大豆効果 快食、快便なら納豆が一番

「快食」「快便」「快眠」ということがよくいわれます。愉快に食事して、快適に排泄し、その後ぐっすり眠るというわけです。しかし、この3拍子がそろえば最大の健康法と言えるかもしれません。

人間を始めとした動物は、この繰り返しなのです。口から入った栄養分は胃でも、少しは吸収されますが、その栄養のほとんどは小腸から吸収されていきます。大腸では主として水分が吸収されます。

そして排泄となるわけですが、この大腸の働きがうまくいかなくなると、便秘になったり下痢になったりします。どっちにしても、ストレスになります。

納豆には、この大腸での働きを調整する整腸作用があります。

人間の腸の内部には約100種類、100兆個という膨大な数の細菌が存在します。大腸内は酸素が少ないので人間に害を及す細菌が暗躍しやすいのですが、それら細菌に対抗して活動する細菌もあります。最近、有名になってきたビフィズス菌がそれです。

納豆菌は、腹の中で害をなす悪い細菌が異常に増えるのを抑えるとともに、腸の働きを正常化するビフィズス菌など、有用な菌が活動しやすいように増殖に力を借し、腸内の正常化にも協力する細菌なのです。

納豆菌はまた、腸内での滞在時間が非常に長く1週間程度は活躍してくれています。納豆は日本の伝統食ですから遺伝子にも合っていますので毎日食べるのがおすすめです。



大豆効果 質のいい食物繊維は大豆から摂りたい

食物のなかの繊維成分は、これまでは、常に不必要なものとして、取り扱われ、切り捨てられてきました。

たしかに、栄養価とうまいまずいのみ問題にされた時代にあっては、繊維成分はあまりかえりみられる存在ではありませんでした。しかし、今では食品のかす、食品繊維は低カロリー食ブームと人間の健康にとって欠かせない成分であるという再認識によって、改めて注目されています。

食品繊維とは、人間の消化酵素では消化し切れない多糖類のことで、セルロース、ヘミセルロースなどを指します。
そして大事なのは食物繊維には栄養が含まれていないということです。

食品繊維を十分に取ると腸の働きはいつも正常に機能し、便の腸内通過時間が短くてすみます。食品繊維によって便も多くやわらかくもなりますから、便秘解消、痔の予防などに効果があるということになります。

長い間繊維分の多い穀類や野菜類を採り続けていたため、日本人の腸は、肉食主義の欧米人に比較して3メートル以上長いといわれています。
長い腸は繊維分の多い食品を食べている民族に適しているため、繊維の少ない食品ばかり取っていると、日本人はすぐ便秘がちとなります。繊維分の少ない食品を食べていると、食物を消化吸収するのに時間がかかり、老廃物も滞っている時間が長くなって、大便の量もかたくなり、畳も少なくなります。

大便の滞留時間が長いということは、病原菌や発がん物質のようなものを体内に留ておく時間が長いということにつながり、からだにとって決してよい影響は与えません。

この食品繊維の供給源としてもっとも適合しているのは豆類です。

食物繊維は豆類だけでなく、穀物、野菜類、果物などに多いとされていますが、穀物の米は精白してありますからあまり期待できません。

まして麦飯などはめったに食べない習慣になってしまっているので、これも除いて考えていかなければなりません。となると、野菜、果物、豆類が残りますが、なかでも豆類のなかの大豆は14パーセントも繊維が含まれていて、絶好の食品繊維の供給源と言えます。

大豆効果 豆腐、納豆は弱った胃を保護する

胃弱の日本人には最適な食材である大豆

胃、十二指腸潰瘍は日本人がもっともかかりやすい病気で胃腸の病気はあわせると外来患者の7割程度を占めます。日本人は欧米人に比べると胃腸は強くないのですが、それにもかかわらず現代の日本人は欧米型の食事をしています。

そのうえ、胃によくないといわれるストレスにも敏感な体質ですから胃に障害を起こすことは日常のできごとのようになっています。
食事の量も一日に2500カロリーとして、2.5キログラム程度の食物を摂取していますので胃腸の負担もかなりきついものがあります。
大豆食品である納豆や豆腐は、弱った胃にさほど負担をかけず、栄養価の吸収も十二分にできる食べ物としてもっとも適しています。

とくに納豆は、納豆菌の出す消化酵素の働きによって、人間の消化器で行うような作業はすでになされてしまっていますので、胃腸にとってはこれほど楽なことはありません。

納豆の消化酵素は、「胃もたれ」がしやすい餅を納豆といっしょに食べるといくら食べても平気だといわれるほど、強力なものです。
納豆は消化がよくても、繊維質や多糖類も含んでいますので、胃腸に負担をかけないのと同時に胃腸の活動を活発化させる働きもあり、弱った胃をそのままにしておくようなことはありません。

納豆のねばりが胃壁を保護する

納豆をきらう人の中に、納豆独特のあのネバネバをいやがる人が多いのですが、あのネバネバが胃壁を守って弱っている胃を助けてくれるのです。

納豆のネバネバはムチンと呼ばれる複合体です。

ムチンはペプタイド(アミノ酸の一種であるグルタミン酸が百個ぐらい連鎖したもの) とフラクタン(果粒リフラクトースがいくつか集まった多糖類)から構成されています。

ペプタイドだけですと張力に弱くすぐ切れてしまいますが、フラクタンが入っていますので引っばっても伸びる構造になっているのです。

納豆がネバネバして糸の引くこのムチンの性質が胃壁に張り付いていますと、アルコール飲料が入ってきてもムチンによって吸収して、胃壁を荒らすのを防いでくれます。

ムチンはアルコールだけでなく強い酸性やアルカリに対してもやわらげる力があるはずですから、それらのものからも胃壁を保護してくれます。

大豆効果 納豆のビタミンB2が目の疲れを軽減

昔から「目は口ほどにものを言う」といいます。疲れ切った目でいたり、赤くただれたような目をしていたら、相手に対しはなはだしく印象を悪くします。

生き生きした生気のみなぎるような目でいたいものです。

成長促進のビタミンとして知られ、別名リボフラビンと呼ばれるビタミンB2は人間の目にとっても必須ビタミンです。

ビタミンB2が不足してきますと、人間の目は涙が出やすくなったり、疲労し切ったような目つきになったりするにとどまらず、角膜炎や結膜炎といった目の病気に発展していきます。

大豆食品の中の納豆には、このビタミンB2が豊富に含まれています。

大豆をゆであげただけでは、100グラム中0.05ミリグラムしかなかったビタミンB2が、納豆菌の働きにより20時間後には約11倍の0.56ミリグラムなります。

このビタミンB2は水溶生ですので、ビタミンB2の豊富な食品といえども、調理の際、水に漬けたままにしておいたり、煮てしまったり、ゆでたりすれば、ビタミンの半分ぐらいは水やゆで汁、煮たきしたスープの中に溶け出してしまいます。

しかし、納豆の場合はたいていそのままの状態で食べますので、からだの中に100パーセント供給することができます。

それに、ビタミンB2は人体内では肝臓に蓄えられることが多いのですが、いつもたんばく質と結合して存在しています。そのためたんばく質の取り入れかたがわずかですと、ビタミンB2は肝臓で蓄えておくことができず、尿とともに排泄されてしまいます。

こういったことからも、植物性の高たんばく食品で知られる大豆加工食品をたえず摂取していたいものです。

ビタミンB2はタマゴ、牛乳、レバーを中心とした肉類に多いとされ、和食には不足しがちのビタミンといわれていましたが、毎日、朝食に納豆を食べているような人ならその心配もいらないわけです。

目の疲れにはアサイーベリーの強力な抗酸化作用も効果的です。ビタミンB2と合わせて摂るようにするとより効果的です。

大豆効果 女性に必須のホルモンが多い

女性が美しい肌を維持していくためには、たんばく質、ミネラル、ビタミンをバランスよく取るとともにホルモンの働きも知っておいて欲しいことがらの1つです。

ホルモンはからだの中の内分泌線から分泌され、直接血液の中に入ってさまざまの器管に達し、その機能に作用をおよぼす物質です。
ホルモンは、からだの機能全体のバランスをとっているわけですから、このホルモンバランスが崩れると皮膚にも悪い影響を与えます。

ホルモンという言葉は、今や誰でも知っていますが、実際は、その化学構造はまだ完全に解明されていない複雑でむずかしい物質なのです。

ただ、たんばく質とリポイド(脂肪体類)など組合わさった物質だとは言えるのです。大豆の成分には、良質のたんばく質が約35パーセントと大量に含有されており、約20パーセントの脂肪の中にはリポイド(リン脂質のレシチンなど) も豊かに含まれています。

大豆食品をいつも摂取していますと、ホルモンのバランスも正常に促進されて、分泌も豊富になるというわけです。大豆食品にはたんばく質、ビタミン、ミネラル、ホルモンと皮膚の健康にとってはよいとされるものばかりが、たくさん含まれているわけですから、俗に言われる「とうふ美人」、「納豆美人」という言葉も決してうそではなく、本当のことだということがわかります。