大豆 栄養素 は必須のたんぱく質を豊富に含むことです。植物性たんばく質の代表は何かというと、当然「畑の肉」といわれる大豆だということになります。大豆はたんばく質を40パーセントも含んでいるので、植物性の高たんばく食品だとされています。
大豆 栄養素 米食のデメリットを補う大豆
植物性たんばく質の代表は何かというと、当然「畑の肉」といわれる大豆だということになります。
大豆はたんばく質を40パーセントも含んでいるので、植物性の高たんばく食品だとされています。
昔、知識階級の代表であった禅寺の僧侶たちが、肉食を一切せず、きびしい修業に明け暮れながらも、英知をみがき、体力をつけ、長寿であり得たのも、納豆、とうふ、みそなどから植物性たんばく質を豊かに摂取していたからです。
植物性たんばく質の大豆には、必須アミノ酸の中の含硫アミノ酸であるメチオニンが少ないのです。
このため、プロティンスコア(たんばく価)は低くみられていましたが、今では大豆のメチオニンの不足も、ある程度の量を取れば十分に補えるとされています。
また、大豆にはからだの成長にとって必要な必須アミノ酸のリジンがかなり大量に含有されています。
このリジンは日本人の主食である米(ご飯)には少ないのです。
一方、お米には大豆に少ないとされるメチオニンが多いのです。
このことからみても、日本人の昔からの食事形態である、主食のご飯に副食にみそ汁、納豆、とうふといった大豆食品の組合せは、非常に合理的です。
大豆のリジンとお米のメチオニンで相互に補強し合い、人間の成長にとって欠かせない必須アミノ酸を効果的に補給しているわけです。
たんばく質は、わたしたちの筋肉、皮膚、骨、毛髪、血液などの主成分として、また、それらを形成する原料となっている栄養素です。
生体の保持に必須のたんぱく質
また、生体を保持するため欠くことのできないホルモン、酵素などをつくる原材料としてもたんばく質は必要です。
このことからも、人間の生命維持のためには、人間は絶えずからだの中に再合成された「体たんばく」を蓄えていなければならず、それがまた、わたしたちのからだでもあるわけです。
たんばく質の正体を化学構造的にみると、アミノ酸という化合物がたくさん結びついて形成されているものです。
アミノ酸には、からだの中で合成できるものと、人間のからだの中で合成できず、かならず食品から取り入れなければならないものとがあります。
さきほどのリジンやメチオニンは、ほかの6種あるアミノ酸とともに必須アミノ酸と呼ばれています。
8種のアミノ酸のうち1つでも欠けるようなことがあると、いくらほかの7種類が十分あったとしても、人間のからだを形成する体たんばく質をうまく合成することができないのです。大豆は、一応この8種の必須アミノ酸を含んだ食品です。
体の21%はたんぱく質
人間のからだおよそ65%は水ですが、残りの35%のうちの約4割はたんばく質です。
たんばく質は生体保持に絶対欠くことのできない栄養素なのです。
人間はたんばく質不足になると、からだがだるくなったり、疲労しやすくなったりします。人間のからだの抵抗力が著しく失われ、病気にかかりやすくなるわけです。
大豆
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