大豆効果「ストレス」高血圧の原因ストレスも軽減

万病の原因の多くがストレス

高血圧の発症因子のうち大きなものとして、ストレスがあります。ストレスという言葉は、今や完全に一般化した言葉ですが、ふつうの人がストレスと言っている時は精神的な緊張程度の高まりや精神的なショックのことを指しています。
過度のストレスは交感神経を刺激して血圧を上昇させる

しかし本当め意味は、もうすこし広義に解釈されていて、寒冷ショックや、からだの傷、各種の中毒症状なども含めた意味で使っている言葉なのです。
ストレスという考えを最初に提唱したのは、有名なカナダのセリエ博士で、「あらゆる病気はストレスによって起こる」というセンセーショナルな学説を発表しました。

それ以来、ストレスは病気に対する非常な危険因子として絶えず注目を浴びています。ストレスはホルモンを通じて心臓や血管、人間のあらゆる臓器に障害を与えています。従ってストレスは高血圧、心臓病、糖尿病、胃潰瘍、歯槽膿漏など、たいていの成人病にかかわって病気を誘発する原因となっています。

しかし、人間はストレスを完全に避けて生きていくことはできません。人間生活を続けていく以上、公私にわたる人間関係を始めとしたさまざまな悩み、金銭的な苦労、仕事を円満に処理できないつらさなど、大げさに言えば、人間はストレスの海の中を泳いでいるようなものです。

人間の体には防衛機能が備わっている

しかし、人間はまた、うまくできているもので、ストレスから自分自身を防衛する機能も合わせ持っているのです。左右の腎臓のうえに位置している副腎がそれです。
副腎の外側を取り巻いている副腎皮質から分泌されるホルモン、いわゆる副腎皮質ホルモンがストレスをがっちり受け止めて、その悪い影響を軟化させ、人体を守る働きをもっているのです。

ということは、ストレスから生体を自衛する手段としては副腎皮質の働きを強化し、ホルモン分泌を旺盛にしてやればいいということになってきます。副腎皮質ホルモンの分泌を活発にする作用を引もつ物質はいくつかあり、よく知られているのがビタミンC です。ビタミンCは抗ストレスビタミンと呼ばれているくらいです。
ストレスがかかっている人に必要なビタミン

大豆とビタミンCが抗ストレスに働く

ビタミンCとともに、最近では、大豆を中心とした植物油も、抗ストレスの働きがあるものとして注目されています。副腎皮質を丈夫にする働きのあることが知られてきたからです。
大豆を始めとした植物油が血圧を下げる作用をもっていることは、今や周知の事実となっています。

リノール酸の働き

大豆などの植物油に血圧降下に作用があるのは、主として植物油の中に多く含まれているリノール酸の働きによります。リノール酸が血液の中の余計なコレステロールを除去し、その結果、動脈硬化を防ぐとともに、血管も強化してくれるのです。

また、植物油のリノール酸は肥満をも防ぐ働きをもちます。肥満は高血圧を引き起こす要因の中で、大きなウェイトを占めるものの1つです。体重が1キロ増えるごとに、血圧が3mm/Hg上がるといわれるぐらいです。

以上のように大豆などの植物油には血圧を降下させる大切な働きがいくつもあります。しかし、これらはいずれも血圧降下をさせる関接的な理由でしかありません。

大豆油など植物油の血圧降下作用について直接的な働きをする物質は何でしょうか。それはプロスタグランディンという物質です。プロスタグランディンは人間の生命の神秘をつかさどる複雑多岐な作用をもつ物質で、現在、二十数種類のものが発見され解明されています。血管を拡げたり、血圧を降下させるプロスタグランディンは二十数種類の中でプロスタグランディンE と呼ばれるものです。

プロスタグランディンEには生体内では腎臓や肺臓で合成され、きわめて微量でも、血管をゆるめたり、血圧を下げる強い働きをもっているのです。

このプロスタグランディンEの化学的内意を調べてみると、リノール酸がその始めの基となっていることがわかってきます。要するに、大豆をはじめとした植物油を常日頃からなるべく摂取するように心がけていれば、体中のリノール酸は豊かになり、したがってプロスタグランディンEも十分に合成されるようになるということです。

その結果、これらの物質の働きによって高血圧症が防げるということになるわけです。リノール酸と大豆油を少し強調し過ぎましたが、油っこいものがきらいな人は、大豆加工食品のビーフン、大豆の煮豆、納豆、油揚げ、厚揚げなどを取ってもいいのです。ちなみに、大豆のリノール配含有量をあげておきますと、100グラム中18グラム含有されている脂肪のうち、リノール酸は57~63七パーセントと半分以上を占めています。

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