どくだみ 生活習慣病予防 する

どくだみ 生活習慣病予防

どくだみ 生活習慣病 を予防することができます。現代の日本人の死因のトップにもあげられる、ガン、脳血管疾患、心疾患ですが、こんにちのように高齢化社会になってくると、これらの疾患の対策は、ますます深刻な問題となります。医療機関にばかり頼らず、自分で自分の体に関心をもち、健康につとめたいものです。

どくだみ 生活習慣病予防

現代社会で増え続ける生活習慣病。食事や運動、睡眠といった日々の生活習慣がその発症に深く関わっています。

「何か手軽な対策はないだろうか…」

そう考える方も多いのではないでしょうか。実は、古くから民間療法として親しまれてきた「どくだみ」が、その予防に役立つかもしれません。

この記事では、どくだみが持つ知られざる健康パワーに焦点を当て、生活習慣病の予防にどのように貢献するのか、そのメカニズムと具体的な取り入れ方について解説します。

高血圧、動脈硬化の予防にどくだみ

調査によると、血圧が高い人には血管の病気をもっている人が多く、その中でも一番多いのが、脳卒中だということです。血圧が高い人は、血圧が正常な人の10倍以上の高い確率で、脳卒中で倒れているといいます。また、心臓病のほうでも数字が高いそうです。こうしたことから、血圧が高い人はほかの病気にも注意しなければならないということがわかります。

そして、動脈硬化も高血圧が大きな原因となっています。高血圧があると動脈硬化が進行し、動脈硬化があると血圧が上がるという相関関係にあるのです。

生活習慣病の引き金となっている高血圧を予防するはたらきがあるのが、どくだみに含まれる、植物色素の基本物質であるフラボノイド系の成分です。乾燥させたどくだみには、クエルシトリンやイソクエルシトリン、ルチンが含まれています。これらのフラボノイド成分には、血管を拡張させたり、尿の排出を促したり、血液をサラサラにしたりする作用があることがわかっています。ルチンには特に毛細血管を強く丈夫にするはたらきがあるのです。

さらに、どくだみに含まれているカリウムが、利尿のほか血圧安定にも作用します。

このように、フラボノイド成分を含有しカリウムも加わったどくだみは、生活習慣病の予防にとても重要な役割を果たしているのです。

昔からある対策として、乾燥させたどくだみを煎じてお茶のように飲むと良いです。乾燥させると独特のにおいが消え、飲みやすくなります。殺菌作用は失われますが、利尿・緩下作用があります。

現在は、自分で煎じなくても「どくだみ茶」として市販されているので手軽に飲めます。

どくだみ 生活習慣予防 まとめ

古くから「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、様々な効能を持つとされてきたどくだみは、その名のとおり「毒を矯(た)める」、つまり体に溜まった毒素を排出する働きがあると考えられています。

現代の生活習慣病は、食生活の乱れや運動不足、ストレスなどが原因で起こる体の「滞り」が大きく関係しています。どくだみが持つ成分は、その滞りを解消し、生活習慣病の予防に貢献する可能性があります。

1. 血圧やコレステロールを安定させる

どくだみに含まれるフラボノイドの一種である「クエルシトリン」や「ルチン」には、毛細血管を強くし、血流を改善する作用が期待できます。また、利尿作用のあるカリウムも豊富に含まれており、体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧の予防に役立つとされています。これにより、動脈硬化やそれに伴う脳梗塞、心筋梗塞のリスクを軽減する効果が期待されます。

2. 抗酸化作用で細胞を守る

どくだみに含まれる「ケルセチン」は、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。活性酸素は、細胞を傷つけ、老化や様々な病気の原因となります。ケルセチンは、この活性酸素の働きを抑制することで、体の酸化ストレスを軽減し、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも効果的と考えられています。

3. 便秘を解消し、腸内環境を整える

どくだみには、食物繊維やマグネシウム、カリウムなどが含まれており、腸の働きを活発にして便通を促す効果が期待されます。便秘は、体内に老廃物を溜め込み、様々な不調を引き起こす原因となります。腸内環境が整うことで、代謝が向上し、肥満や糖尿病などの生活習慣病予防にもつながります。

4. 肝臓の負担を減らす

どくだみに含まれるミネラルや抗酸化物質は、肝臓の機能をサポートし、解毒作用を高める働きがあるとされています。肝臓の負担が軽減されることで、体全体の健康維持に貢献し、脂肪肝などの予防にも役立ちます。

これらの効果は、主にどくだみ茶として日常的に摂取することで得られるとされています。ただし、医薬品ではないため、即効性や効果を保証するものではありません。過剰な摂取は下痢や頻尿を引き起こす可能性もあるため、適量を守って利用することが大切です。持病がある方や妊娠中の方は、事前に医師に相談することをおすすめします。

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どくだみ 更年期障害 を改善する

どくだみ 皮膚病 を改善する効果が期待できる

どくだみ 皮膚病

どくだみ 皮膚病 を改善する特効薬になります。どくだみは、古くから民間療法として使われてきた植物で、特に皮膚のトラブルに良い影響を与える可能性が期待されています。その効果は、含まれている特定の成分によるものです。

どくだみは、民間薬としてとても重宝がられてきたもののひとつです。昔はおばあちゃんやお母さんに塗ってもらったり、飲ませてもらったことがある人もいるでしょう。

そんなどくだみは、野草として野山に自然に生えているだけでなく、薬品として薬局などで市販されてもいます。

どくだみ 皮膚病 を改善する効果

古くから「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、様々な効能を持つとされてきたどくだみ。特に、皮膚のトラブルに悩む人々の間で、その効果が注目されています。

しかし、「本当に皮膚病に効くの?」「どうやって使えばいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、どくだみが皮膚病の改善に役立つとされる理由と、その期待できる効果について、科学的な知見を交えながらわかりやすく解説します。

どくだみがおできに効く

どくだみの効能として昔からよく知られているのが、なんといっても化膿性の皮膚疾患に効くことです。

皮膚の化膿には、皮膚の表面が化膿する場合と、毛のうや汗腺など皮膚の中に化膿が生じる場合があるのですが、化膿性の皮膚疾患の代表というと、「おでき」です。

どくだみがおできを治すのはなぜかというと、それは、どくだみが持つ殺菌作用によるものです。

おできをつくるブドウ球菌は、直径約1ミクロン(1000分の1ミリ)ほどの大きさで、文字どおりブドウ状の配列をしています。病原性のものは「黄色ブドウ球菌」と呼ばれ、血液を凝固させる酵素のコアグラーゼを出します。

血液中の白血球には体内に侵入した細菌を殺す作用があるのですが、有害なコアグラーゼは白血球のこの作用を弱めてしまいます。ブドウ球菌は、コアグラーゼのほかにも毒素や酵素を出していて、さまざまな病気を引き起こす原因となっているのです。

また、ブドウ球菌が起こす症状としてよく知られているものには、夏の暑い時季に多い食中毒があります。

しかし、どくだみには、これらの病気を起こすブドウ球菌を殺し、体外へ追い出す強力な殺菌作用があります。やわらかくなるまで火で煎ったどくだみの葉を、患部に直接当て、ガーゼとばんそうこうでずれないように固定する方法があります。こうしておくと、数時間から数日で、どくだみが膿を吸い出してくれます。

どくだみがあせもに効く

首やわきの下、背中などに、粟粒くらいまでの大きさの水疱ができるのが「あせも」です。日本のように夏が高温多湿な土地に暮らす人に多いものです。

あせもは、汗口に近い皮膚の角層がふやけ発汗が妨げられると、汗管が破れて皮膚内に汗がたまり生じた症状です。

特に、乳幼児の場合は、あせもができやすい条件が揃っています。小さな子供は新陳代謝が旺盛で、上半身に汗をかきやすいのに、自分で衣服の調整ができず、体をぬぐうこともできません。そのため、汗の貯溜がはなはだしいのです。

対策として、まずは風通しをよくしてあげて、常に清潔を保つよう心がけましょう。衣服の着替えや入浴をさせることで体の清潔を保ち、汗が出やすい状態においてあげるのが何よりです。

こうしたあせもの処置にも、どくだみが効果的です。生のどくだみの葉をすりつぶし、ガーゼなどに塗ってあせもの上に当てる方法があります。

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どくだみ 薬効 内側からも外側からもサポートする優れモノ

どくだみ 薬効

どくだみ 薬効 について紹介します。どくだみは、その独特の香りと強い生命力から、古くから日本の三大民間薬の一つとして親しまれてきました。その薬効の多さから、乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、様々な形で利用されています。

どくだみ 薬効

日本の三大民間薬の一つとして古くから親しまれているどくだみは、その独特な香りと強い生命力から、健康や美容に良い様々な薬効を持つことで知られています。

乾燥させたどくだみは「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、文字通り「10の薬効がある」と言われるほど、内側からも外側からも私たちの体をサポートしてくれます。

どくだみの主な薬効と成分

どくだみの薬効は、含まれる成分によって異なります。生の葉と乾燥させたものでは、期待できる効果に違いがあるのが特徴です。

生のどくだみに期待される薬効

  • 抗菌・抗炎症作用: 独特の香りの元である「デカノイルアセトアルデヒド」には、強い抗菌作用があるとされています。この成分は乾燥させると失われるため、生の葉を外用薬として使用することが多いです。
    • 外用(塗る、貼る): 生の葉をすりつぶして、吹き出物、化膿した傷、水虫、痔などに塗布すると、炎症を鎮め、化膿を抑える効果が期待されます。
    • 飲用: 生の葉の絞り汁は、蓄膿症や鼻炎の際に鼻に垂らすという民間療法も知られています。

乾燥させたどくだみに期待される薬効

  • 利尿作用とデトックス: どくだみには「クエルシトリン」や「カリウム」が豊富に含まれており、これらは体内の余分な水分や塩分を排出し、むくみの改善に役立ちます。この利尿作用が、便秘解消やデトックス効果にもつながると考えられています。
  • 便通改善: どくだみには食物繊維も含まれており、腸の働きを活発にして便通を促す効果が期待できます。
  • 毛細血管の強化と血圧降下: 「ケルセチン」や「クエルシトリン」などのフラボノイド成分は、血管を丈夫にし、血流を良くする作用があるとされます。これにより、高血圧や動脈硬化の予防に役立つといわれています。
  • 美肌効果: 体内の老廃物を排出するデトックス効果や、抗酸化作用により、肌荒れやニキビの改善、シミ予防など、美容面での効果も期待されています。

どくだみの利用法

  • どくだみ茶: 乾燥させたどくだみを煎じて飲むのが最も一般的です。毎日飲むことで、体質改善やデトックス効果が期待できます。
  • どくだみチンキ: 生のどくだみをアルコールに漬け込んで作るチンキは、化粧水や虫除けスプレー、うがい薬としても利用できます。
  • 入浴剤: 生または乾燥させたどくだみを布袋に入れて湯船に浮かべると、肌荒れやあせもに良いとされています。

このように、どくだみは内側からだけでなく、外側からも様々な効果をもたらす薬草として、古来より人々の健康を支えてきました。

どくだみの成分

中国から日本へ伝わったとされるどくだみですが、中国では、生魚のにおいにも似ているどくだみの生の葉が、いろいろな病気に効能のある野草として珍重されていたといいます。

どくだみの生葉のきついにおいは、デカノイルアセトアルデヒドという物質がもとで出るものですが、これには、糸状菌(カビ)やブドウ状球菌に対しての制菌力が強くあるとされています。しかし、乾燥した葉の中では別の物質に変化し、制菌力は無くなります。デカノイルアセトアルデヒドは蒸発しやすい性質を持っているため、こういった効果は新鮮な生の葉のみに限られるのです。

一方、乾燥した葉には、ルチンと同様な作用のある物質、利尿作用、緩下作用を示す成分があります。ルチンと同様な作用というのは、毛細血管の老化を予防し血管を丈夫にするはたらきを指します。ルチンは、丈夫な血管をつくるのに欠かすことのできないコラーゲンの合成を助けるビタミンCの吸収を促進し、血管の老化を抑制するので、ビタミンCを一緒に摂るといいです。

乾燥させたどくだみの葉、十薬には、生葉のようなクセはなく、お茶にしても飲みやすくて、抵抗なく飲めます。

また、フラボノイドという植物の色素成分が多く含まれていて、抗酸化作用や便秘の改善、老廃物の排泄の促進などの効果が期待されています。そして、高血圧の原因となるナトリウムを排出するカリウムが高濃度に含まれているため、血圧を下げる効果にも期待ができます。

薬害のないどくだみ

薬というのは、病気を癒やすことはあっても、生命を救うことはできません。薬を過信したり乱用すると、恐ろしい結果を招く可能性があります。とてもよく効くという薬ほど、副作用を考えなければならないのです。

いろいろな抗生物質が開発されていますが、カビに対する抗生物質などは、非常に強烈で、人体に有害となる毒性もあります。さらに、私たちの体内では、この薬害に対する耐性菌が発生します。こうして、細菌と新薬とのイタチごっこが繰り返されるのです。

その点どくだみは、日本でも古くからの経験薬であり、長い歴史を持つ生薬です。薬害の心配はありません。
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