塩分と水分の摂り方のコツ

塩分不足は即、疲れにつながる

塩分のとりすぎは身体に良くないというのは、たしかに的をえた指摘です。塩はナトリウムによって交感神経を刺激することから、過剰な摂取は血管の収縮を促し、血圧を上げることになるからです。

その摂取量も1日10グラム以下が目安とされるなど、これまでの日本では、塩分摂取による健康への害が非常に大きく問題視されてきたわけです。

ところが今、塩を悪者にしてきた結果、多くの人、特に若い世代の人々が脱力感に悩んでいるという事実をご存知でしょうか。疲れやすい、むくみがある。これらはすべて塩分不足が招く弊害なのです。たしかに日本人全体で見るならば塩分のとりすぎということはいえるでしょうが、実際には世代間で塩分の摂取量にはずいぶん差があるように思えます。

特に今の若い世代の人たちは、食生活の変化から、みそや醤油などが使われた食べ物を口にしなくなり、圧倒的な塩分摂取不足が逆に問題となっているのです。
いかがでしょう? みなさんのお宅の朝食にはパンとコーヒーが並び、これまで日本の食卓のレギュラーポジションを獲得していたみそ汁、漬物などはすっかり姿を消しているといったことはありませんか?

今の若い人たちに見られる、元気がない、活力が感じられない、集中力が不足しているといったことの一因は、食習慣の変化にともなう塩分摂取の不足によるものと考えて間違いありません。

ある大学教授が面白い実験をしました。学生たちが居眠りばかりして午前中の授業がなかなか成立しない。そこでその先生は、授業が始まる前にコップ1杯の塩水を学生たちに飲ませたというのです。すると学生たちは皆、居眠りをしなくなって万事順調に授業ができるようになったという。これは実にうなずけます。

また、その先生が飲ませた塩が正解でした。使ったのは粗製塩で、この粗製塩には副交感神経を刺激するナトリウムのほかに、ミネラル類がバランスよく含まれているのです。

ともあれ、ラーメンの汁を飲みほしてしまうほどの必要はないにしろ、最近の食生活においてはあまりにも塩分摂取が不足しがちです。

身体が欲しているなと感じたときは、あまり神経質になりすぎず、塩分をとるようにしたいものです。たとえば肉を食べるにしても、塩気のない肉には魅力を感じられないものです。

これは肉自体はカリウムが多いため、塩コショウをしないと味が希薄になるためです。カリウムというのは細胞内のミネラルのことです。

私たちの身体の中では、細胞自体はナトリウムを細胞外に出して、体液中のカリウムを細胞内に吸収し、電位差をつくるわけです。そのおかげで細胞膜がプラスに帯電することによって、赤血球同士が反発して、血液がサラサラになるのです。

「血液サラサラ」は医学的にも意味がある

余談ですが、この血液サラサラに関しては、医療関係者は案外軽視する傾向にありますが、私はそうは思いません。細胞ひとつひとつの活力がなくなって、ナトリウムを排泄する力が弱まると、赤血球がくつついて血流が悪くなるので、「血液サラサラ」というのは医学的に見ても非常に意味のあることだと思います。

塩気のない野菜や肉というのは実に昧に締まりがないもので、食欲自体を刺激しません。味付けの基本は塩味であり、調味料のナンバーワンは塩です。人間の身体が活力のために求めている場合は、程度をわきまえて摂取すべきなのです。

さて、塩分が悪者になる一方で、健康にいいとされるものが、水の摂取です。よく「水をたくさん飲め」と言われますが、たしかにたくさん水を飲めば尿もたくさん出て、老廃物の排出につながることは事実です。

とはいえ、これにも限度があります。必要以上に飲めばトイレが近くなりすぎて日常生活に悪影響を及ぼすこととなります。これについてもまた、実験をしており、1日9リットルもの水を飲んだわけです。すると、1日のうちほとんどがトイレに行くことで時間を費やすことになってしまった。

ほかの仕事は一切できないし、乗り物にも乗れない。なにしろ15分にl度はトイレに駆け込まなくてはならないという状態に陥ってしまったわけです。

身体は耐えられても、正常な日常生活が送れなくなつたということです。つまり、どれだけ身体にいいとされているものでも、限度を越せば何らかの破綻が起きるということです。逆に、これまで身体によろしくないと見なされていた食べ物でも、過剰な不足は身体に悪影響を及ぼす危険性があるということです。とり方ととる量を考えて、バランスのいい食生活を送ることが肝心なのです。
ちなみに毎日摂る水は「活泉水」がおすすめです。

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