生活習慣病の原因になる欧米型の食習慣は日本人には合わない

世界で和食に注目が集まる

日本の古来からの伝統食品である大豆食品が、再認識され、世界中から注目されています。高栄養、高カロリーの食事を取り続けてきた先進諸国の人々が、日本の低栄養、低カロリーの食事に深い関心を寄せているのです。

栄養量嘗な欧米型の肉食中心の食事があらゆる生活習慣病の原因になっていると気づいたのです。欧米に追いつけ追いこせと、一生懸命欧米型の食事をまねしてきた日本人は、今や欧米人と同じような生活習慣病に悩んでいます。

皮肉なことに、欧米人の方が日本的低カロリー食を絶賛し、人間のからだにとって理想の食事だと言い出す始末です。フランスの最高級のレストランでパリにある「ラルケストラート」の経営者サンドランスさんは、先頃来日した際に、「日本の伝統の料理は世界のあらゆる料理の200年先を行っています」と最大級の言葉で評価していました。

「いつまでも若々しくありたい」、「美しさを一年でも長く保っていたい」、「長寿をまっとうしたい」。こういう願いは、人間であれば誰しもが持っていることで、よほど破滅型の人生を送っている人でないかぎり、ごく常識的、一般的な考えといって差し支えないでしょう。

とくに中高年になると、ある程度の先もみえてきて、体のことを真剣に考えるようになります、また、からだそのものにも、いろいろな障害がでてきて、からだからもいつも警告を発せられるようになります。
そうするうちに、いやでも健康に気遣うようになってくるものです。そこで、いいといわれているさまざまなクスリを飲んでみたり、いろいろな健康法を試してみたり、スポーツに励んでみたりするわけですが、これといった決定的なものがあるわけではありませんので、また、もとの生活に戻ってしまったりします。

大事なのはやっぱり口にするもの

健康法や薬剤も、そのケースによっては決して否定するものではありませんが、私たちはまず、毎日摂取している食物の栄養のことを第一に考えなくてはいけません。カロリーを計算したり、栄養を分析しながら毎日の食事をするなんてことは、たいていの人はしていませんが、そこまで考え込まなくても、身近なところにはけっこう栄養豊富な食物があるものです。

日本人は「栄養をつけようい「スタミナをつけよう」などということを思いつくとすぐ、肉やタマゴを口にします。たしかに肉やタマゴは大変な栄養源です。

しかし、日本人の食生活の中で欧米型の肉食中心の食事が増えてくるとともに、むかしの日本人ならそれほどかからなかった病気に今の日本人はかかるようになってきたのです。

動物性たんばく質中心の欧米型の食生活を取り入れることによって、欧米人に多かった病気もついでに輸入させてしまっているのです。とくにそれは生活習慣病の関係に多く、肥満、脳卒中、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、痛風などという病気は、戦後、急速に増えてきたものなのです。

大豆=医食同源の原点

「医食同源」という言葉があります。中国で言われていることのようですが、日本人はこの医食同源という言葉を知っていながら、今までほとんどかえりみず、即効性のあるクスリにばかり頼り、自分のからだを自分の力で維持するという点に欠けていたようです。

「医食同源」ということは、ここにきて幾分認識され、少しは、毎日摂取している食べものについて考えている向きもあると思われるのですが、まだ、食物から栄養をとり、その栄養からいろいろな病気を予防したり、治療したりしているという事実について、深く知ろうとしてはいません。

欧米型の食事に慣れた今の日本人は私たちの先祖伝来の食物であり、食品学・栄養学の面からも、すばらしい食物、大豆食品のことを忘れすぎていたようです。

大豆食品こそは、日本人にとって「医食同源」の原点ともいうべき食物だったのです。大豆は、中国が原産地といわれています。わが国では、秋田、静岡、山口など各地の弥生後期の遺跡から、大豆が出土していることからみて、日本の歴史がはっきりしないその遠い以前から、食物として利用されてきたようです。

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