大豆効果 豆腐、納豆は弱った胃を保護する

胃弱の日本人には最適な食材である大豆

胃、十二指腸潰瘍は日本人がもっともかかりやすい病気で胃腸の病気はあわせると外来患者の7割程度を占めます。日本人は欧米人に比べると胃腸は強くないのですが、それにもかかわらず現代の日本人は欧米型の食事をしています。

そのうえ、胃によくないといわれるストレスにも敏感な体質ですから胃に障害を起こすことは日常のできごとのようになっています。
食事の量も一日に2500カロリーとして、2.5キログラム程度の食物を摂取していますので胃腸の負担もかなりきついものがあります。
大豆食品である納豆や豆腐は、弱った胃にさほど負担をかけず、栄養価の吸収も十二分にできる食べ物としてもっとも適しています。

とくに納豆は、納豆菌の出す消化酵素の働きによって、人間の消化器で行うような作業はすでになされてしまっていますので、胃腸にとってはこれほど楽なことはありません。

納豆の消化酵素は、「胃もたれ」がしやすい餅を納豆といっしょに食べるといくら食べても平気だといわれるほど、強力なものです。
納豆は消化がよくても、繊維質や多糖類も含んでいますので、胃腸に負担をかけないのと同時に胃腸の活動を活発化させる働きもあり、弱った胃をそのままにしておくようなことはありません。

納豆のねばりが胃壁を保護する

納豆をきらう人の中に、納豆独特のあのネバネバをいやがる人が多いのですが、あのネバネバが胃壁を守って弱っている胃を助けてくれるのです。

納豆のネバネバはムチンと呼ばれる複合体です。

ムチンはペプタイド(アミノ酸の一種であるグルタミン酸が百個ぐらい連鎖したもの) とフラクタン(果粒リフラクトースがいくつか集まった多糖類)から構成されています。

ペプタイドだけですと張力に弱くすぐ切れてしまいますが、フラクタンが入っていますので引っばっても伸びる構造になっているのです。

納豆がネバネバして糸の引くこのムチンの性質が胃壁に張り付いていますと、アルコール飲料が入ってきてもムチンによって吸収して、胃壁を荒らすのを防いでくれます。

ムチンはアルコールだけでなく強い酸性やアルカリに対してもやわらげる力があるはずですから、それらのものからも胃壁を保護してくれます。

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