大豆効果 母乳の代わりになる「豆乳+牛乳」

最近の産院では、生まれてきた赤ちゃんはなるべく母乳で育てるよう指導しています。しかし、今のお母さんがたは家庭にいても何やかやと忙しく、赤ちゃんを抱いておっぱいを含ませるようなことは、いつまでも続けているわけにいかない人が多いようです。

そういった時は、どこの家庭でも、市販の粉ミルクや牛乳などに頼らざるを得ません。

しかし、牛乳は牛の乳です。人間の母乳にはかないません。そのことはすでに世界保健機構(WHO)が、牛乳は育児のための完全食ではないと言い切っていることにもあらわれています。世界保健機構は牛乳には鉄、鋼、亜鉛、マンガンなどのミネラルが母乳に比べ、数分の一の含有量しかないとして、牛乳のミネラルを強化するように声をあげています。

この事実は、赤ちゃんの食事は牛乳でいいぐらいに思い込んでいた人にとってはかなりショックなことです。粉ミルクなども乳児の人工栄養食として、つとめて母乳に近づけるよう、不足する栄養素を加えて調整していますが、まだまだ完全というわけにいきません。

今のところ母乳にもっとも近い食品は、牛乳よりもむしろ豆乳ではないかとされています。牛乳と豆乳は一見似たような飲みものですが、栄養価を比較してみますと違った点がたくさんあります。

牛乳に不足しているといわれたミネラル類は豆乳に豊富ですが、牛乳にあるビタミンA やC 、カルシウム、含硫アミノ酸などは比較的豆乳に少ないのです。

しかし、カルシウムの点だけに関していえば、牛乳の方がカルシウムが多いと単純に言い切るには問題があるのです。

骨や歯は、構造がタンパク質でそのうえにリン酸カルシウムが沈着してできているわけですが、カルシウムをただ摂取していれば、骨は丈夫で太くなると考えるほど単純に生成されているのではないのです。

カルシウムを摂取するときにマグネシウムも摂取しないとカルシウムが骨に沈着する量が少なくなり、必要もない筋肉や血管に浸入して、筋肉の弾力を衰えさせたり、血管を硬くしてしまったりするのです。

牛乳に不足している、マグネシウムなどのミネラル類は、豆乳には豊富に含まれているわけですから、牛乳といっしょに豆乳もあわせて飲むというやり方が、カルシウム摂取のためにもきわめて有効で合理的なのです。

なお、豆乳には催乳作用があるとされています。母乳で赤ちゃんを育てるつもりでいる人はぜひとも試してみるべきです。

大豆効果 大豆は妊娠中毒症にも

妊娠中毒症というのは、男性には緑のない病気です。妊産婦の10%程度はこの病気にかかってしまいます。

症状としては、

  1. むくみ
  2. タンパク尿
  3. 高血圧

3つを大きな特徴としています。

そして視力減退、頭痛、めまい、嘔吐、尿量減少、意識不明、けいれん、子宮出血と付きそっている人がびっくり仰天するような事態を、症状の軽い重いによって差はあるものの、しばしば起こします。

その原因としては、胎盤から出る毒素によって血管、ホルモン、自律神経などに変化が起き、発病するのではないかとされています。

この妊娠中毒症にも大豆食品は効くのです。

妊娠中毒症の人は休養を十分にとり、食事としては塩分をひかえ目にして、ビタミンの多い食品や納豆、とうふ、肉、さかな、牛乳、豆乳などたんばく質の多い食品を取るようにすれば予防できるとされています。

とくに、最近脚光を浴びている豆乳などは、塩の害につながるナトリウムが100グラム中2ミリグラムと少なく、たんばく質やビタミンB1ビタミンB2が多い食食品ですから、絶好のものだといえるわけです。

納豆、とうふなども、豆乳とは成分の違いは多少あるもののかなり有効です。大豆食品は、血管、ホルモン、自律神経の正常な働きを維持するためには、さまざまな面で役立っていますので、この点からもなんらかの有用性があるはずです。

妊娠中毒症にかかると、我が身と胎児を始め周囲の人間まで、いろいろなところに気をつかわなければならなくなってしまいます。健康な赤ちゃんが欲しいのであれば、ふだんから大豆食品をおこたりなく取って予防に務めておくのが賢いでしょう。

大豆効果 妊娠前、妊娠中の栄養補給にも大豆

出産は女性の一大事業です。出産をひかえた女性は、みな我が身の安産を願い、五体満足で丈夫な赤ちゃんを産みたいと念じていることでしょう。
健康で立派な赤ちゃんを願うのであれば、腹帯の中に安産祈願の神社札を入れてただ出産の日を待っていればよいというものではありません。

そういった気休め的な念じ方をしているより食生活の改善に取り組み、バランスよく栄養を取って、お腹の中ですでに育てているという気持ちも大切です。

そのためには、貧血、低血圧、便秘といった女性に多い病気は、出産前にぜひとも治しておくようにしたいものです。

貧血は女性に多い、持病のようなものです。女性の35~40%は貧血症状に悩まされています。そんな慢性的貧血者の原因のほとんどは、スタイルを気にしての極端なダイエット、いわゆる減食からきています。鉄、鋼、亜鉛、マンガンなどのミネラル類の摂取がいつも不足しているのです。

鉄不足の治療 | 健康マニア
http://www.h-mania.info/2015/07/25/%e9%89%84%e4%b8%8d%e8%b6%b3%e3%81%ae%e6%b2%bb%e7%99%82/

減食は健康を維持するための栄養分がいつも不足している状態ですから、栄養失調となって低血圧を誘発してしまいます。

このような栄養不良の女性が妊娠すると、胎児に影響して、さまざまの障害を起こし、一生の不幸を背負いこむことにもなりかねません。

妊娠中のつわりもまた、食生活の栄養バランスが崩れた時に起きる症状です。つわりをなくしたり、少なくしようと思ったら食事の栄養バランスに気を配らなければなりません。

大豆食品は、すこやかな赤ちゃんを産むためにも欠かせない食べものです。

大豆食品には、鉄、嗣、亜鉛、マンガンなどミネラル類を豊富に含み、妊娠中の女性にとってはまたとない栄養供給食品です。

胎児は妊娠初期の1~3ヶ月の間に骨や歯の基礎が形成されるといいます。

その際、妊娠女性が胎児にどの程度栄養分を供給できたかによって、その後の体質に大きく影響します。

妊娠中は栄養バランスに気をつけながら、たんばく質、ビタミンも多い大豆食品(豆乳、とうふ、納豆など) をひんばんに取るように心がけていれば、貧血、低血圧、つわりなどに苦しむことなく、立派な赤ちゃんに恵まれるはずです。

大豆効果 大豆のサポニンは過酸化脂質の害を防ぐ

サポニンという物質があります。サポニンは従来、赤血球の膜を壊すという溶血作用があることから、毒性の植物成分だとされていたのです。また、サポニンには、水や油に溶けやすい親水性、親油性という性質があります。

大豆のサポニンには、親油性、親水性は認められるものの、人間に害を与えるような毒性はほとんどみとめられず、逆にさまざまな効用があることが分かってきたのです。大豆のサポニンは、古くなった脂肪の害、「過酸化脂質」を防ぐのに大きな効果があるとされています。

過酸化脂質は、使い古した食用油の中にあるだけでなく、冷凍魚を始めとした冷凍食品、干物、加工食品にも含まれています。

過酸化脂質のおそろしさは、腹痛を起こすといった軽い書から始まって肝臓障害、高脂血症といったものを誘発するとともに、老化にもつながるといわれています。

大豆のサポニンは、そういった過酸化脂質の害に対して、当然、脂質の過酸化も防止しますが、親油性、親水性を利して脂肪の合成、吸収を抑制したり、脂肪の分解を促したりしますので、肥満も防止するといわれています。過酸化脂質は、新鮮さを欠いた動物、植物の油を取り入れたことによって起きるというわけではありません。

過酸化脂質は反応のしかたによっては、人間自身のからだの中で合成され、発生したりもするのです。

からだには、多量の脂肪が蓄えられていますが、その脂肪の中には不飽和脂肪酸という、過酸化しやすい脂肪もあるのです。このように、体内で起きる過酸化脂質の反応についても、大豆のサポニンは非常によく作用して、人間の老化防止を始めとしたさまざまの過酸化脂質の害を防いでくれるのです。

大豆のサポニンは、大豆を納豆やとうふといった食品に加工しても少しもそこなわれることなく残存していますから、食品につきまとう過酸化脂質の書からまぬがれるためにも、また、からだの中の過酸化脂質の発生を予防したり、抑制したりするためにも、大豆食は大いに取る必要があります。

大豆効果 皮膚の老化を食い止めるのは大豆のビタミンE

慢性的な頭痛や肩こりもビタミンEが有効

健康的で若々しい肌を保つためには、ビタミンCがよいとよくいわれています。ビタミンCには、皮膚にメラニン色素が沈着してシミになるようなケースを予防する作用があるからです。
ビタミンCは水溶性ビタミンですので、必要量以外はすぐ体外に排泄されてしまいます。そのため、絶えず摂取していなければいけないビタミンです。
最近では、ビタミンCとともにビタミンE も皮膚にとってきわめて有効だとされ、注目を集めています。

ビタミンE は、20数年ぐらい前にカナダのシュート博士が心臓病、脳卒中、高血圧症、糖尿病、動脈硬化など、いわゆる成人病に一大効果があると発表したのを契機に一躍有名になったビタミンです。

今では、慢性的な頭痛や肩こり、貧血、便秘と痔、リウマチなどの病気にも効くとされ、ビタミンとしても広く知られるようになっています。
ビタミンEと皮膚との関係としては、ビタミンEの血行促進作用があります。今ではかかる人は少ないと思われますが凍傷(シモヤケ) の治療に使われていたのです。

抗酸化作用が強力

しかし、ビタミンEの効果でもっとも顕著なのは、問題の過酸化脂質を食い止める抗酸化作用です。

過酸化脂質とは、人間の脂質を酸化させることです。過酸化脂質ができると人間の細胞活動は停滞し、細胞の機能は著しく低下してしまいます。
人間の細胞機能の働きが下がってしまえば、これは皮膚の老化につながっていきます。皮膚のしみ(斑点) なども皮膚の老化現象の1つなのです。

しみの原因とされる、メラニン色素の沈着のプロセスにもこの過酸化脂質の作用が大いにかかわっていることも、すでに明らかにされています。

この抗酸化作用のあるビタミンE が大量に含まれているのが大豆です。大豆に含まれるビタミンには、抗酸化に適しているアルファタイプとガンマタイプのビタミンEで九割以上を占め、皮膚のしみ(斑点) を予防し、消し去るためには、ビタミンC とともに効果を発挿するはずです。

大量のビタミンE含有量は、100グラム中200ミリグラムと、かなりたっぶり入っています。
大豆食でビタミンE を摂取し、若々しい皮膚を保つことができるのです。

ビタミンEを多く含む食品