現代人が必要とするミネラル「カルシウム」「マグネシウム」

マグネシウム

マグネシウムが不足すると骨は強くならない

骨粗鬆症などのメディアからの情報はもっぱら「丈夫な骨づくりのための必須栄養素はカルシウム」と言われることが多く、「骨作りにはカルシウム」が定着し、カルシウム摂取に注意して生活している人が増加しています。
ところが、マグネシウム不足は、あまり意識していない人が多く健康を害しています。

骨の形成にはカルシウムだけでなくマグネシウムやビタミンD、ビタミンB6が必要でビタミンB12、ビタミンK、ビタミンC、ホウ酸、ケイ素も同時に摂取することが望ましいとされています。ちなみにビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、ビタミンB6は、マグネシウムの細胞への取り込みを促進するなどの役割を果たします。

マグネシウムが不足すると、カルシウムは骨になりません。骨粗鬆症予防や骨折を早く治す際には、カルシウムだけをたくさん摂っても意味がなく、さらにはマグネシウムに比べてカルシウムばかりを多くとると、様々な弊害が起きやすくなります。筋肉の痙攣やぴくつきはこれらの代表的症状です。

筋肉のけいれんや突然死

筋肉の収縮は筋肉にカルシウムが結合することで起こります。チカラこぶをつくろうと腕の筋肉にチカラを入れると、筋肉のそばにあるカルシウムを貯蔵している袋からからカルシウムが放出されます。そのカルシウムが筋肉と結合することで収縮のスイッチが入り、同時にエネルギーが生産されて筋肉が縮み結果、かたく盛り上がります。

逆に腕を伸ばして筋肉を縮めると、カルシウムはスピーディーに袋に取り込まれ、筋肉は伸びます。カルシウムをためる袋には強力なカルシウム回収ポンプが備わっています。このポンプはマグネシウムが動かします。つまり、カルシウムの働きをマグネシウムが支えているのです。

マグネシウムがカルシウムに比べて相対的に不足すると、細胞にカルシウムが流れ込みすぎてしまいます。このため筋肉の収縮などが正常に機能せずにけいれんや震えなどが生じます。疲労がたまったとき、アルコールを飲み過ぎたときなどにまぶたやほおの筋肉がピクピクとひきつるチックという症状が出ることがあります。

これは、疲労やアルコール摂取でマグネシウムが使われ、体内にマグネシウムが不足した際に起こります。マグネシウム不足によってさらに血管筋けいれんが起こると、狭心症や心筋梗塞を引き起こすこともあります。実際、マグネシウムに比べてカルシウムの摂取量が多いほど、虚血性心疾患による死亡率が高いことも報告されています。

慢性的なマグネシウム不足が続き、さらにストレス、運動不足、睡眠不足でマグネシウムが消耗されると動脈硬化や心臓に異常がなくても心臓発作が起こりやすくなります。

糖尿病には欠かせない

マグネシウムはビタミンB群と一緒に糖分や脂質の代謝やたんぱく質、DNA的にストレス太りしやすいお合成に重要な役割を担っています。

マグネシウムは、インスリンの分泌を促し、血糖の運搬を助けるので、糖尿病の人には欠かせません。糖尿病の人がマグネシウム不足だと、症状が悪化する可能性があるのです。マグネシウム不足→インスリンの分泌低下→インスリンに対する感受性が低下→高脂血症、高血圧、動脈硬化になりやすくなります。

カルシウム不足の症状

  • うつ
  • イライラ、怒りっぽくなる
  • 緊張
  • 興奮しやすい
  • 不眠
  • 記憶障害
  • こむらがえり

マグネシウム不足の症状

  • 疲労
  • 短気
  • 食欲不振
  • 吐き気・嘔吐
  • めまい
  • 神経質
  • 筋肉や舌のけいれんや震え
  • 不整脈
  • 動悸

また、マグネシウムは、一部の片頭痛にも有効です。マグネシウムが欠乏すると、首の自律神経伝達物質と血管、筋肉に影響すると考えられています。マグネシウムを摂ると血小板の結合傾向が解消され、片頭痛が緩和する可能性もあります。
片頭痛の原因はこちらです

ストレスで失われるマグネシウム

ストレスで最も失われやすいミネラルがマグネシウムです。ストレスが強いと声が震えたり、筋肉がひきつってしまったりします。これは、マグネシウムを急速に消耗している証拠です。体は、ストレスに対する防御反応としてノルアドレナリンというホルモンを分泌して、血管を拡張し、全身に血液を運搬します。ストレスや緊張で心臓がどきどきするのはノルアドレナリンが分泌されているのが原因ですが、このときはかなりの量のマグネシウムが消耗されます。

また、ストレスが蓄積されると、副腎がダメージを受けます。副腎機能を助ける大切な栄養素は、ビタミンC、ビタミンB6、亜鉛、パントテン酸、マグネシウムですが、ストレスを感じているときにこれらの栄養素が不足していることが確認されています。意外に盲点なのが亜鉛とマグネシウムです。

特に女性などは、PMSにもマグネシウムが有効です。そしておすすめなのが「にがり」です。

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