大豆効果 スタミナ不足 は食事が大きく影響しています。スタミナとは、持久力、ハードな仕事に耐えられる肉体的な力です。
日本人はアメリカ人に比較して、短時間で力を発揮する瞬発力に劣るものの、時間をかけて耐久力を示してみせるマラソンなどでは、昔からかなり成果をあげています。
日本人は本来、スタミナのある人種だったのです。それが、今では、若い人ですら電車の中に空席をみつけると年寄りを押しのけてでも座り、ぐったりとしていたりします。
大豆効果 スタミナ不足 が問題とされている
それに、スタミナを売りものにした、ドリンク剤などのテレビコマーシャルを目にしない日はないくらいです。
日本人にスタミナがなくなってしまったのには、いろいろな原因があるでしょうが、なんといっても食事の取り方に問題があるようです。
スタミナのつく食べものというと何を思い浮かべるでしょうか?多くの人は牛肉、豚肉、タマゴといったものを指摘するでしょう。
「畑の肉」といわれる大豆のことは、ここでも、つい忘れがちです。
スタミナの根源といわれるものは、たんばく質です。それもプロテインスコア(たんばく価)の高い良質のたんばく質です。
人間の体内では合成できず、食品の中からしか摂取する以外にないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。リジン、トリプトファン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、バリンの8八種です。
この必須アミノ酸をバランスよく含む食品が良質たんばく質なのです。
動物性と植物性のバランス
かつては、良質たんばく質は牛肉、豚肉、タマゴなどに多く含まれるとされ、動物性たんばく質ばかりがもてはやされていました。
「畑の肉」といわれる大豆も、必須アミノ酸の1つ含硫アミノ酸( メチオニン) が少ないこともあって、やや軽視されタマゴの6割弱という評価にありました。
しかし、この評価も食品の含有アミノ酸組織に対する見方が変わったこともあって是正され、大豆はタマゴ以上にたんばく質が高いというこになっています。
スタミナをつけるには肉という考えもあながち悪いというわけではありませんが、動物性たんばく質はあわせて脂肪をどうしても取り過ぎてしまい、さまざまな成人病を招くおそれも十二分にあります。
しかし、大豆食品は高たんばく食品でありますから、スタミナ(持久力、耐久力) をつける091に最良のものであるうえに、成人病の心配もいりません。幸いにも、我々の先祖はとうふ、みそ、納豆というかたちで大豆の利用法を考えてきました。
私達は植物性たんばく質の代表としての大豆を今一度、スタミナの素という面からも再評価してみる必要がありそうです。