないほどのトラブルをひきおこします。たとえば、脂っばい肌に油分をあたえすぎるとニキビだけでなく、ひどくなると皮膚炎や吹き出ものまで発生します。また、小鼻のわきなどに過剰の脂分が白くかたまることも。そんな状態を乾と勘違いしている人はいませんか?逆に乾燥が続くと肌あれ、小じわの原因になります。化粧水、乳液と肌質にあったものを選びます。
オイリー肌で乳液はちょっと…という人もさらっとしたオイルフリータイプ選べば問題ありません。
水分と脂分のバランスは、ちょっとした気温の変化、体調、天候によってもくずれます。毎日毎日状態が違うといっても過言ではありません。こまめに鏡をのぞいて、チェックを。

肌の基礎知識

肌の新陳代謝のサイクルを利用する

肌が生まれ変わる周期は28日前後

日に焼けて黒くなった肌が、いつの間にか元の白い肌に。いつまでも黒いままということはありません。これは、肌が生まれ変わっている証拠。
新しい細胞が生まれて、古い細胞がはがれ落ちる「新陳代謝」の働きによるものなのです。
肌の一番外側にある表皮は、私たちが毎日お手入れをしているもっとも重要なところで、みずみずしい肌、しっとりとした肌といった美肌の決め手にもなる部分。厚さはわずか約1ミリです。
そんな表皮も拡大するといくつかの層に分けられています。内側から、新しい細胞を作り出す基底層、細胞と細胞の栄養を補給する働きがある有棘層、紫外線から肌を守る顆粒層、そしていつも手に触れ、外界の刺激から肌を守る角質層です。ほんの1ミリの厚さに、別の働きをもつ層があるのですから、いかに皮膚は複雑でデリケートなものかわかると思います。

新しい細胞は一番下の基底層で作られ、だんだん形を変えながら新陳代謝の働きで上部へと移動します。偏平の角質層になるまでにおよそ14日間、角質層になってからアカとしてはがれ落ちるまで14日間、合わせて28日間で新旧交代が行われるのです。

この細胞の一生を「肌のターンオーバー」といい、順調なら28日間で終わります。28日といえば生理周期も28日。なぜ28日なのかは明らかにされていませんが、28日というのはある種の「生命のリズム」といえそうです。このターンオーバーがあるからこそ、傷も治るし、悪条件にさらされている肌もなんとか保てるのです。このターンオーバーを積極的にうながせば、肌自身のもつ力を最大限に引き出して、生き生きとした肌を保つことが可能になるはずです。

夜ふかしは肌のターンオーバーを妨げる

朝、鏡を見ると顔色がくすんでいたり、化粧のノリが悪かったり、そんな経験があると思います。それは、「ターンオーバーがスムーズに行われていませんよ」という肌の注意信号。その原因を早く解消してあげなくてはいけません。見渡せば、ターンオーバーを妨げる原因は、身近にたくさんひそんでいます。
なにより肌によくないのが、夜ふかし、睡眠不足など不規則な生活。とくに、午後10時から午前2時までの4時間は何があっても睡眠をとるべきなのです。というのも、この時間に細胞の分裂が最も盛んになるといわれているからです。睡眠中は、心臓の鼓動がおだやかになり、毛細血管が広がって血液が体中にいきわたり、栄養やエネルギーが細胞分裂に使われやすくなります。午後10時に寝るというのがむずかしいという人は、せめて午前0時までには就寝を。また最近はストレスによる肌のトラブルが非常に、ふえています。例えば、過度のダイエットもストレスをふやす原因のひとつになります。

美肌のポイントは「キメ」

キメは肌表面の溝と丘による紋様のこと

キメは、木目とか肌理などと書くことばで、肌の表面のこまかなこと、と辞書には書かれています。私たちもよく「肌のキメがあらい」とか「こまかい」などと使っていますが、実際にはどういう状態をいうのかきちんと理解していますか。
肌にとって大切なポイントであることは、うすうすわかっていて、なんとなくイメージをも正しく答えられる人はあまりいないと思うので、この機会にしっかり覚えてスキンケア対策に生かしましょう。
キメについて知るには、まず、皮膚の構造から見なくてはなりません。といっても、むずかしく考えることはありません。まず、自分の手の甲をじっと見つめてみてください。目をこらすと、皮膚の表面に無数の溝が刻まれ、三角形、またはゆがんだ凹角形の紋様のような凹凸があると思います。この溝を皮溝と呼びます。この皮溝にはさまれて、盛り上がっている三角形または四角形の丘の部分が、皮丘とよばれるところで、皮溝と皮丘の織りなす紋様こそがキメなのです。

キメが細かい=小さい

一般的に「キメがこまかい」といっている場合には、ひとつひとつの皮丘が小さいという意味で使われていることが多いのですが、実は、キメが小さいということがイコール肌が美しいということにはなりません。
なぜなら、いくらキメが小さくても、肌の水分不足が原因で、キメの形が不揃いになっていたり、肌あれによってキメの形がくずれてふぞろいだったりすると、ハリやツヤのない不健康な肌に見えるからです。
つまり、健康で美しい肌というのは、キメの大小ではなく、キメの形がそろっていること、皮丘が適度の水分を含んで盛り上がっていること。この2点が大切なのです。こうした状態の肌を「キメがこまかい肌」というのです。

加齢によりキメは徐々に乱れてしまう

もともとキメの大きさや形は生まれつきのものですが、体の成長や年齢、環境などによって徐々に変化してきます。生まれたばかりのころには細かかったキメも、年をとって体が大きくなるにしたがって膨張するし、寒さや暑さ、紫外線など、外からの刺激によっても乱れてしまいます。
実際に、ふだん衣服で隠されている胸元やヒップの皮膚と顔や手の皮膚をくらべてみると、キメの乱れは一目でわかるはず。これは、一時的に肌があれたというものではなく、年をとるとともに、肌の内側からジワジワと起こってくる変化です。

過剰な皮脂もキメを乱す原因のひとつ

こうした年齢的な要因とは別に、肌の状態がドライかオイリーかでも、キメは乱れます。だから、若いといっても安心してはいられません。
主としてキメの乱れは、最初に述べた皮丘の乾燥、潤い不足が憤凶でおこるといわれていますが、皮脂分泌が多すぎるのも原因に。というのは、分泌された皮脂をそのまま放っておくと、皮溝に汚れがたまって肌があれ、キメの形が乱れるからです。また、皮脂の分泌が多すぎて、毛穴がつまってしまうと、なんとか皮脂を出そうとして毛穴が開いてしまい、やはりキメが乱れる原因になります。
よく「毛穴が開いていて、キメのあらいのが悩み」という人がいますが、毛穴が目立つからといって、必ずしもキメがあらいと判断するのは間違い。皮脂の汚れが皮膚の表面で化学反応をおこしてキメを乱していたり、皮脂の分秘が活発なために毛穴が開いて、目立っていることもあるのです。
いちばん知りたいことは、実際に自分の肌はキメがそろっているか、荒れているかという点でしょうが、これは器械などを使わないと、素人にはなかなか判断しにくいことだそうです。少なくとも、手で顔にふれてみたときにしっとり(ベッタリではなく) していれば、まずだいじょうぶでしょう。
キメのあれた肌はハリがなく、つややかさが失われがちなものです。くわしく知りたい人は、一度化粧品メーカーなどが実施している肌質のチェックを受けてみるといいかもしれません。

正しいスキンケア製品選びは、正しい知識から

肌の美しさを決定的に左右するのは、キメ、ハリ、ツヤの3要素。これは肌の一番表面の部分である角質層にキープされている保湿因子によって決まってきます。生まれたときには、すべての人の皮膚がこの保湿内† (NMF=天然保湿因子、セラミド=細胞間脂質、皮脂膜)を作り附す機能を備えていて、肌を健やかな状態に保つ力をもっています。ところが大気の汚れ、紫外線、室内外の温度・湿度差、ストレス、睡眠不足など、皮膚をとりまく諸条件によってこの生理機能の働きが鈍くなり、結果としてシワ、シミ、たるみといったトラブル(老化)を引きおこすのです。かつては一般的に「老化」という症状が現れるのは、「お肌の曲がり角」と呼ばれる、25才頃といわれていたのですが、食生活やライフスタイル、環境の変化などにともなって整理機能の低下(老化現象) が始まり、最近ではすでに18才頃から始まっているともいわれています。
そこで1日でも早い老化対策を、ということになるわけですが、手当たり次第に化粧品を使うのは考えものです。老化ケアは「あたえる」こと、「補う」ことにかたよりがちですが、20代前半のうちは、低下した生理機能を目覚めさせる自己修復ケアと、生活改善に努めることが大切です。「肌を清潔に、健康に保つ」ことこそ、老化対策の第一歩なのです。

自分の肌年齢に合わせたスキンケアが大切

では「肌を清潔に、健康に保つ」ためには、具体的にどんなスキンケア用品を選べばよいのでしょう。ターゲットとする年齢がはっきりしている化粧品は、それぞれの老化度に合わせた成分内容が配合されているため、不必要なものまでを肌にあたえる心配はありません。

ただ、23~24才噴から肌の老化度の個人差はとても激しいため、一概に年令と肌年令を一緒にして考えることができにくくなります。
ですから、23才の人でも30代向きの化粧品を使ってもいっこうに構わないわけです。とはいえ、季節の変わりめや、精神性の一時的なアクシデントを「老化した」と決めつけてしまっては早計です。
肌がどうもカサつく、つっぱる、小ジワができたなどというとき、には、とりあえず1ヶ月だけリッチなものを使って様子をみてみましょう。

しかし肌の調子がもとに戻ったらもう不必要です。余分なものをあたえ続け肌を甘やかしていると、トラブルの原因となることはもちろん、老化を早める結果にもなりかねません。注意してください。
また、「肌質、年齢向き、目的が限定されているシリーズ化粧品は、全製品使わなければ効果はないの? 」という声も聞かれますが、そんなことはありません。それよりも自分の肌との柑件のほうが人切です。「化粧水は使ううけれど、クリームは重いというときにはは省いてもokです。

正しい選び方、使い方を守らないととりかえしのつかないトラブルになる危険も

化粧品による肌トラブルで皮膚科にくる人の半数以上が、選び方と使い方のミスによるものだとか。最近の化粧品は、その効果の打ち出しがはっきりとしているため、「とりあえず使えばいいや」と使用書を満足に読まない人もいるようです。3滴で十分という美容液を、「多ければ多いほど効果があるはず」と、化粧水のようにジャブジャブ使ったり、「パックならなんでも保湿用だろう」と、汚れとり用を顔全体に塗ってしまったりと、勝手な思いこみが、とりかえしのつかないトラブルをまねいているのです。

とくに目的がはっきりしているパック、美容液、スクラブ洗顔剤などは、その効果が高いだけに、抜いに慎重すぎるということはありません。目先の興味だけで化粧品を買ったり、使用書をよく読みもせず使い始めるのは、まさに論外ということです。もちろん正しい使い方をしていて異常があれば、すぐに皮膚科のお医者さんにみてもらいましょう。

無添加なら全部OKという思い込みをやめる

自然派ブームがすっかり定着した化粧品業界。「無着色、無香料、ノンアルコール」製ばかりが、クローズアップされ、「もうそれだけで最高の化粧はが品絶対に安心」と思っている人が多いようですがこれはあくまでもひとつの目安。

化粧品選び自分の肌質との相性が最重要課題です。日本で発売されている化粧品の成分は、すべて厚生省の許可を得たもの。ヨーロッパやアメリカに比べても厳しい基準で、その安全性についてはかなりの信用がおけます。
香料、色素、鉱物油、アルコールのいずれも皮膚への刺激などの点では安全性が確認されたものだけが使われているのです。
香りのもつリラクゼーション効果や、アルコールのもつ清涼感など、化粧品のもつプラスアルファの効果も化粧品を楽しむ大切な要素です。牛まれつきアルコール成分に敏感だったり、香りによって気分が悪くなる、という人以外は、もっと選択の基準を広くもってもよいでしょう。

肌で注意した3つのトラブル(化粧崩れ)

化粧崩れ

化粧くずれの最大の原因は汗と皮脂の過剰分泌

気温の上昇とともに気になりだすのが肌のベタつき。そして、化粧くずれ。化粧がくずれやすいのは、小鼻のまわりや額、Tゾーンなどの皮脂分泌の多い部分です。また、これらの部分は汗をかきやすい部分ぞもあります。つまり、化粧くずれの最大の原因は、汗と皮脂の過剰分泌なのです。

化粧くずれの原因と仕組み

皮膚の生理システムを知って効果的なケアを

皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層からなっています。とりわけ表皮層のいちばん上にある角質層は、肌の美しさを左右する重要な部分。角質層には20%の水分が含まれていることが理想です。
この角質層の水分の蒸発を防ぎ、肌にツヤをあたえるのが皮脂の役割。
皮脂の分泌量は年令や気温に左右されます。年令的には20代前半がピーク、また、気温が上がるほど分泌量がふえます。

原因になるのは、過剰な皮脂の分泌と汗

化粧がくずれやすい部分と皮脂分泌の多い部分は一敦しています。つまり、化粧くずれの最大の原因は過剰の皮脂といえます。この皮脂を放っておくと、肌の表面に汚れがつきやすくなり、やがてニキビや吹き出もののトラブルへと発展します。

化粧くずれしないパーフェクトスキンケア

オイリースキン

洗顔したあと、化粧水や乳液などをつけなくても肌につっぱり感がない人。化粧崩れしやすく、メイクのもちが悪い。とくにTゾーンを中心に皮脂分泌過剰タイプ。

  • 化粧くずれしやすいTゾーンは、オイルオフパックで余分な皮脂をとり除く。洗い流すタイプなら、忙しい朝でも、約3~5 分間塗るだけだから簡単にできる。
  • 洗顔料は手のひらの上で十分に泡立ててから、顔にのせていく。軽いタッチでらせん状に洗う。皮脂分泌の多いTゾーンは、汚れがたまりやすいので念入りに洗うこと。
  • 収れん、殺菌効果のある化粧水をコットンに十分に含ませて、顔の内側から外側に向けてパッティング。
  • 美容液の目安は、顔全体であずき粒1~2 個。たくさんつけても効果は同じ。指がすいつく程度がベスト。
  • 余分な油分は化粧くずれのもと。指で肌をさわってみてベタつきが感じられたら、ティッシュで軽くおさえてオフする
  • 肌に水分を補給しながら、皮脂分泌をコントロールする美容液が便利。脱脂作用はないので、顔全体につけても大丈夫だが、ミックススキンの人はTゾーンだけでOK。
  • 乳液を使う場合は、油分が比較的少なくサラツとした使い心地のものを選ぶ。水分の多いものはコットンに含ませて、肌をなでる要領で。ティースプーン1 杯が自安。
  • 下地クリームは、ファンデーションのつき、もちをよくするのに欠かせないアイテム。オイリー肌だからといって敬遠するのではなく、さっばりした乳液タイプを選ぶ。
  • あずき粒1個ぐらいが適量。両ほおに1ヶ所ずつ計2ヶ所は薄くつけるのがポイント。

つっぱり感は水分不足が原因。室内の冷暖房を意識した素肌づくりを

ドライスキン

洗顔のあと、化粧水や乳液などをつけないとつっり感がなくならない肌質の人。Tゾーンや小鼻のまわりなどオイリーな感じでほかはつっぱるうようなミックスタイプの肌質の人も、このケア方法をで対処します。

  • よく泡立てた洗顔料で、泡を肌にころがすように円を描きながら洗う。汚れは無理な力より、泡によって落ちるものと心得て。すすぎは最低でも10回は行いたい。
  • とくに冷房の強いところに1日中いて両ほおがカサつく人は、コットンに化粧水を含ませてしばらくほおにのせてパック。約3分。
  • トリートメント効果の高い化粧水で、肌にたっぶり水分を補給。コットンがヒタヒタになるくらいたっぷり含ませ、肌が冷たくなるまでパッティングをする。
  • プッシュボトルタイプなら2~3回おした量、スポイトタイプなら3~4適が適量 。のぴがいいのでこれだけで十分。
  • リッチな感触のしっとりタイプの乳液を、両ほお、あごの3ヶ所につけて顔全体にまんべんなくのばす。最後に、手のひらで顔を包みこみ、肌への浸透をよくさせるのがコツ。
  • ドライスキンといっても、夏は皮脂分泌が盛んになる季節。Tソーンは、ほおや目、口のまわりに比べて薄めにつけたほうがいい。
  • ドライスキンには保湿や潤い補給にすぐれた美容液をプラス。皮膚に保護膜をつくることで、乾横から肌を守る効果がある。顔全体に軽く内側から外側にのばしていく。
  • 顔全体であすき粒1個が目安。カサつくからといって多l につけると、ファンデーションのヨレ、くずれの原因になる。
  • 両ほお、あこの3ヶ所に下地クリームをつけて顔全体にのばす。ドライスキンの人は、しっとり感のあるクリームタイプがおすすめ。

肌で注意した3つのトラブル(にきび)

にきび

悪化させてあとを残さないようにする完壁ケアテクニック

とくに、春~夏にかけて生じる肌の卜ラブルで最も多いのがにきびや吹き出物。このふたつは呼び名は異なりますが厳密に言えば同じ症状です。ほおや額、あごなどの毛穴にしに皮脂がつまって起こるトラブルです。悪化させてしまうと炎症をおこし、治っても後が残るケースがあるので早い段階で丁寧なケアが必要です。

まずはにきびのできるメカニズムから

外的要因と内的要因がある

ニキビができる過程は同じでも、思春期にできるものと人人になってのニキビとでは、原因が違います。思春期にきびはホルモンのアンバランスが皮脂の分泌を過剰にさせておこりますが、大人のニキビは、単なる皮脂の過剰だけでなく、化粧時間が長い、必要以上に油分の多い化粧品を使っている、不規則な生活、栄養の偏りストレスなどが影響しています。
詳しいメカニズムはわかっていませんが、黄体ホルモンとニキビには、なんらかの関係があるといわれています。黄体ホルモンは、卵巣から排卵があってから、次に生理があるまでの約2週間の聞(黄体期という) に多く分泌されるホルモンです。
その時期の皮脂の分泌量を見ると、やはり多くなっています。このため、肌が脂っぼくなっていて、ニキピができやすくなるのかもしれませんが、それだけでなく、悪化しやすい傾向にもあるといえます。したがって、にきびに悩まされている人は、毎朝基礎体温をつけてみて、排卵があったら、ふだんよりも、いっそう洗顔をていねいにしたり、肌に刺激をあたえないようにメイクをひかえめにするなどの注意を払うと、かなり違ってくるはずです。

ニキビ予防のテクニック

クレンジングは洗い流すタイプを選ぶ

20代のニキビの原因のひとつに、メイク時間の長いことが指摘きれています。メイクの表面には、ほこりがつきやすいし、時間が経過すると、脂分が酸化して、肌に悪い影響をあたえたり、毛穴をふさいで皮脂を出にくくするなど、ニキビの原因をつくりやすいからです。ニキビ予防の第一歩は、正しいクレンジングです。クレンジング剤は油分が必要最小限であること。オイルやクリームなどの油分は肌に残りやすく、ニキビの原因にもなるのでで、液状かジェル状が最適です。
また、ふきとりタイプは肌を刺激するので、洗い流しタイプが賢明です。顔全体にのばして洗い流します。

  • 指の腹でクレンジング剤を顔全体になじませ、汚れが浮き上がってきたら、30~35度のぬるま湯でしっかり洗い流し、せっけん洗顔を。
  • アイメイクには書用のリムーバーを使いたい。綿棒で目頭から目尻に向かってラインをふきとり、マスカラは根元から毛先へ、すべらせるようにふく。
  • 口紅は全体のクレンジンクの前に、クレンジンク剤をたっぶり含ませたコットンでスッとふきとる。
  • 洗顔後はタオルに水分を吸いとらせる要領で、肌にボンボンとおしあてながら。絶対にゴシゴシこすらない。

洗顔はせっけんで。「泡で洗いタッチでやさしく、ていねいにが基本

ふつうの洗顔せっけんでl日に3~5回は洗う

ニキビの予防には、肌を清潔に保つ洗顔が最も重要です。ただし、回数が多ければよいわけではなく、朝晩のていねいな洗顔が基本。
あとは、皮脂の分泌状態に応じて、3~5 回にふやします。洗顔料はふつうの洗顔せっけんで十分です。洗顔後に肌がつっぱるのは悪いことと思いこみがちですが、皮脂を落とすのですから、多少つっぱるのは当然です。洗浄力がマイルドな洗顔料のなかには、汚れが十分に落ちないものもあるので要注意です。また、ベビーせっけんを低刺激だからと好む人がいますが、雑菌を防止するために入っている殺菌剤が、肌を刺激することもあります。せっけんはよく泡立てて、その泡を肌にすべらせるように洗います。

アクネ用洗顔料は、肌質をよくチェックする

アクネ用洗顔料には、ニキビの原因となる皮脂をさっぱりと落とし、厚くなった角質を除く成分や肌を殺菌する成分が含まれています。これらの成分は、オイリーな部分やニキビができた部分には有効ですが、そのほかの皮脂分泌が少ない部分がかさついたり、刺激を受ける可能性も。ニキピ部分やオイリー部分だけに使う用心深さが必要です。また、スクラブも肌には刺激なので、避けたほうが賢明。

  1. 顔をぬるま湯で数回すすぎ、手をせっけんで洗ってお< と、泡立ちが違う。そして、せっけんは手で十分に泡立てる。
  2. まず、額の中央から外側に向かって、指の腹でよく泡立てたせっけんをらせん状にのばしていく。
  3. 両ほおは、中心から外側に向かってらせんを描くように洗い、鼻筋は上下に泡をのばすように、また、小鼻も念入りに洗う。
  4. ぬるま湯でていねいにすすぐ。とくに髪の生えぎわや小鼻のくぽみに注意。最後は水で軽くパッティング。

洗顔後のケアは、化粧水と美容液で水分をたっぷり補給するだけでOK

洗顔によって、肌をおおっていた皮脂がとれるため、肌は水分が蒸発しやすくなっています。水分の蒸発を防ぐ皮脂が元の状態に戻るには、しばらく時間がかかります。
そこで、皮脂が肌をおおうまでに、化粧水で水分を補給。化粧水は、肌質で選べばよいのですが、ここで問題になるのが、肌の部分による違い。もし、化粧水をつけても乾燥していると感じる部分があれば美容液で保湿成分を補給して、肌の水分量をアップきせて。さらにかさつくようなら、乳液で軽く油分を補います。
ポイントは、化粧水はケチらず、たっぶり使うこと。コットンにティースプーン1~2 杯分を含ませ、肌にパタパタとたたきこむようにする。

二キピを爪でつぶすのは絶対避NG!化膿する危険も

ニキビを爪でつぶすと、そこから雑菌が入って化膿する危険があるし、つぶし方によっては、あとが残ってしまうこともあります。つぶしたい人は、専門医で吸引してもらえばよいでしょう。できたニキビは、清潔に保つことが肝心。洗顔をきちんとするのがいちばんです。ニキビ部分に使うアクネ化粧品も、患部の殺菌や、角質をやわらかくして毛穴を広げ、皮脂の通りをよくする点で有効です。ただしあくまでも化粧品で、治療薬ではありません。過剰な期待は禁物。

皮脂対策用スキンケア化粧品でのスペシャル・ケアを習慣に

ニキビ肌の人は、結果として皮脂が過剰な状態になりやすいので、よく自分の肌の状態を観察したうえで、オイリーな部分だけに、皮脂の分泌をおさえる化粧品を利用してみるのも、ニキビ予防に役立ちます。
ただし、顔全体に均一に使うのはだめ。肌のほかの部分を傷めることになってしまいます。また、これらの化粧品には永続的な効果は期待できないので、小容器にでも入れて持ち歩き、こまめにケアをする必要があります。

乳酸菌酵母共棲培養エキス・ プシュケーで長年の急性下痢が止まり、背中ニキビもキレイになった