どくだみが皮膚病の特効薬になる

どくだみは、民間薬としてとても重宝がられてきたもののひとつです。昔はおばあちゃんやお母さんに塗ってもらったり、飲ませてもらったことがある人もいるでしょう。

そんなどくだみは、野草として野山に自然に生えているだけでなく、薬品として薬局などで市販されてもいます。

どくだみがおできに効く

どくだみの効能として昔からよく知られているのが、なんといっても化膿性の皮膚疾患に効くことです。

皮膚の化膿には、皮膚の表面が化膿する場合と、毛のうや汗腺など皮膚の中に化膿が生じる場合があるのですが、化膿性の皮膚疾患の代表というと、「おでき」です。

どくだみがおできを治すのはなぜかというと、それは、どくだみが持つ殺菌作用によるものです。

おできをつくるブドウ球菌は、直径約1ミクロン(1000分の1ミリ)ほどの大きさで、文字どおりブドウ状の配列をしています。病原性のものは「黄色ブドウ球菌」と呼ばれ、血液を凝固させる酵素のコアグラーゼを出します。血液中の白血球には体内に侵入した細菌を殺す作用があるのですが、有害なコアグラーゼは白血球のこの作用を弱めてしまいます。ブドウ球菌は、コアグラーゼのほかにも毒素や酵素を出していて、さまざまな病気を引き起こす原因となっているのです。

また、ブドウ球菌が起こす症状としてよく知られているものには、夏の暑い時季に多い食中毒があります。

しかし、どくだみには、これらの病気を起こすブドウ球菌を殺し、体外へ追い出す強力な殺菌作用があります。やわらかくなるまで火で煎ったどくだみの葉を、患部に直接当て、ガーゼとばんそうこうでずれないように固定する方法があります。こうしておくと、数時間から数日で、どくだみが膿を吸い出してくれます。

どくだみがあせもに効く

首やわきの下、背中などに、粟粒くらいまでの大きさの水疱ができるのが「あせも」です。日本のように夏が高温多湿な土地に暮らす人に多いものです。

あせもは、汗口に近い皮膚の角層がふやけ発汗が妨げられると、汗管が破れて皮膚内に汗がたまり生じた症状です。

特に、乳幼児の場合は、あせもができやすい条件が揃っています。小さな子供は新陳代謝が旺盛で、上半身に汗をかきやすいのに、自分で衣服の調整ができず、体をぬぐうこともできません。そのため、汗の貯溜がはなはだしいのです。

対策として、まずは風通しをよくしてあげて、常に清潔を保つよう心がけましょう。衣服の着替えや入浴をさせることで体の清潔を保ち、汗が出やすい状態においてあげるのが何よりです。

こうしたあせもの処置にも、どくだみが効果的です。生のどくだみの葉をすりつぶし、ガーゼなどに塗ってあせもの上に当てる方法があります。

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