同じ年齢でも、免疫力は生活習慣によって変わる

ストレスの多い人の免疫力

私たちの生活は、実に多くの病原菌や悪性のウィルスに囲まれています。たとえば、電車で風邪をひいた人と偶然乗り合わせたとしましょう。
すると閉ざされた空間の中はたちまち風邪のウィルスで充満します。こうした悪環境の中にあって、風邪のウィルスから身体を守ってくれるもの、それが免疫力です。免疫力とは、あらゆる生き物にあらかじめ備わった「生体防衛システム」ということができます。
人間はいくつかの病原菌にさらされても、この生体防衛システムがしっかりしていれば簡単に病気にはなりません。同じ電車に乗り合わせた人でも、すぐに風邪がうつってしまう人とうつらない人がいますが、これはまさに免疫力が正しく作用しているかいないかの違いなわけです。

しかしどんな人でも、体力が低下すれば防衛システムである免疫の機能が下がります。現在、生活習慣病といわれるガン、脳卒中、心筋梗塞といった病気も、免疫力が低下したことによるものと考えていいでしょう。

また、現代は「ストレス社会」などといわれ、ストレスが免疫力を下げることが大きな問題となっています。では、ここでストレスと免疫力の関係をくわしく説明しましょう。

人間の身体は自律神経によって、交感神経と副交感神経のバランスが保たれています。自律神経は、自分の意思とはまったく無関係に、そのときの状況に応じになて体内の環境を整える役割を担っています。

私たちが意識せずとも心臓が動き、呼吸をするというのも、自律神経の働きによるものです。この交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで、睡眠や消化、体温の調節や血液の流れなどの恒常性が維持されるのです。

交感神経が優位に働いている場合は、身体も神経も緊張状態にあり、血糖値が上がります。それに比例して体温も上がります。いっぽう、副交感神経が優位に働いている場合は、心身ともにのんびりしており、体温は低く、食欲や睡眠の欲求が高くなる状態にあります。つまり交感神経優位のときは興奮している状態、副交感神経が優位のときはリラックスしている42状態ということができるでしょう。

身体を正常な状態に保とうとする恒常性のバランスは、この交感神経と副交感神経のスムーズな切り替えが順調に行なわれ、維持されることによって保たれているのです。そして、そのバランスをくずすものがストレスです。ストレスがかかった状態というのは、いずれかの一方に極端に傾きます。

そして一番最初にストレスとぶつかるのが交感神経です。つまりストレスを受けると交感神経優位の状態となり、血圧が上がり、動悸がし、食欲がなくなります。この傾きが長期間続くと、免疫力が正しく作用しなくなり、粘膜や組織に障害を抱えることになって、ゆくゆくは病気を発生します。

心と身体を守る3つの方法

では、免疫力を低下させるストレスを防ぎ、若々しく健康でいられる方法はというと、非常に簡単なことですが、よく眠る、リラックスする、そしてよく笑う。

この3つの生活習慣を維持させることです。たしかに言葉にしてしまえばあっけないものに思えますが、実はこの3つを実するというのはなかなか簡単なことではありません。

たとえば、「夜の10時にはベッドに入って、朝の6時には起床しましょう。そして軽い運動をして、朝食はゆっくりと時間をかけて食べましょう。お休みの日には豊かな自然に囲まれた場所に出かけて、好きな人と好きなことをして、笑いながらのんびり過ごしましょう」と言われて、はたしてどれくらいの人が実さと行できるでしょうか。

小さな子供を諭すならまだしも、働き盛りの年代の人々はこれらのこととは正反対の生活習慣を持っているわけで、それが現代なのです。

そしてその現代に無理をして順応することが免疫力を低下させ、病気を育んでいる原因なのです。たしかに、10時に寝て、朝はゆっくり食事をとるというのは免疫学的にいえば理想的な生活に違いありません。

とはいえ、それらをすべて実現しようと思うのはあまりにも現実的ではありません。ただ、この中から自分にもできることが、誰にでも1つや2つは必ずあるはずです。

「免疫力は生活習慣によって変わる」ということを、いつも頭に置きながら、自分に合ったリラックス方法を見つけ、ストレスを軽くしていくことが健康への近道だと思います。
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