現代の日本人の死因のトップにもあげられる、ガン、脳血管疾患、心疾患ですが、こんにちのように高齢化社会になってくると、これらの疾患の対策は、ますます深刻な問題となります。医療機関にばかり頼らず、自分で自分の体に関心をもち、健康につとめたいものです。
高血圧、動脈硬化の予防にどくだみ
調査によると、血圧が高い人には血管の病気をもっている人が多く、その中でも一番多いのが、脳卒中だということです。血圧が高い人は、血圧が正常な人の10倍以上の高い確率で、脳卒中で倒れているといいます。また、心臓病のほうでも数字が高いそうです。こうしたことから、血圧が高い人はほかの病気にも注意しなければならないということがわかります。
そして、動脈硬化も高血圧が大きな原因となっています。高血圧があると動脈硬化が進行し、動脈硬化があると血圧が上がるという相関関係にあるのです。
生活習慣病の引き金となっている高血圧を予防するはたらきがあるのが、どくだみに含まれる、植物色素の基本物質であるフラボノイド系の成分です。乾燥させたどくだみには、クエルシトリンやイソクエルシトリン、ルチンが含まれています。これらのフラボノイド成分には、血管を拡張させたり、尿の排出を促したり、血液をサラサラにしたりする作用があることがわかっています。ルチンには特に毛細血管を強く丈夫にするはたらきがあるのです。
さらに、どくだみに含まれているカリウムが、利尿のほか血圧安定にも作用します。
このように、フラボノイド成分を含有しカリウムも加わったどくだみは、生活習慣病の予防にとても重要な役割を果たしているのです。
昔からある対策として、乾燥させたどくだみを煎じてお茶のように飲むと良いです。乾燥させると独特のにおいが消え、飲みやすくなります。殺菌作用は失われますが、利尿・緩下作用があります。
現在は、自分で煎じなくても「どくだみ茶」として市販されているので手軽に飲めます。
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